Cordillera Green Network インターン体験記

フィリピン・ルソン島北部のバギオを本拠地に、山岳地方(コーディリエラ地方)で活動する現地法人の環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(Cordillera Green Network:CGN)」の日本人インターンによるブログです。お問い合わせはcordigreen(a)gmail.com
まで。

コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(Cordillera Green Network:CGN)は、
フィリピンのルソン島北部のコーディリエラといわれる山岳地方の中心、
バギオ市に拠点を置く、現地法人の環境NGOです。
Webサイトはこちら

コーディリエラ(Cordillera)地方は、ルソン島の北部の標高1,500メートル級の山々が連なる山岳地方です。6つの州からなり、総面積は18,249平方km、フィリピン全土の7%にあたります。金をはじめとした鉱山、深い森林など、豊かな自然資源に恵まれていますが、険しい山々に阻まれ、未だ、道路の通っていない村、電気のない村も数多くあります。山間部の村々に暮らすのは、カリンガ族、イフガオ族、カンカナイ族、ボントク族、イバロイ族、イスネグ族などの先住民族たちです。

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はじめまして。
今月から12月頃まで、CGNのインターン&ゲストハウスTALAのスタッフとしてお世話になる亜依です。

私は現在大学生で、本来4回生である一年間を休学してフィリピンに来ています。
シサム工房さんの珈琲をきっかけにCGNの活動を知り、フェアトレード事業に関心があったこともあり、インターンに応募することにしました。


さて、17日の22:00頃にゲストハウスに到着し、翌日から2日間に渡りコーヒーセミナーがあるということで、なんと朝の7:00に出発とのこと・・・・ハードスケジュールです。しかし、農家さんたちも集まり、実際にコーヒー農園を見て回ることができるということで、貴重な機会のよう。
右も左もわかっていないような私を、まりこさんは快く誘ってくださいました。
とりあえず、ついて行きました。


CGNのコーヒーは有機栽培で作られていて、化学肥料・農薬を使わないための工夫が凝らされています。
手づくりの木酢
ミミズの堆肥


こちらは、パッションフルーツの花。初めて見ましたが、とっても綺麗でした。
パッションフルーツの花



このように、CGNのコーヒー農園では、コーヒーの木以外にも、パイナップルや里芋、バナナなど様々な種の作物が育っています。コーヒー豆は年に1度しか収穫できないため、その時期以外の収入源となる換金作物として、さらには生物の多様性を保つという意味でも重要な役割を果たしています。

最近、日本でも「オーガニック」という言葉をよく耳にするようになりました。
流行??・・・でしょうか。
オシャレなカフェやお店で取り扱いっているイメージだったんですが、私たちの元に届くまでには、農家さんたちの並々ならぬ苦労と努力があるのだと思いました。



それでは、今回はこのへんで。
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 みなさま、お久しぶりです。1月中旬から2月末までインターンとしてお世話になりました、山邉温子です。自己紹介以来、こちらのブログに何も投稿することができないままでしたが、最後にインターンの経験について振り返らせていただいきたいと思います。今後、CGNでのインターンを考えている方の何か参考になれば幸いです。

 1ヶ月半のCGNでのインターンシップは、とにかくあっという間に終わったという一言に尽きます。それほど1ヶ月半という期間は短く、慌ただしく過ぎ去って行きました。そして、そんな短い期間にもかかわらず、たくさんの経験や学びを得ることができました。全てはとても書ききれませんので、要点を絞って紹介したいと思います。

 私が主に関わった事業は、持続可能な農業に関するものとスタディツアーやワークショップに関わるものの2つです。

 まず、持続可能な農業に関わる事業についてです。私は、栃木県にある学校法人アジア学院の卒業生であり、その海外研修プログラムの一環としてCGNでインターンの機会をいただきました。アジア学院は、有機農業を基本とし農村指導者を養成する学校であるということもあり、私の主な関心は、「どのように農村地域の人々に持続可能な農業を普及させていくことができるのか」というものでした。事前に代表の反町さんにこの希望をお伝えしていたこともあり、農業に関連する事業によく関わらせていただくことができました。具体的には、カダクラン村の自然農法を行っている農家さんでのホームステイや、コーヒー事業地の視察や買い付けの同行などです。自然農法を実践する先進的な農家さんや、農薬を使用せざるを得なかったり、水不足に困ったりと様々な問題を抱える農家さんにお会いすることができ、農業の現状を幅広く知る機会を多くいただくことができました。


自然農法を実践しているアシュレイ・ラマトンさんです。彼の農場に10日間ほどホームステイをしつつ、自然農法のことやコーヒー栽培の勉強をしました。この時のホームステイの様子は、インターンの美里ちゃんが既に投稿してくれています。


CGN事務所のあるバギオ近郊で有機農業を実践しているロジェール・マルサンさん。CGNの事業と直接関わりはありませんが、CGNスタッフや他のインターンと一緒に見学に行きました。

 次に、スタディツアーやワークショップへの参加です。特に2月は日本からのツアー参加が多い時期のようで、鉱山開発やコーヒー事業地、養蜂センターなどの見学、棚田で有名な村でのホームステイプログラムの打ち合わせ、高校生対象演劇ワークショップの通訳などなど、まさに多岐にわたるツアーやワークショップに参加することができました。これらツアーの参加は、私がフィリピン国内の実情を学べるということに加え、通訳のお手伝いやツアー用冊子の作成等もさせていただく良い機会となりました。

コーヒー農場ツアー
事業地であるコーヒー農園へのツアーです。ツアー参加者がCGN代表の反町さんのお話を熱心に聞いています。ツアーの付き添いのお手伝いをしつつも、農場について学ぶことができました。


演劇ワークショップの様子です。フィリピンの高校生対象に日本人演出家の方がワークショップを行いました。演劇には全く通じていない私でしたが、通訳として参加。まったくの新しい世界に驚きつつ、高校生たちの演技が変化していく様子を楽しく感じることができました。

 これらの事業への関わりの中から、インターン生として感じたことについてお伝えしたいと思います。

 まず、役立ったことはわずかながらの語学力です。私は、インターン直前まで、アジア学院にて様々な国の人々と一緒に英語を使って生活をしてきました。その際に身につけた、日常会話レベルでの日英通訳の経験がCGNで役立つことが多くありました。CGNは日本との関わりが強いNGOのため、訪れてくる日本人がたくさんいらっしゃいます。その時に簡単な日常会話の橋渡しができるだけでも、喜んでくれる人は多くいることに気づきました。

 しかし、フィリピンの方々だけのコミュニティとなると事情は異なります。その場合は、英語よりも現地の言葉の方がずっと役に立つのではないかと感じました。その場合に必要なことは、語学力というよりも相手の文化をもっと知りたい、理解したいという純粋な好奇心です。フィリピンはどこにいっても英語が使える国ですが、やはり村の人々とコミュニケーションをとる際には、現地の言葉を覚えたり、関心を持ったりすることで打ち解けやすくなるという印象を持ちました。ところが、この現地の言葉を覚えるのがなかなか難しく、結局私は話しやすい英語に頼ってしまったように思います。村ごとに異なる言語が使われていることもあり、それらを習得するのはとても難しいことですが、彼らの言葉に関心を寄せるという態度が大切だと感じました。

 また、CGNでのインターンはもともと持っている知識や経験を大いに発揮できる環境であると感じました。特定の技術が何かあれば、それらを共有できるように事前に準備されておくと良いかもしれません。私の場合は、農村開発について学んでいたため、持続可能な農業に関するプレゼンテーションを地域の方にさせていただきました。しかし、事前に十分な準備も出来ておらず、うまく伝えることができなかったと反省しています。現地の事情は、実際にインターンを始めてみないとわからないこともありますが、自分が持っているスキルや経験を人々と共有しようという心構えやちょっとした準備をしておいても損はないかと思います。(難しいものではなく、歌や踊り、絵を描く、子どもと遊ぶなども大いに役立ちます!もちろん、専門的な農業、芸術、教育の経験なども大活躍です。)


こちらがプレゼンテーションを行った村の方々です。発表したテーマは「複合型農業について」。拙い英語でも一生懸命聞いてくれました。

 最後に、健康管理はとても大切だと感じました。私が滞在した1月、2月はバギオでも寒い時期であり防寒が必須でした。また、CGNの事業の特性上、事務所のあるバギオからバスやジプニーで移動することが多くあります。だんだん慣れてくるものですが、やはり移動後の疲れはどっと出てしまうことも…。そうやって疲労が溜まると、人間弱気にもなりますので、疲れた時は思い切って休むことをお勧めします。ただ、私の場合は休みすぎて、あまりバギオという町を楽しむことが出来ませんでした。それは仕方ないことですが、また別の機会に観光できればと思います。インターンをしつつ、町の雰囲気や人々との交流をもっと楽しみたい場合は、少し長めに滞在すると良いかもしれません。

 以上、私が感じたことを少しばかり述べさせていただきました。代表の反町さんを始め、スタッフ、ボランティア、他のインターン生など関わっている方々は本当に良い人ばかりです。短い滞在にも関わらず、私の関心に応じてスケジュールを組んでいただいたり、たくさんのことを教えていただき、さらには生活面の心配もして頂いたり、本当に感謝でいっぱいです。フィリピンならではの人々の明るさ、前向きさを楽しみつつ、たくさんのことを学べる場です。インターンとして長期滞在するのも、スタディツアーを利用して短期滞在もおすすめですので、是非一度、訪れてみてください。
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みさとです!

1月中旬から末にかけて、バギオから12時間の道のりを経て、
マウンテン州バーリグ町、カダクラン村のチュパック集落というところに行ってきました。


(写真:カダクランの風景)


訪ねた先はここでアグロフォレストリーをはじめて5年のアシュレイ・ラマトンさん。
アシュレイさんはこの地でコーヒーとお米を主に栽培して生活されています。

アシュレイさんのお子さんは四人とも外に出ていて、現在は奥さんと二人暮らし。とても研究熱心で優れた観察眼をお持ちのアシュレイさんは、ご自分の農園での経験や実験を通して発見したコーヒーの植林方法や剪定のタイミング、コーヒーと一緒に植えると良い植物などを私たちに教えてくださいました。また、何年にどの種類のコーヒーを植えたか、どれだけのコーヒー豆が収穫できたかなど細かく記録されており、今まで会ってきた農家さんとはまた違った方法でコーヒーを栽培し、販売するその姿に終始感心しっぱなしでした。


(写真:アシュレイさんと農園の様子)


滞在中にはカダクラン小学校、ルナス小学校、カレオ小学校の3校に訪問しました。
これら小学校は2014年11月にCGNが行った環境教育ワークショップの会場に使わせていただいた学校で、
ワークショップには各校の生徒さんに参加していただきました。

今回はそのときの様子を収めたムービー・写真を、当時参加していただいた生徒さんや先生方に見ていただくために訪問しました。約1年前のことを思い出しながら画面をじっと見つめる子供たち。友だちが画面に映ると笑いが起こり、とても和やかな上映会になりました。

私は当時のワークショップに参加しておらず、子供たちがどのような体験をしたのか、ムービーや写真からしか伺うことはできませんでしたが、実際に現地に赴き、参加した子供たちに会うことで、まるで自分も当時その場にいたような気持ちになりました。たった15分ほどの上映会でしたがそれでもすごく喜んでいただけて、イベント後のフィードバックの重要性を改めて感じました。


(写真:ムービーを観る子供たち)


そんな学校からの帰り道、ふと目に入った棚田を見ながらアシュレイさんが教えてくださったのは現在カダクラン村にある棚田の世話をする人がだんだん少なくなっていっているという問題でした。

現在は整地の段階にあるカダクランからボントックという都市までを結ぶ道ができてから、若い人がどんどん町に仕事を求めて出ていってしまい、そのまま村には戻らず町で新しい生活を始めてしまうのだとか。それには大学がこの地域にないことも関係しているのだろうと思いました。小学校から高校まではあっても、そのあとの進路を考えたとき、村の外にでるほかありません。ましてや日本のように各家庭に子供が一人や二人だけではないフィリピン家族。他の妹弟の教育費を賄うために都市で働き、なんとか家族にお金を入れようとする若者がたくさんいます。

さらに、アシュレイさんはこう言います。
「たとえ仕事がなくても若い人はみんな町に出てしまう。棚田も世話をする人がいなくて荒れていくばかり。サアヤン(もったいない)…」

確かにいくつかの棚田は水が枯れ、近くには森が広がっていました。
こんな自然豊かで植物にとっては楽園のような所なのに、なんともったいないことでしょうか。


(写真:棚田の風景)



道ができたことで物資も手に入り、生活はより豊かになりましたが、その反面で人々は町へでていくようになり、豊かであったはずの村からはだんだん活気がなくなっていくという現在の状況…道ができることについて深く考える機会となりました。

ある夜にはタポイと呼ばれるお米でできた自家製のワインをみんなで飲みながらアシュレイさんの農園の話、コーヒーの話などをし、農作業がない日には近くへ滝を見に行くなど、普段の都市での生活とはまた違った時間の過ごし方を体験することができました。


(写真:自家製のタポイ)


そして、なんと偶然にも滞在中に結婚式に参加させていただける機会がありました。山道を1時間ほど歩いて行ったカダクランと隣町のちょうど境界になっているあたりの民家が式場。雨にも関わらず朝からすでに多くの人で賑わっていました。
突然ゴングの音が聞こえ、何が始まるのかと思えば円をつくり踊り出す人たち。コーディリエラ地方伝統の踊り、人々はイーゲルダンスと呼ぶそうです。男性と女性とでそれぞれパートが異なるようで、しばらく観察するように見ていると「彼らに続きなさい」とアシュレイさん。そんな無茶な、と思いながらも前の人に続き、ぎこちないながらも踊りに加わりました。すごく形式的な踊りなのかと思えば実際踊ってみると違うようで、基本の形を守りながらも皆さん自由に自分流の動きを披露していらっしゃいました。

その後、せっかくだからと日本人を代表して歌を披露。曲はフィリピンでも「スキヤキソング」の名で有名な「上を向いて歩こう」。辛いことがあっても二人で上を向いて歩いて行ってください、と結婚式風の紹介をし、温かい拍手をいただきました。



(写真:イーゲルダンスを披露する人々)



また、感動したことといえばご飯の美味しさ。アシュレイさんの奥さん、エヴィリンさんはとってもお料理が上手で、農園で採れたオーガニック野菜のおいしさを最大限に活かしたお料理を次々と作ってくださいました。「毎回同じような料理だけど…」と申し訳なさそうなエヴィリンさん。とんでもない、とても美味しいお料理をありがとうございました。

2週間ほどの滞在、アシュレイさんや奥さんのエヴィリンさん、そしてご近所の皆さまから温かく迎えられ、本当にあっという間で充実した毎日を送ることができました。

一緒に滞在していたインターンの二人にもたくさん助けられ、町から離れた土地で互いに助け合いながら暮らすことの大切さを改めて実感しました。

帰国まで残り1ヶ月、ここでの学びを胸にがんばります!


(写真:ラマトンご夫妻と一緒に)



みさと
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