鉄ヲタだった過去の記憶を忘却しつつある、管理人“tatsu_peng”

あまり他人には言ってませんが、実は中学時代“鉄道部”に所属していたという
ちょっぴり暗い過去(?)を持つ、tatsu_pengだったりしまして…。
あ、“バレーボール部”も兼部しておりましたので、鉄道部は実質的な幽霊部員
年に数度、日曜日に行く日帰りの“乗り鉄旅行”のみの参加、でしたが。

 旅行好きは、この頃からはじまったようで。w

ついでに、優歩クン(2歳5ヶ月)と駿クン(1歳7ヶ月)の年子ちゃん兄弟も、
大の電車好きな様子でして。
自宅近くには、東海道新幹線やJR草津線が走っているのですが、電車を見ると
例えグズっていたにしても、一瞬にしてテンションがあがります
もちろん、新幹線系の絵本や図鑑は、優駿コンビの愛読書(愛観書?w)で、
優歩クンなんかは、一部の特急の名前まで言えるようになりました。

 D.N.Aは裏切らない、ってこと、か。

ってことで、いまだに鉄道系には多大なる興味を示してしまうtatsu_pengは
優駿コンビのため、実物の新幹線を見学することに決定いたしました。
というわけで、旅行最終日は、朝から宿泊していたビジネスホテルの目の前にある
山口市“JR新山口駅”へと向かいます。


 カッパーレッド・ライトハウス-JR新山口駅


JR新山口駅の新幹線ホームには“入場券”を購入して入ります。

 わずか140円の投資で、新幹線が見られるっ。

入場券の本来の役割は、列車に乗る人をホームでお見送りするためのもの
かもしれませんが、当然ながら電車見学にも使用可能です。w

あらかじめ、JR新山口駅の新幹線時刻表をプリントアウトしてきたtatsu_peng。
久々の新幹線との対面に、付き添いであるはずのtatsu_pengの方がワクワクしつつ
新幹線ホームへと上がります。

さっそく“N700系 のぞみ”が到着しました。


     カッパーレッド・ライトハウス-N700系のぞみを見る


実際に運転中の新幹線を近くで見るのは初めての、優駿コンビです。
このあと、出発するN700系に手を振る優歩クン。
運転士さんも、優歩クンに手を振りかえしてくださいまして…。

 丁寧に、ありがとうございます。w

さて、いよいよこの日イチバン見たかった“500系”到着しました。


 カッパーレッド・ライトハウス-500系


ホント、いつ見てもホレボレとしちゃうオトコマエなスタイルです。

 カッコイイっす…。

あ、500系とは、1997年に営業運転が開始された、ニホンで初めて営業最高速度が
時速300kmに到達した新幹線
なんです。
しかしながら、製造費が高価である、等の理由から、順次後継の700系にスイッチ
されまして、現在ではJR西日本管内の各駅停車“こだま”のみの運用なんです。

 コストカットは大切ですけどね…どんな世界においても。

上り下り合計で1日20本ほどしか運行されてませんし、なかなか出会えないうえ
関西のJR新大阪駅までは、夕方に発着する3往復しか乗り入れておりませんで。

 このチャンス、逃しませぬ。

ってなわけで、この旅行で500系との再会を狙いました。
ホント、見られてよかったです。

この新幹線ホームから“C57型蒸気機関車”が、準備をしているのが見えます。


 カッパーレッド・ライトハウス-新幹線ホームからC57


そうなんです、tatsu_peng一行は、これからSL“やまぐち号”に乗るんです。

サービス業のtatsu_pengですので、やまぐち号が運行される土日祝日には
休みが取りづらいんですが、この日は幸運にも、5連休の最終日を土曜日に
することができまして…。

 このチャンス、逃しませぬ…このコトバも2度目ですが。

約20分前に入線する、とのことでしたので、その前に在来線ホームへと向かいます。
切符を持ってくれているのは、昨夜までの熱がウソのようにひいた駿クンです。
ちなみに、朝食もバッチリおにぎりを食べてくれました。w


 カッパーレッド・ライトハウス-元気になった駿クン


tatsu_pengは、約1ヶ月前、やまぐち号が予約受付開始となった時点で
JR草津駅のみどりの窓口にて、乗車券&指定席券を購入しておりまして。

座席指定の際にも、tatsu_pengの元(?)鉄ヲタっぶりを発揮します。
ボックス席(2人ずつ向かい合わせで座るタイプです。)ばかりのやまぐち号で、
tatsu_peng&嫁のために、あえて窓際2席の、A席とD席を予約いたしました。
ってのも、満席に近づかない限り、JRの窓口氏は座席指定をしない人に対して
通路側であるBとCの2席なんて指定しないだろう、との読みがありまして。

 早い者勝ちです、座席指定ってヤツは。

指定席がある乗り物には、原則ヒザ上ダッコで乗車するtatsu_pengのような
幼児連れは、いろいろと自らがラクをするための策を練らなきゃなりません。
もし、横の席に他の方が乗られなければ、幼児をヒザ上から開放できますし、
たとえ他のお客さんが通路側に座られても、堂々と窓際で景色を堪能できます。

 鉄ヲタの本領発揮、か。

この読み通り、tatsu_pengが座るボックス席通路側2席には、終点の津和野駅まで
どなたも座られることはありませんでした。
ま、G.W開けの土曜日ですし、指定席券にも相当余裕があったみたいですけど、ね。

いよいよホームに入ってきた、やまぐち号です。


 カッパーレッド・ライトハウス-やまぐち号・入線


貴婦人ともいわれる、美しいスタイルのC57型。
昭和12年に製造された、とのことですので、現在年齢75歳のおじいちゃん…
じゃなかった、おばあちゃんです。w
75年経った今でも、美しいスタイルをキープしてくれてます。

 500系とC57…時代の流れを感じます。

やまぐち号は、4両編成の客車内が、客車ごとに違った内装になっておりまして。
tatsu_pengが予約したのは、オリエント急行風の2号車 “欧風客車”です。

ちなみに、他には“昭和風客車”や“大正風客車”などがありましたが、写真で見る限り
ごくフツーっぽい印象を受けましたので、欧風客車をセレクト。
なお、この日はこの欧風客車が、最も混雑しておりました。

 やはり、イチバン人気、なんでしょうか…。

いよいよ動き出したやまぐち号。
蒸気機関車っぽいと表現すべきでしょうか、現在の電車と比較すると
かなりノンビリとした速度で走ってくれます。

やまぐち号はの最後方は“展望デッキ”となっておりまして。


 カッパーレッド・ライトハウス-やまぐち号・展望デッキにて


蒸気機関車ですし、もちろん、このデッキ部分には煙が流れてきます
この煙のニオイで、SLに乗ってるんだな、って実感が湧いてきますね。
あ、トンネル内を走行中は、煙がこもってヒドい状況になってましたが。w

 ま、これもSLならでは、か。

ほどよい揺れが心地よかったのでしょうか、駿クンはお昼寝しちゃいまして。


 カッパーレッド・ライトハウス-やまぐち号・駿クン昼寝中


右手の親指をしゃぶる、お馴染みのポーズで眠る駿クン、なんですが。

 そろそろ、指しゃぶりは止めさせたいっす…。

歯並びの悪さにもつながるようですし、ちょいと心配になるtatsu_pengです。

さて、約2時間で、終点の津和野駅に到着。
本来であれば、やまぐち号の折り返しで帰りたいところ、なのですが
旅行最終日につき、本日中に滋賀まで帰宅しなければなりません…。

ってことで、津和野での滞在は、わずか1時間ほどといたしました。

 津和野観光は、またの機会に…。

JR津和野駅付近を少しお散歩したあと、駅から徒歩で15分ほどのところにある
“美松食堂”さんへと向かいます。
津和野でランチを食したいところ、なんですが、そんな時間はありませんので
帰りの電車内で食す用に、美松食堂さんの名物である“いなり寿し”を購入します。

お値段は、1コ120円ナリ。
tatsu_pengは、10コ入り(1,200円)を2箱購入して帰りの“特急 おき”
車内で、パクパクと食します。


 カッパーレッド・ライトハウス-美松食堂・いなり寿し


ご覧のとおり、かなり黒っぽいいなり寿司です。
黒砂糖を使用されてるのか、と思いきや、フツーの砂糖を使われているそうで。
もうちょっと、アゲの油抜きを丁寧にしていただければ嬉しいな、ってのが
アッサリ系のいなり寿司を食べ慣れている関西人・tatsu_pengのホンネだったり。

 ちょい、コッテリ重たかったです…。

しかしながら、素朴な美味しさでtatsu_peng一行4人で20コをペロリと完食。w

さて、ここからはtatsu_pengが頑張る番、です。
JR新山口駅前からtatsu_pengが住む滋賀県の栗東市まで、高速道路を利用しての
走行距離は500km以上ありまして。

 旅を楽しんだあとには、苦労が待ってます…。

幼児連れでクルマを長距離移動しなきゃなりませんので、いつものように
休憩を多め&長めにとらなければなりませんで。
結局、tatsu_peng宅に到着できたのは、午後9時前。

帰宅後、自分へのお土産に購入してきた“チョロQ やまぐち号”をパチリと。


 カッパーレッド・ライトハウス-やまぐち号・チョロQ


子供たちにも遊ばせてあげよう、と思ったのですが、わずか2分で駿クンが
やまぐち号のヘッドマークを外してしまったので、没収いたしました。

 もっと、大切に扱ってよっ。

さて、これでこの旅は終了です。
今回は、駿クンがカゼをひく、というトラブルに見舞われてしまったのですが、
やはり幼児連れの旅行では、こんなことも想定しておかなければなりません。
大事に至らなかったことにホッとしつつも、今後の旅の教訓としないと…。

やはり大変ですね、子連れ旅行って。

 …でも、旅はヤメラレナイっ。w