4週間前突然日本に帰ることになったでしょう。その間に日が経ってしまった卵や野菜(じゃがいもやたまねぎ)を使い切るのに、今、結構苦労しとります。(苦笑)


おとといはその卵や野菜を使って、旦那から作り方を教わったオムレツを晩御飯の献立にしました。でもね、旦那にの作り方だと、使う油の量がオリーブオイルとは言え半端なく多いので、普段は躊躇してしまいめったに作らないんです。


それをちょいと頭をひねり、すくない油で同様に美味しく作る方法を考えてみたワン。正直言って、私が思いついた作り方の方が、元々旦那に教わった作り方より、自然な甘みと芳ばしさが効いていて美味しかった!


油控えめトルティージ(スペインオムレツ)

和・美・Savvy Cooking

自分を育ててくれた親の看病や手伝いをしておきながら、こんなことを言ったら罰が当たるかもしれんのですが、アメリカに戻りホッと一段落するとどどっと疲れが出、私は今半端じゃなく疲れとります。


一度20時間くらい寝だめしたいのだけど、シーちゃんとベイ坊の世話があるからそれもちょっと難しい。なもんでなかなか4週間の疲れが取れず、今日なんか疲れ風邪ってのだろうか、体が熱っぽかったりする。


だから今日のブログは手短に料理のことだけ書いて、仕事中の旦那には申し訳ないけれど、2、3時間昼寝をさせてもらおうと思っていました。


ところが、すごい嬉しいニュースが今朝日本から届き、どうしてもそれをブログに書きとめておきたいものだから、今日もまた、いつも通り書き始めから本題を脱線してしまいます。(滝汗)


主治医から、もう歩けないと覚悟しておいてくださいと宣告されていた母。その原因は脳出血ではなく、85歳という高齢で1ヶ月も寝たきりになると、筋肉の衰えで歩けなくなると言われていました。ところが...


なんと、歩き出したそうです!しかも、リハビリの先生が杖を差し出すと、そんなもん不要と言って、自力でしっかり歩いているらしいのです。これには本当、驚かされました!


魚や野菜の方が健康的ではあっても、やっぱ肉を主に食べている老人は、たくましいわ!(爆)


自分の力で歩いてトイレに行け、寝返りが出来さえすれば自宅に帰れる!家事や料理ってのは私がどないにでもしてやるから、兎に角、65年連れ添った父と、離れることなく一緒に暮らさせてやりたい。


母は元気な時には、日に30分から1時間は必ず歩いていた人。医者になんと言われても心の中で私は、平均的85歳とは違うんや!きっと歩けるようになる!こればかりを願っていたし、信じてもいました。


その私の思いと、ブログやフェイスブックを通じ、母のことを心から心配してくださった皆様の温かいお気持ちが天に届き、奇跡が起きたんです!神仏と皆様に、改めて心から御礼申し上げます。ありがとうございました。


なんとか1日も早く自宅に帰れるよう、このまま順調に快復してほしいものです。


さて、ここからはお料理のお話です。


旦那から教わったトルティージャエスパニョーラの作り方は、以前にブログで紹介したことがあります。(その時の記事は こちら から...)


ただその作り方だと、じゃがいもとたまねぎを素揚げって言うか、湯の代わりにたっぷりのオリーブオイルでボイルするようにするため、いくらオリーブオイルとは言え量の多さに、ちょっと躊躇してしまう。(汗)


そこで考えたのが、さっと茹でてでんぷん分を取り除いたじゃがいもとたまねぎを、素揚げする代わりに少量のオリーブオイルでオーブンローストすること。にんにくも加えてローストすれば、自然な甘みと芳ばしさは素揚げした時よりも増します。


古くなった卵やじゃがいも、たまねぎを食べ切るのが目的なので、いつものスペインオムレツより分量を倍に増やし、分厚い食べ応えのあるものにしてみましたよ。


<材料 メイン料理として2~3人分>

じゃがいも...500g強
たまねぎ、縦、横にそれぞれ2等分し薄くスライスする...大1個
にんにく、薄切り...2かけ
オリーブオイル...大さじ2~2.5+焼く時にフライパンに引く分適宜
卵...4個
塩ブラックペッパー...適宜


<作り方>

1.じゃがいもは皮を剥き1cm程度の角切りにする。流水でぬめりを取り除き、鍋に入れ、水を張って火にかける。ぐつぐつ沸騰しかけたら即火から下ろし、ざるに空け完全に水切りする。少し冷めたらパーパーでパッティングドライ。

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2.オーブントレーに1、たまねぎ、にんにくを入れ、オリーブオイルを加えてスプーンでよく混ぜ合わせる。全体に万遍なくオイルをコーティングしたら、200度で余熱を済ませたオーブンで25分焼く。途中1、2回オーブンから取り出しスプーンで混ぜて上下を返す。

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3.ボウルに卵を入れ溶きほぐす。人肌に冷めた2を加え、塩、ブラックペッパーで味を調えながらスプーンでよく混ぜ合わせる。

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4.フライパンにオリーブオイル熱し3を流し入れる。焼き目がつき、表面が少し乾いてきたら、フライパンの直径より大きな皿もしくは蓋に、オムレツの上下を返しながら移動させる。

5.4のオムレツをフライパンにスライドバックさせ、もう一方の面にも焼き目をつける。

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一番簡単なのは大小多少大きさの違うフライパンがあれば、小さい方で焼いたのを大きい方に上下返しながら移動させれば良いのだけど、フライパンを2つを手洗いするのが面倒で、今回は食洗機で洗える皿を使って上下を返したワン。(笑)


写真では一見焦げすぎているように見えるけれど、実際には野菜の甘みがちょうど良い具合にこんがりと焼けとりました。

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この日はスパニッシュなオムレツを、イタリアンなブルスケッタと共にいただきました。

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オリーブオイルを熱したフライパンでこんがりと焼いたパンに、 こちら のレシピのトマトをトッピングしました。

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食卓の準備が整いました。日本では昼間車を運転しないといけなかったので、夜の限られた時間にビールを飲む程度でしたが、こちらに帰ってきてからはワインに合う料理が続き、白ワインをちょい飲みすぎている感あり。(苦笑)この日もやっぱり飲みました!(笑)

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芋もたまねぎも、オリーブオイルで素揚げするより断然芳ばしくて美味しい!これは絶対にお勧めのスペインオムレツの作り方です。じゃがいもとたまねぎのローストには、にんにくは不可欠でっせぇ~。めっさ旨し!


じゃがいもは焦がさないように、且つ、小さく角切りしているのでつぶさないように注意です。そのためにも、面倒ですが一度さっとボイルして、でんぷん分を完全に取り除きませう。


さて、私はブログの更新が終わったので、これから2時間ほどちょい昼寝をいたします。本当、疲れ切っとるのよぉ!(汗)