いつもの会話

そこにはなんでもない会話しか存在しない


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過去記事:淀川みえ治

過去記事:淀川みえ治Ⅱ


 私が居間で本日放送のトランスフォーマーを見ていたら、妻が食卓に新聞紙を広げ、その上で筍の皮を剥き始めた。先日父がどこかから採ってきた筍だ。


妻「りゅう(私)ちゃんも剥いてよ。 いっぱいあるから。


私「うん。いいよ。


妻「ついでにテレビも替えない? 洋画って好きじゃないんだけど。


私「替えないよ。俺が見てたじゃん。


妻「・・・・・。


私「・・・・・。



 テレビを見ながら筍の皮を剥いてたら、妻が何度も喋りかけてきたが、映画に見入っていた私は空返事しかしていなかった。


 映画中の車が勝手に動くというシーンが出てきたところで初めてその映画に関する話題が妻の口から発せられた。



妻「これ…何の映画?


私「…うん。


妻「あ、タイムマシーンっぽいやつ?


私「・・・・・。


妻「アレみたいじゃない?アレ。


私「…どれ?


妻「タイムマシーン… ほら…


私「バックトゥザフューチャー?


妻「そうそう。


私「うん…。でも違うけどね。


妻「え!? じゃあ何なの?


私「トランスフォーマー。


妻「トラの巣ウーマン!? 車と関係ないじゃん。訳の分からん映画だなぁ。


私「トランスフォーマー!


妻「あ、トランスフォーマー?


私「そう。






妻「って 何? トランスフォーマーって。


私「車がロボットに変身するの。ま、実際はロボットが車に変身してんだけどね。


妻「ふ~ん。


私「・・・・・。


妻「未来に行く話?それとも過去?




 だから タイムマシーンじゃねぇって。


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