今日の午後、いよいよシドニーとベイリーの為に、庭にインヴィジブルフェンスが配線されました。、てか、ただいまおったんごりごり穴掘って配線中!(笑)


目には見えないそのフェンスの存在を彼らに分からせる為、しばらくは庭をリーシュつけて訓練しないといけないみたいですが、それが済んだら2匹はフルーツガーデンを卒業し、2000坪の庭を所狭しと走り回ることが出来ます。


配線に来てくれたおったん(私よりかなり若いんだけど、おとこはみなおったん!笑)に、飲み物といっしょに出すお茶菓子を作りました。


HERSHEY'S チョコレートスパイシービスケット

和・美・Savvy Cooking

アメリカに Taste of Home と言う料理雑誌があります。どんな雑誌かと言うか、読者がコンテストに投稿したレシピばかりを集めた雑誌です。日本で言うなら、レシピブログさんやクックパッドさんのレシピコンテストに入賞したり、優秀だった作品ばかりを集めた雑誌です。


この雑誌を見るとね、日本のレシピコンテストって、レベルが高いなぁ~って改めて実感します!


料理はその道の専門の人が再現し、それをプロのカメラマンが写真に撮るので、一見は美味しそうなんです。でもね、レシピを見ると、よぉもまぁ、こんな粗末な料理がコンテストでグランプリ受賞したな!と首をかしげるようなお粗末な料理ばっか載っています。マジに!(笑)


市販の缶入りスープ、レディーメイドのピザ生地やビスケット生地、○○の素ってのが盛んに使われているんです。


しかし、何事も合理的に済ませるアメリカでは、イースト菌を使って発酵させたピザ生地や、バター擦り込んででこねこね練ったビスケット生地より、利用できるものはなんでも利用し、手間を省けるところはどんどん省くレシピの方が人気あるのかもしれない。


お粗末な料理ばっか載った雑誌に数ドル払うのもったいないから買いませんが、私はこの雑誌が好きで、スーパーで見かけたら必ず立ち読みしています。


なんでお粗末な料理ばっか載った雑誌がお気に入りなのかって言うと、雨人のアイデアが好きだからです。彼らの発想は日本人には絶対に太刀打ちできない!


はぁ、なるほど...こういう使い方、こういうデコの仕方があるのか...と、感心させられる料理満載の雑誌なのです。


今日のビスケット(アメリカではクッキーと呼ぶけど、私はイギリス生活が長いので、どうもクッキーと言う呼び方が好きではない!)のアイデアも、実を言えばこの雑誌から頂戴したものです。


チョコチップを生地に加えて焼いたものや、焼きあがったビスケットにチョコレートを塗ったものはよく見かけるけれど、板チョコを割り、それをそのまま焼きあがったビスケットに載せ、メーカーのロゴをメーカー製造のビスケット風に利用したものを私はこれまで見たことがない!


これを雑誌で見たとき、私は雨人にまたしてもやられた!と、素直に彼らのアイデアのすばらしさを認めざるを得ませんでした。


明治でもロッテでも、メーカーはなんでもいいんですよ。クッキーもご自身の自慢のレシピでオーケー。ぜひこのアイデアをお試しくださいませ。ちなみに私はこちらのビスケット のレシピをちょいと手直しして、HERSHEY'S チョコレートビスケットを焼いてみました。


<材料 16枚分>

薄力粉...100g
ベーキングパウダー...小さじ1
塩...小さじ1/2
シナモンパウダー...小さじ1/2
ナツメグ...小さじ1/2
ジンジャーパウダー...小さじ1/2
ゴールデンレーズン、細かく刻む...50g
オートミール...100g
バター...100g
砂糖...大さじ4
ゴールデンシロップまたは蜂蜜...大さじ1
HERSHEY'S ミルクチョコレート...43g入り板チョコ1と1/3枚(16切れ)

和・美・Savvy Cooking

<作り方>

1.薄力粉、ベーキングパウダー、塩、シナモン、ナツメグ、ジンジャーパウダーを合わせふるいにかける。

2.1にレーズンとオートミールを加え混ぜ合わせる。

3.砂糖、バター、ゴールデンシロップを鍋に入れ弱火にかける。混ぜながら、砂糖とバターが完全に溶けたら火から下ろす。

4.2に3を加え生地を練る。

5.4の生地を大さじ1杯ずつ丸め、クッキングシートを敷いたオーブン皿の上に載せ、軽く手のひらで押しつぶし、厚み6~7ミリの円形に形成する。


和・美・Savvy Cooking
結構横に広がるので、写真よりももっと間隔空けて並べてね!
私は大きいオーブントレーを使うと洗うのが面倒なので、
ピザ用の型ばっか使うんですが、これではちょっと小さすぎ、
焼きあがったらお隣さん同士がみなくっつき合ってました。(爆)


6.180度で余熱を済ませたオーブンで15分焼き、ワイヤーラックに移す。熱い内にビスケットの中心にチョコレートを載せ、完全に冷ましてからいただく。(焼きたてはとても柔らかいので、フライ返しで注意しながらワイヤーラックに移すこと!)


HERSHEY'S のチョコレートと言うと、安っぽい味と言って嫌う人が多いけれど、私は甘いもの嫌いでも、HERSHEY'S のチョコレートだけは別格で大好きです。


あの味は、高度成長期に生まれた私にとって舶来の味の代表。ベルギーの高級チョコレートも勝てない美味しさなのです。ノスタルジックで、未だにこよなく愛しています。


それにね、他のメーカーのチョコレートと違って、HERSHEY'S のチョコレートには私の大嫌いなコーンシロップも含まれていません。(但し同じHERSHEY'S でも、アイスクリームにかけるチョコレートソースなどには含まれているけれど。)


父も、軽い糖尿のくせしてHERSHEY'S のチョコレートが大好きで、私は毎回帰省の度、スーツケースに一杯HERSHEY'S を詰めて帰っています。(笑)


室温で完全に冷ましたビスケットを口に入れると、上にのったHERSHEY'S のチョコレートは、まるでナテラのようにとろ~~~りととろけます。それがもう、なんつうか、たまんない旨さ!

和・美・Savvy Cooking

ビスケットももち美味しいよ。今回はジンジャーも加えたので更にスパイシーで、熱いミルクティーと共にいただきたいお茶菓子です。

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