ゾンビを通して人間社会を見る

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ジョージ・A・ロメロ(1968)『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』

ゾンビ映画の歴史はここから始まったといっても過言ではない記念碑的作品。監督は、ゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロ。死者が動きだし、生者に襲いかかる終末的世界を淡々と描いて見せた。ゾンビは、ドラキュラや狼男、エイリアンやプレデターなどのモンスターに比べると格段に弱っちい。動きはのろいし、不死身でもない。言葉もはなせず、ただ人に喰らいつくことのみを行動原理としてふらふらと動き回る…。ゾンビ映画とは、この微妙な存在「ゾンビ」を考えることで「人間とは?」「社会とは?」ということを考えることができる極めて哲学的なジャンルなのである。あるったらある。(岡本健)
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