和・美・Savvy Cooking

クッキングリッシュの会は海を渡り生まれ変わりました。


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最近うちはワインを飲まなくなりました。以前は夫婦で毎晩2本、3本と空にしていたのに、飲みすぎて飽きてしまいました。(笑)そしてこの時季、たまに飲むことがあっても冷たく冷えた白。赤はもうずいぶん飲んでいません。


ところが、一昨日珍しく赤ワインを開けたんです。でも、その晩夫婦してお疲れモードで、ボトルを空にする前に寝入ってしまいました。


私はコルクを抜き宵越ししたワインを翌日飲みたくない方!と言っても、別に私がワインにファッシーで贅沢を言っているのではありません。残った分だけでは絶対に済まず、次のボトルを開けることになるのが嫌なのです。


私は只今減量中!アルコールは極力控えたい。(爆)


そこで、夕べは一昨日の夜から宵越ししたワインを料理に使いました。この週明け、シアトルで初めてのクッキングリッシュの会を開催する私。その試作もかね残りのワインで作ったお料理はこれです。


ブフブルギニョン

クッキングリッシュの会

お洒落なフランス料理の1つブフブルギニョンは、元々はブルゴーニュ地方の貧しいワイン農家の人たちの生活の知恵から生まれたシチューでした。牛肉の堅くて安い部分(すじなど)を、農民が水代わりに飲んでいるワインでじっくり煮込むことで柔らかくしたんです。


元々庶民の家庭料理なんだから、わざわざブルゴーニュ地方のワインを買って来て煮込む必要はないんです。アメリカのワインでアメリカンビーフを煮たって、それなりに美味しいフランス料理もどきは出来ます。


フレンチと聞くと、なんかものすごく難しい料理のような気がして一瞬引いてしまいますが、実は、ブフブルギニョンは、市販のシチューミックスでビーフシチューを作るのと同じくらい簡単に出来上がってしまうのです。


準備する材料は、まずメインの牛肉。


私は日本にいるころから、西洋料理の煮込みには、わざと国産の牛肉は使わず輸入肉を買って使っていました。国産牛より堅めの輸入牛を煮て柔らかくなると作った甲斐があるし、肉にのった大きな脂肪は煮込み料理の味を倍にしてくれるからです。

クッキングリッシュの会

牛肉の他にはベーコン、たまねぎ、にんにく、マッシュルーム、スープストックに、それに忘れてはいけない赤ワイン!今回は人からお土産にもらったアメリカのワイン。飲み口がそれほど美味しいワインではなかったけれど、料理に使うのであれば問題なし。


もう1つ、西洋の煮込み料理を作る時、私が必ず準備するのが手作りのブーケガルニ。

クッキングリッシュの会

と言っても、大したものじゃありません。家庭の冷蔵庫に残っている野菜と(セロリ、パセリ、ねぎなど)と、庭で栽培しているハーブを糸でくくっただけの簡単なもの。


フレンチのシェフから教えてもらった手作りのブーケガルニは、市販の袋入りのものの数倍良い味を出してくれます。


日本と違いアメリカでは簡単にシャロットが手に入るので、今回は小たまねぎの代わりに、フレンチらしくシャロットを丸ごと使ってみました。小たまねぎと違い、シャロットは1時間も煮ると層が分かれトロトロになり実に美味しいのです!


調理はまずベーコンから。サルミで買ったパンチェッタがこれでやっと終わりました!ベーコンは脂身が多いので、私はいつも油を引かずに炒めます。

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日本のスーパーでベーコンとして売っている薄切りのハム紛いのものはこの料理には合いません。スモーク風味だけ異様に強く、反って煮込みの味を台無しにします。豚バラを使う方がずっと賢明。


もしベーコンを使うのであれば、日本の大手の食肉加工メーカーが売り出しているブロックベーコン。あれは細かく切って油を引かずに炒めると、適当な脂分をシチューに与えよい風味を醸し出してくれます。


ベーコンを焼いた後にフライパンの底にたまった脂分だけで牛肉を焼きます。全体にしっかり焼き目がついたら一旦火からおろします。

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深鍋にバター(またはオリーブオイル)をたっぷり熱しシャロットをいためます。焦がさないようにしんなりするまで炒めたら、にんにくを加え風味をつけます。

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別に炒めたベーコンと肉を鍋に加えますが、ここで注意しないといけないのはフライパンの底にたまった水分。肉汁...などと私は喜びません!


海外の肉の多くには、肉につやをだし、目方を増やし、また柔らかくする為に水が注射されているからです。別に食べても害はありませんが、私はそれが気持ち悪いので完全に処分します。


小麦粉を加え全体に混ざったら、ワインとスープストックを加えて煮立たせます。煮立ったら手作りのブーケガルニを投入し、火を弱め蓋をし、1時間半ほどじっくりことことと煮ます。

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この時点で、もう塩もこしょうも不要なくらい良いお味がついています。でもとりあえず1時間半経ったら味見をし、私はそこで大量のこしょうを加えて、塩分の足りない分は塩ではなく味の素で補うようにしています。


味を調えたらマッシュルームを加え、再び蓋をして30分調理。そうして出来上がったのが、フレンチのシェフから言わせるとまがい物と言われるかもですが、アメリカの牛肉をアメリカのワインで煮た、ブフブルギニョンです。


冬場はこれに英国風なダンプリングを加えるのですが、昨日はクリーミーなマッシュポテトを添えて、お皿もお客様用の皿でちょっとお洒落な食卓を演出してみました。

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2日続けてワインを飲みたくないから料理に使ったとか言いつつ、結局美味しいフレンチに、また新しい赤ワインを、しかも2本も開けてしまったのですが...(苦笑)


私はテーブルコーディネイトには全く才能のない人。その辺のセンスのある人だったら、これをお客様に出すと、高級フレンチレストランで食べているようと言って、きっと喜ばれること間違いなし。


ブフブルギニョンの分量、作り方の詳細はこちら の記事を参考にしてください。


味付けなんて殆ど不要!ワインとスープストックさえあれば、自宅の食卓は高級フレンチレストランに早変わりです。

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