ローガンジョッシュ

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昨日の朝、「今晩、何食べたい?」って旦那に聞くとカレーをリクエストされました。旦那がリクエストしたカレーは、日本やアメリカでは、レストランのメニューでは見かけても、それほど知れ渡った名前のカレーではありません!


しかし、昔からインドとの関わり深いイギリスでは、カレーの名前を1つ挙げよとイギリス人に問うと、回答の多かったカレーのベスト3におそらく入るだろうと思われるほど、ポピュラーなカレーの1つなのです。


ローガンジョッシュ

和・美・Savvy Cooking

イギリス生活の長い私は、これまでローガンジョッシュはレストランでも家でも、もう見とうもないわい!ってほど、数知れず食べました。(笑)でも...


作り方を昨日まで知らなんだのです!


家で作ると言っても、ジャー(瓶)に入ったカレーソースを買ってきて、肉を入れて煮込んでいただけですから。


アメリカはイギリスに比べると、ブランドや生産国、質を気にしないのであれば、わざわざ日系スーパーまで出向かなくても、一般のスーパーで日本食用の調味料や米などが揃います。しかしその反面イギリスと違い、インド料理に使う調味料などは実に乏しい!


おそらくローガンジョッシュのジャー入りソースなんていう便利物は、売ってないことを100も承知でスーパーに行くと、思った通り、やっぱり見当たりませんでした。そこでインターネットでローガンジョッシュのレシピをサーチ。


“Rogan Josh”と叩いて現れた検索結果の先頭のレシピがこちらのレシピ (英語)。使う材料や調理の手順がずらずらずらっと列記されていて、それを見ただけでどんびきする難しいそうなレシピでした。


けど、じっくり読んでみると、加えるスパイスの数が私の作るインドカレーより多いのと、調理の手順を丁寧に説明しているだけで、スパイスを組み合わせてカレーを作ったことの有る人なら、だれでも簡単に作れるカレーでした。


ウィキペディアによると、ローガンジョッシュは元々はカシミール地方のラムカレーで、その名はペルシャ語の“オイル”、“色”を意味するローガン(rogan/rhogan)と、“熱い”、“ぐらぐら煮立つ”、“情熱”“赤”を意味するジョッシュ(josh)が組み合わさって付いたということ。


名前からして、情熱的な赤く煮え立つようなカレーであることがこのカレーには必須うで、カレーを赤くするのに使われるのは、粉にしたカシミール地方のカシミーリ・ミアチという唐辛子と言うことが分かりました。


カシミーリ・ミアチと言われても一般のスーパーでは簡単に手に入れることは出来ないだろうし、そこでリンク先のレシピではパプリカを代用しています。また、比較的マイルドな辛さとはいえパプリカよりは辛いらしく、その為ケイエン(カイエン)ペッパーでその辛さを補っています。


11人がつくれぽし11人とも星5をつけたレシピ。私もこのレシピの基本的なスパイスの種類や手順を参考にし、かつ、もう少しレシピを簡略化して、味付けもしやすいように工夫し作ってみました。


ちなみにラムはジンギスカン用の肉を代用すれば良いでしょう。そして、ラムがどうしても苦手と言う場合は、鶏のもも肉かシチュー用の牛肉で作ると良いです。


イギリスで食べるローガンジョッシュは比較的辛いカレーなので、私は唐辛子を1本追加しました。辛いのが苦手な場合はこの唐辛子を省き、ケイエンペッパーの量も減らすと良いでしょう。


ピリッと辛い大人の味のカレー。数種類のスパイスを加えて煮ているので味はものすごく奥深く、レストランの味を上回る本格的カレーに仕上がります。ぜひ一度お試しください!


<材料 2~3人分>

(スパイス1)

パプリカ...大さじ1
クミンパウダー...小さじ1
コリアンダーパウダー...小さじ1
ケイエンペッパー...小さじ1(または好みの辛さ)

(スパイス2)
ホールカルダモン、包丁の柄などで割れ目を入れる...5つ
ホールブラックペッパー...5つ
クローブ...3つ
シナモンスティック...1本
ローレル...1葉

サラダ油...適宜(輸入肉使用の場合のみ)
シチュー用ラム角切り肉...450g(またはジンギスカン肉、鶏もも肉、シチュー用牛角切り肉など)
バター...20g
にんにく、細かくみじん切り...3かけ
生姜、細かくみじん切り...比較的大きめの1かけ
唐辛子、種を抜き細かく刻む...1本(オプショナル)
シャロット、みじん切り...大2個(またはたまねぎ1個)
ヨーグルト...大さじ4
チキンスープ、顆粒または固形を分量通り湯に溶いたもの...400ml
塩...適宜
味の素...適宜
コリアンダー、細かく刻む...カップ1/2~1(お好みの量)

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<作り方>


1.“スパイス1”のスパイス全てを小さな皿などに合わせておく。“スパイス2”のスパイスを100均の出汁袋に入れ口をしっかり閉じる。(割れ目から出てきたらカルダモンの種も、処分せず必ず出汁袋に入れる!)


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2.ソテーパンもしくは深めの蓋付きフライパンにサラダ油を熱し肉を焼く。全体に焼き色がついたら一旦皿に取り出し、鍋底にたまった水分を処分し、キッチンペーパーで鍋底を拭き汚れを綺麗に取り除く。

国産の肉を使う場合は上記バターの半量で肉を焼き、一旦肉を皿に取り出し、鍋底にたまった肉汁は処分せず残したまま手順3へ進む。

3.2のソテーパンもしくはフライパンにバター(国産肉使用の場合は残った半分のバター)を熱し、にんにく、生姜、唐辛子を1分弱香りが立つまで炒める。シャロット(またはたまねぎ)とスパイス1を加え、更に1分程度スパイスの香りが立ち始めるまで炒める。

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4.3の鍋に肉を戻し、ざっとかき混ぜてスパイスが肉全体に絡まったら、ヨーグルトを加え、鍋底にこびりついたスパイスをヨーグルトの水分で拭き取るようにしながら1分程度炒める。

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5.4にチキンスープを注ぎ入れ、スパイス2の入った出汁袋を浮かべる。煮立ってきたら火を弱めて蓋をし1時間から1時間半煮る。

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6.スパイス2の入った出汁袋を取り除き、塩、味の素で味を調えて、火を少し強め蓋をしないで5~6分、もしくは水分が減りとろみがつくまで煮詰める。火を切り、刻んだコリアンダーを加え全体に混ぜ合わせたら出来上がり。

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昨日は家のそうじが忙しく、ホームベーカリーを回してナンを作る気分じゃなかったんです。だから市販のナンを買おうと思っていたのに、スーパーでは品切れ!これもイギリスでは絶対に見られない現象。(笑)


仕方ないからご飯だけで食べるつもりでしたが、ふと、箱入りのパパダムがあることを思い出し、冷蔵庫の中を見たらミントの葉も、使い残しのたまねぎもあるし、カレーに使ったヨーグルトもあまっているので、急遽、アチャールもどきを準備することに決定。

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ライタ(きゅうりとヨーグルトのサラダ)、
水でさらしたたまねぎとミントをレモン汁で和えたもの、
そして市販のマンゴチャツネが夕べのアチャールもどきの小鉢3品です。
さすがにライムピクルスもマンゴピクルスもアメリカのスーパーには売っていなかった!


イギリスにあるインド料理のレストランに行くと、テーブルに座るとまずウェイターがパパダムとアチャールを持ってやって来ます。日本の居酒屋のつきだしをイメージしてね!


マンゴチャツネ、ライタ(ヨーグルトサラダ)、刻みたまねぎ、それに激辛のライムもしくはマンゴピクルス。この4種類が、イギリスのインド料理レストランで登場する一般的なアチャールの小鉢です。

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以前メインのブログに使った写真の使いまわしですが、
これは実際にイギリスのインド料理レストランでアチャールを食べているシーン。
この時は私の大好きな激辛ライムピクルスが品切れどした!


これらの小鉢のソースやサラダを薬味にし、パパダムと呼ぶ薄くカリカリに揚げたせんべいのようなものを食べながら、コブラーかキングフィッシャーを飲み飲み、どの料理にするかメニューから選ぶのがアングロインディアンスタイル!


うちにあった箱入りのパパダムはこれです。油で揚げても良いし、両面にオイルを塗ってレンジで45秒チンしてもオーケー。私は面倒くさがりなので油を塗ってレンジでチンしました。形はちょっと歪になっちゃったけどね。(笑)

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ご飯も、またまた炊くのが面倒だったので(と言っても炊飯器なんですけど...汗)、これまたチリコンカルネの時同様、ボイルしたら済みの玄米ご飯を準備。全てが食卓に並び、いよいよアングロインディアンな夕飯のはじまり、はじまり!

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まずはパパダムとアチャールからスタート。適当な大きさにパパダムを割り、薬味を載せていっただきま~すっ!

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パパダムとアチャールの後は、情熱の赤いカレー・ローガンジョッシュ!あぁ...気分は西郷輝彦!好きなんだけどぉ...♪(←星のフラメンコかい!そりゃあスペインやろうが!それに、古すぎるぞぉ!滝汗)

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私がいつも作るインドカレーは、クミン、コリアンダー、ターメリック、チリパウダーの、スタンダードなスパイスの組み合わせですが、このカレーはそれプラススパイス2を加えているので実に、実に奥の深い味でした!


これはつくれぽした人みな星5をつけるのが納得できる旨いカレー!


日本風カレールーのカレーとは一味違う、スパイスを駆使した本格的なカレーを自宅で作りたいと思われる方は、ぜひぜひこのレシピをお試しください。これならインド人のゲストに振舞っても、絶対に美味しいとお世辞抜きに絶賛してもらえること保証付きです。

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