深夜特急ネタが意外に好評だったので。
「一番好きな国はどこですか?」と聞かれることは多いが、「一番嫌いな国はどこですか?」と聞かれることは少ない。
インドなんて大嫌いだ!
インドというのは不思議なもので、大嫌いという人と大好きという人の両極端にわかれる。あたしゃ前者。
はじめてデリーの空港におりたったとき、深夜だというのに、人人人、、、、客引きというよりポン引き。タクシーの運転手、両替所の職員にいたるまで、全員が自分を騙そうとしているのが手に取るようにわかる。
ダウンタウンに移動するまでも一苦労。
「おーけーおーけー のーぷろぶれむ」
と言いながら、どこに連れて行かれるかわかったもんじゃない。
とにかくすべてが戦い。
ホテルのスタッフだって信用できない。
一瞬でも気を抜いたら酷い目にあう。
最近流行りの草食系男子君だったら、泣いて日本に帰ってくるか、ホテルの部屋から一歩も出れないに違いない。ミルクでも飲んでなさい。
インドを去るとき、
二度とくるかボケ!
と離陸する飛行機の中でつぶやいた。
いろんな国に行ったが、インドのカルチャーショックが一番大きかった。
今でも残るカースト制は言葉や文章ではなく、体験として感じ取って欲しい。
で、そんな大嫌いなインドだが、IT業界のアウトソーシング先ということもあり、仕事で何度も行く羽目になった。
仕事で行くと(こっちはお客様なので)、丁寧に扱ってくれるのだが、契約の現場、仕事の現場では考え方の違いがあり、1日で1週間分のエネルギーを消費する。
あぁ。やっぱり。インドはインドだ。
プライベートで行っても、仕事で行っても、戦い続けないといけない国なのね、、、、
たま~に、インドに行きたくなる。
デリーの空港におりたつと、「やっぱり来なきゃよかった、、、」と後悔し、帰りの飛行機では、
二度と来るかボケ!
と悪態つくのであった。
カルチャーショックを体験したい人におすすめの国。
安宿に泊まり、牛の糞をよけながら街中を散策してみましょう。
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