劇団青年座公演「砂塵のニケ」を観劇。
青年座劇場は老朽化による建て替えのため、これが最後の公演と思うと感慨深い。
てがみ座の長田育恵さんの書き下ろしによる母と娘の確執と絆、そして人間の生存理由を、繊細に描いた物語。
演出もキャストも、僕的には非の打ち所がないどストライク。
作品を要約して紹介するのは苦手なのでぐだぐだ書かないけど、そういえば昔僕がいた劇団で当時の代表がよく言ってた、観終わった後に爽やかな風が吹くような芝居が好きだっていう言葉を思い出す。
この作品のラストには、確かにエーゲ海のサモトラキ島の風が吹いていた。
公演は青年座劇場にて31日まで。