エゲレスにはエゲレス人の味覚に合わせて生まれた、アングロインディアン料理ってのがたくさんあります。日本に日本独特のカレーライスやカレーうどん、カレーチャーハンなどがあるのと同じです。


ケジャリーはそんなアングロインディアン料理の1つ。エゲレスも最近はアメリカ同様に、レンジでチンしたものを食卓に並べる主婦が多いけれど、お母さんがちゃんと料理をする家庭では、食卓によく登場する手軽で美味しい家庭料理です。


昨日はそのケジャリーが我家の晩ご飯の献立だったのですが、発想の転換を図ったら、いつものケジャリーがこんな風になっちゃって、いやはや、作った私も驚くほど傑作のご飯のケーキが出来上がりました!


英国風カレーピラフ・ケジャリーケーキ版

和・美・Savvy Cooking

ケジャリーは普通燻製の魚をメインの具にし、カレー粉やインド香辛料を加えて炊くピラフ。特長は、炊き上がったご飯に生クリームを混ぜ込むことと、ゆで卵が必ず加わることです。


エゲレス人の大好きな燻製の魚と、乳製品の美味しいエゲレスらしく生クリームを加えている。なんか、そこらへんにあるものいっしょくたにしたような料理で、ほんまにこんなもんが旨いんか...?と疑うでしょうが、これが、最高に美味しいんです!


毎回ブログでアングロインディアン料理を紹介する度に申しておりますが、エゲレス人の味覚に合わせて生まれたインド料理は、日本人の味覚にピッタリ!どこかあの甘い日本のカレーを思わせる味の料理ばかりです。


さて、昨日はなんでケジャリーを作ることになったかと言うと、きっかけは、ケジャリーに必ず加えるゆで卵だったのです。


アメリカって超広い国じゃない!その何分の一かの日本でも、各都道府県に異なる文化が存在するんです。広大なアメリカでは州が変ればそこはもう殆ど外国!当然異なる文化が存在します。食文化もそうです!


だからね、他の州の事情は知らないけれど、私の住むワシントン州に関しては、スーパーでうずらの卵を見かけたことがない。鶏卵とは別の場所においてるのかな...?とそこら中を探すけれど見たことがない!


うずらの卵が買えるのはウワジマヤに行った時だけ。なもんで、使う予定もないのに、ウワジマヤで見かけるとついつい買ってしまうのです。先週末も買ってしまいました。(汗)


アメリカって質の悪い国で、日本やエゲレスみたいに、食品の全てに賞味期限が表示されているとは限らんのです。私の買ったうずらの卵にも賞味期限の表示がなかった!なら、買わなければ良いのに買ってしまうアホな私...(滝汗)


とりあえず、早く食べるにこしたことはない。そこで鶏卵のゆで卵を入れる代わりに、うずらのゆで卵を入れて、以前に作ったことのある ケジャリーパイ を作ることにしたのです。


ところが作りかけてからよくよく考えてみると、前日にはキッシュを食べているじゃない。タルト生地には大量のバターと、フィリングには生クリームも加えている。なのに翌日はタルト生地よりバターをもっと多く含む冷凍パイシートを使うことが、急に憚られたのです。


けど、その時点でもう方向転換出来なかったのは、既にパイのフィリング用のご飯を作ってしまっていたこと。パイ生地なしにそのままでも食べれないことはないけれど、フィリングにするつもりだったから、普通のケジャリーよりかなり手抜きで物足りない味。


そんな時にふと、タルト生地もパイシートも使わずに、卵でご飯を綴じちゃうことを思いついたのね。


うずらの卵を使ってしまいたくて作り出したケジャリーだったけど、最終的には鶏卵を使うことになってしまっいました。でも、とっても美味しく出来たから結果オーライ。うずらはここ数日の内に食べき別の料理を考えたいと思います。


<材料 2~3人分>

バター...10g+型に塗る分
たまねぎ、みじん切り...1/2個
にんにく、みじん切り...1~2かけ
にんじん、細かく切る(コーンやグリーンピースと同じ位の大きさになるように)...5~6cm
スイートコーン、冷凍ものでも缶ものでも...大さじ3
冷凍グリーンピース...大さじ3
ご飯、炊き立てじゃなくても良いので温かいもの(混ぜやすい)...1合
チャイブまたはパセリのみじん切り...大さじ2
カレー粉...小さじ2
クミンパウダー...小さじ1/4
コリアンダーパウダー...小さじ1/4
シナモンパウダー...小さじ1/4
鮭缶、缶汁をしっかり切る...1缶(140g)
塩ブラックペッパー...適宜
卵...3個
マチュアーチェダーチーズの削ったもの(もしくはピザ用細切りチーズ)...30g
生クリーム...大さじ2(私はHalf & Halfを使用)
チェリートマト、縦2等分する...6~8個

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<作り方>

1.フライパンにバターを熱したまねぎを炒める。しんなりしたらにんにくを加え更に1分、続いて人参、スイートコーン、グリーンピースを加え、野菜の嵩が少し減るくらいまで4~5分炒める。

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2.ボウルに温かいご飯を入れ、1とチャイブ(またはパセリ)、カレー粉、クミン、コリアンダー、シナモンを加える。しゃもじで切るようにして混ぜ合わせ、全体に満遍なく具とスパイスが行き渡るようにする。

3.2に鮭缶を加える、身を細かくほぐしてしまわないようにざっくりと混ぜ、塩、ブラックペッパーで味を調える。この後卵液を加えると味が薄くなるので、ここで結構しっかり味をつけると良い。このまま最低5~6分冷ます。

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4.卵をよく溶きほぐし、目の細かいざるなどを使って漉す。チーズ、生クリームを加えよく混ぜ合わせる。

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5.冷めたご飯に卵液を加えてよく混ぜ合わせる。薄くバターを塗り、更にパーチメントペーパー(クッキングシート)を貼った18~20cmのスプリングフォーム(側面がばねで閉めたり緩めたり出来る型)の型にご飯を詰める。

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6.表面に2等分したチェリートマトを、切り口が上になるようにして並べ、スプーンの背などで表面を押さえて平らにし、更に台の上に数回落として空気を抜いて、180度で予熱を済ませたオーブンで45~50分焼く。


そうして焼きあがったのがこちらのご飯のケーキです!ちなみに私は上記の分量で20cmの型を使い50分焼きました。型の直径が小さくなるとその分ケーキが分厚くなるので、焼き時間も50~60分くらいに長めに取られるとよろしいかと...

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ご飯が固まっているかドキドキしながらばねを外したら、ちゃんと固まっていました!結構扱いやすくて、5~6分置いて粗熱が取れると、底面のペーパーも綺麗に剥がすことが出来ました。


お皿に盛り、カレーベースの料理だから、シラントロ(コリアンダー、パクチに同じ)の葉をところどころに散らしたら、華やかになりましたよん!

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そうそう、以前にも甘くないチーズケーキ ってのを焼いて、今晩はチーズケーキが献立...と言うと、怪訝な顔をした旦那。夕べも、今日はご飯のケーキと言うと、またまた首を数回横に振り、“お前、気は確かか?”風に、私をバカにしていました。(爆)


そのご飯のケーキとスープ、それにグリーンサラダを食卓に並べ、いよいよ晩ご飯。

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ちなみにスープは、大きな缶入りのスイートコーンをケジャリーに使ったので、その残りのコーンとローストチキンの残骸で取ったストックで作ったものです。でも、ただのコーンポタージュではなく、シラントロ入りの淡いグリーン色のコーンポタージュ。

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ご飯のケーキの切り口はこんな感じです。食べてみると、旨い!まさかこんなに美味しく、しかも固まってケーキになるとは思わなかった。自分でもビックリの一品!

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私をバカにしていた旦那は一口食べてその味に感激!前日のキッシュも賞賛したのだけど、夕べのこのご飯のケーキは、私のこれまでの料理のベスト3だとまで言って、兎に角、べた褒めでした。


確かに美味しかった。ゆで卵の入ったケジャリーより、断然卵で綴じたこっちの方が見た目も良いし、何よりも、オーブンの中でじっくり焼けたトマトが甘く、そのジュースがケジャリーに絡むと最高の味だった。


けど、私の料理のベスト3ってのはちょい大袈裟すぎる。(笑)てか、こんな残り物ばかりで作ったものがベスト3の1つなら、材料から揃えて作っている私の料理は、一体何やったんや?とちょっと悲しくもなる。(冷汗)


でもね、このケジャリーのケーキ版は、断然お勧めです!


ご飯がちょい足りないし...肉も魚もないし...冷蔵庫には野菜の使い端がちらほら残っているし...って時、棚に常備の缶詰めとスパイスでさささっと作れ、見た目は豪華だし、1合のご飯で3人は満腹感が味わえる。(笑)


お好み焼きの世界・大阪出身の私だからこそ考えることの出来た、給料日前の家計をひっぱる献立の1つよん。(爆)大阪では給料日前には、お好み焼きにやきそばが家計の大きな味方となるのです。


マイルドなカレー粉を使えばお子さんも好きな味。何より見た目が可愛いから、低コストで作れるパーティーフードとしても良いわよね。


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