12月26日に金柑の甘露煮を煮てから、30日のお昼には宅配便でお世話になった方々に発送できる様、29日の夜まで、睡眠時間を削って作った今年のおせち。


元日の朝、実家ではお雑煮、おせち、日本酒が昔からの決まりでしたが、旦那があまり朝からたくさんん食べれない人なので、我家では朝はお雑煮のみ、おせちの蓋を開けるのは初晩御飯の食卓と決まっています。


昨日の大阪は珍しく雪。正月も平日もない現在の我家、いつも通り父のところへ行き、その後母のところを回って帰路につくと、雪がちらほら舞い始めました。夕方5時ごろ、犬ころの散歩にでかけようと外に出たら、なんと、5cmくらい積もっていた!(驚)


私らシアトルで雪道運転に慣れているから、これくらいの雪ならどうってことはないんやけど、正月早々事故を起こしたら、もう誰も父の世話をするものがいなくなると思い、病院行きは中止。看護師さんに電話し、代わりに夕飯を食べさせてもらうことにしました。


なもんで、ちと早めの時間から冷酒を開けて、おせちを摘むことになりました。2015年我家のおせちです!


1分刻みの時間との戦いで作ったおせち!(滝汗)集中して買い物に行く時間もなかったから、明日はこれを作ろうと思うものの材料を、前日病院からの帰り、スーパーでちょこちょこっと買って来て作る有様でした。


朝は早朝に起き、シャワーを浴びて身支度を整えたら、犬ころの散歩は旦那にまかせ、おせち作り開始。


調子よく料理を作っていても、11時には一旦中断。父に差し入れるものの準備をし、11時半、旦那と二人病院へ。


1時半ごろ戻って来て、おせち作り再開。4時半、再び中断。父への差し入れを準備し、5時過ぎ、またまた旦那と二人病院へと向かう。


戻ってきたら自分達の夕飯を準備し、食べ終わったらまたまたおせち作り。


どんだけ疲れていたのか、毎晩、おせち作りを終了し、電気カーペットの上に腰を下ろすと、化粧も取らず、そのまま明け方まで寝込んでしまう毎日でした。(笑)


それでも手抜きしなかったよん。かまぼこ以外は、全て私の手作りです!あえて手を抜いた点と言うと、毎年旦那が好きだから必ず作る鶏つくねの甘辛煮と、竜眼巻きを省き、その代わりに放置プレーで作れる味噌煮豚を加えたことです。


ところが旦那が生タラコを食べてみたいと言いだし、例年作ったことがないのにさぁ、昔母がおせちには必ず加えていた鯛の子の煮付け風に煮て加えたので、結果的に料理の数は同じになりました。


この母の鯛の子の煮付け風生タラコの煮付け、旦那がおせちの中で一番美味しいと大絶賛していました。(嬉)


甘めの結構たっぷりの煮汁を作り、グツグツ煮立って来たら火をグッと弱め、血管掃除をした生タラコをそっと煮汁の中に入れます。中心に空気穴を開けたリードキッチンペーパーを落し蓋代わりにし、更に鍋の蓋もして、10分くらい弱火で煮ます。


そのまま一晩鍋の中で冷まします。ペーパーも被せたまま。で、翌日、ペーパーを取り除き、生タラコのみ引き上げて、食べ易い大きさに切り分けます。


煮汁は強火にかけ、蓋をせずに半分以下になるまで煮詰めるのです。煮汁の濃度が少し濃くなってきたら、切り分けた生タラコを戻し、煮汁がほとんどなくなるまで煮からめたら出来上がり。


おせちに詰めるまではタッパーにタラコを入れて保存しておきますが、その時、タラコをタッパーに取り出し、残った煮汁は茶漉しで漉してタラコの上にかけておくんです。


そしたら、皮から飛び出した卵まみれのタラコにならないから、お重に詰めても見た目が綺麗。茶漉しに残った卵は、ご飯にかけて食べたら、これまた旨し!(爆)


しかしね、今年はフルのおせちを2軒に差し上げ、ハーフサイズをご近所さんに上げようとしたり、おまけにお重が例年より大きかったこともあって、二の重の料理が足りなくて、隙間を埋めるのが大変だった!(滝汗)なんとか味噌煮豚と金柑の甘露煮でごまかしたけど...(汗)


お酒は12月2日の旦那の誕生日に贈った男山。おせちを食べながら飲むんだと言って、昨日まで旦那は飲まずに我慢してたの。


冷たく冷えた男山を、私がクリスマスにプレゼントした冷酒サーバーに入れて、サーバーとおそろいのグラスに注ぎ、グビグビ飲みながらおせちをつまみました。


父のところに行く時間を気にしながらの調理だったから、黒豆はちょっと硬いし、味は濃口の私には珍しく、相対的にどれも薄口だったのが残念だった。まぁ、酒のおつまみにはこの程度でええかもだけど...


しかし、何はともあれ、今年もなんとか手作りのおせちで、健康にお正月が迎えられたことが、何よりの幸せと感謝しながらいただきました。


今年の年末、私らが夢に描く通りのカフェが実在していたら、年末、“おせち料理教室”なんてのをカフェのスタジオで開講し、3、4日のインテンシブコースで、最終日、受講者にこれと同じおせちを持って帰ってもらえたら嬉しいなぁ。

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