我家のアメリカへの引越日程がほぼ決まりました。5月半ばです。となると、私はこれから引越までの間に、冷凍庫や食料庫の中にたまっている食品を無駄なく使ってしまわなければなりません。


イギリスから日本へ越して来たときは、スパイスなどは梱包し引越荷物として送れたのですが、アメリカの場合、食品を引越荷物に含めることは一切認められないそうです。


夕べはその手始め。コストコで大量に買って冷凍しておいたジンギスカン用のラムと、タイ料理用に常時買い置きしてあるココナッツミルクパウダーで、インド風カレーを作ってみました。


ホットラムカレー

クッキングリッシュの会

私は日本のカレーよりもインド風カレーの方が好き。旦那はカレーならどっちでも良くて兎に角好き。だからイギリス時代は月に最低一度はインディアンレストランに行ってたし、今でも海外に出ると必ず1回はインド料理を食べに行きます。


でも、日本では滅多に行きません。理由は、色んなレストランで食べたけど、どれも似たり寄ったりの特徴のないカレーばかりだから。日本人の味覚、あるいは日本のカレーを意識し過ぎているのか、美味しいのに当たったことがない。


ここはちょっと他より美味しいかも...と思って通っていた近所のインディアンは、この前行ったらその味はダウンヒル!旦那と二人がっかりして店を出、もう二度と行くのは止めようと決めました。


最近はインド風カレーが食べたければ専ら自宅で作っています。私の作るインド風カレーの方が、個性のない日本にあるインディアンレストランのカレーより数倍美味しい!


夕べ作ったホットラムカレーを一度作って食べていただくと、私の言っていることが絶対に分かるはず。


とりあえず材料を準備し、作りながら、あれもこれもと思いついたスパイスや調味料を加え即興で作ったカレーですが、その味は辛口の人にはたまらないオーガズミックな美味しさ。最高です!是非作って食べてみてほしい。


<材料 4人分>

ジンギスカン用ラム肉...約500g
バター...15~20g
たまねぎ、薄切り...1個
にんにく、みじん切り...大2かけ
生姜、みじん切り...1かけ
唐辛子、種を抜き細かく刻む...1/2~1本
ターメリック...小さじ1.5
コリアンダー...小さじ1.5
クミン...小さじ1
チリパウダー...小さじ1
カットトマト缶...1缶
鶏がらスープ、鶏がらスープの素小さじ2を湯に溶いたもの...200~220ml
トマトピューレ...大さじ1
塩こしょう...適宜
味の素...適宜
チャオタイココナッツミルクパウダー...1袋
湯...150ml

クッキングリッシュの会

<作り方>

1.フライパンを油を引かずに熱しラム肉を炒め、下の写真の様に、フライパンの底に大量に湧く水と脂肪をしっかり取り除く。

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2.煮込み用の鍋にバターを熱したまねぎを1~2分炒める。にんにく、生姜、スパイスを加え、香りが立つまで更に1分程度炒める。

3.水分をしっかり取り除いた1の肉を2の鍋に入れ、肉全体にスパイス行き届く様に混ぜながら1~2分炒める。

4.3にトマト缶、鶏がらスープ、トマトピューレを加え、煮立って来たら塩こしょう、味の素で調味し、火を弱め蓋をして約1時間煮る。

5.ココナッツミルクパウダーに湯を加えよくかき混ぜて溶かす。4のカレーにココナッツミルクを加え、少しカレーにとろみがつくまで蓋をせず15分程度煮詰める。


ご飯だけじゃなく、最近はどこのスーパーにでも売っているナンも添えると、本格的インド料理レストランの雰囲気になりました。

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ところで、チャオタイココナッツミルクパウダーは、我家の様に少人数の家族にはとても便利です。缶で買うとその半分の量で十分なのに400mlも入っているので、結局使い切れずいつも捨ててしまうことになるからです。


そして便利なだけじゃなく、このチャオタイココナッツミルクパウダーの使用説明は、英語版と日本語版を読み比べるとなかなか面白くて、退屈しのぎに結構笑えます。

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英語のお得意な方は是非読み比べてみて下さい。“炒める”“炒める”と2回出て来ますが、私はこの日本語版を読む度、英語の素養がない人でも、このパウダークリームを失敗なく使いこなしているんだろうか...と心配になります。(余計なお世話だけど。笑)

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