ランニング中にすれ違った車に、「強姦されるぞ!」と叫ばれる | PERU day by day改めKansai day by day

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17年住んだペルーから帰国してスペイン語の全国通訳案内士デビューしました。インスタグラムシェアしながら、日常生活や日本の面白いところを紹介していきます。
趣味はランニングとペルーの国民舞踊、マリネラ・ノルテーニャ。

ランニング中にすれ違った車に、「強姦されるぞ!」と叫ばれる先週の日曜、タンボマチャイ遺跡まで往復20kmのランニング中、まだ走り始めて2kmくらい行ったあたりで、すれ違って走り去る車から
「強姦されるぞ!Te van a violar
と叫ぶ声が聞こえてきた。

一瞬、頭が真っ白になった。

今まで、ランニング中に、卑猥な言葉や人種差別、女性蔑視的な言葉は数々かけられて来たが、このような直接的な表現はまったく初めてで、かなり驚いた。

ただ、まだ街中だったのでたいした恐怖感はなかったが、これがまだ3km行った先のケンコー遺跡の少し上の林の中で起こっていたら、かなりヤバイことになっていたかもしれない。

スペイン語は主語がはっきり示されない。
Te van a violarとは、直訳すると「誰かがお前を強姦するぞ」 という子とになる。
しかしながら私は、
「俺がお前を強姦するぞ」
という意思を表すのだと理解した。

まったくペルーには教養レベルの低いセックスと酒にしか関心のない、欲求不満の人間が多い。

私はランニング中はロングパンツに長袖と決めて、肌を見せないのだが、その分、 体のラインはしっかり見えてしまうようで、過去に何度も変な言葉をかけられたことがあるし、通り過ぎる路線バスの料金徴収係兼客呼び込みが卑猥な手つきをするのも見たことがある。

ペルーでは婦女暴行事件はしょっちゅうで、警察に訴えないケースも多い。
(女性自身のトラウマの問題以上に、警察に言っても解決にならないとか、報復が怖いからという要因のほうが大きいと思う)。
父親が実の娘を、それも乳児の娘まで性器をいれる対象にしてしまうというニュースもよく聞く。それだけ、日本の感覚からいうと変な人間が多いのだ。
(日本だと変質者だろうが、ペルーでは・・どうだろう・・)

これもランニング途中にあったこと・・
クリストブランコ像から見晴らしのいい階段をおりて、サンブラス地区の展望台兼草サッカーコートに行こうとしたとき、展望台にさしかかる直前、草サッカーを観戦していたときに

「zapatonをもうひとつくれてやろうか」
という声が聞こえた。

zapatonというのは「大きな靴」という意味もあるが、ペルーでは大きな男性器を表すことが多い。

頭にきた私は、思わず手に持っていた水をひっかけてやり、展望台にいくこともなく、そのまま立ち去ろうとした。
すると、後ろから
「PUTA、PERRA!(娼婦、あばずれ女)」
と叫ぶ、女の声が聞こえてきた。

何があったのか知れないが、水をかけられてみっともないことになった男がおそらくは男の恋人(妻、内縁の妻、同居者、ETC)に「ランニング中の女が自分を誘惑した」ということにしたのだと想像した。

ただ、そのあとその女が子供がやるように、お尻ペンペンのポーズを見せたので、おかしくて、録画をしなかったことを今でも後悔しているのだが・・。

まったくひどい場所だ・・。

最近ではクリストブランコまでの展望階段は外国人観光客も結構通るのだけれど、このような変な男女がいるようなところは決して治安がよいとは思えないので、絶対に観光客・旅行者には通ることは勧めない。

私も二度と通るものかと誓った。

ペルーという国は女性がスポーツひとつするのも気苦労が絶えない国なのだ・・。

                           
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