女・行政書士&中小企業診断士のがんばる毎日☆

東京・渋谷区で行政書士として開業しています。
不安を抱えながらも「行政書士の仕事って面白い!」と感じる日々を書き綴っています。

2014年に、コンサル分野への業務拡大のため中小企業診断士にもなりました!
行政書士×診断士のWライセンスの活動もご紹介します♪


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私が副会長を務める、東京知的資産経営研究会では、11月に、第3回オープンセミナーを開催します。

毎回、魅力的な外部講師をお迎えしているオープンセミナーですが、今回は、「わるならハイサワー♪」でおなじみの、博水社 3代目社長 田中秀子氏を講師にお迎えして、その事業承継や経営についての熱い想いを伺います!!

田中秀子社長は、さまざまな新商品を展開するほか、トラックの荷台に巨大なハイサワーペットボトルが乗ったハイサワーペットボトル号や、倉庫飲み、美尻グッズ・ポスターの作成などなど、斬新な宣伝活動を行っていることが注目されています。

今回のセミナーでは、そんな田中秀子社長に、祖父や父の代から受け継ぎ、そして、育てている博水社の強みについて、徹底的にお話を伺います!!!


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東京知的資産経営研究会 第3回オープンセミナー

日本初のレモンの割り材「わるならハイサワー」
3代目社長が受け継ぎ育てた会社の強み

~ 老舗企業の事業承継と知的資産 ~


■日 時 11月30日(月)18:30~20:00
■場 所 渋谷区文化総合センター大和田 2F 学習室1
■参加費 当会研究生 1,000円 / 一般の方  2,000円
■講 師 博水社 田中秀子社長

■詳細・お申込み 以下より詳細をご確認の上、お申込みください
      http://urx3.nu/nOjx


*なお当日は、近所のお店で懇親会(20:30スタート、3500~4000円程度)
 を予定しております。
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私が所属する、中小企業診断士の組織、

「せたがや中小企業経営支援センター」で、創業スクールが始まります。

http://setagayakeieishien.org/school_2015/


この「創業スクール」は、

中小企業庁の平成27年度「地域創業促進支援事業」(創業スクール事業)の

委託を受けて実施するもので、株式会社パソナが管理事務局なっており、

パソナから選定された実施主体全国約270箇所が、提供するものです。


コースは3種類で、「ベーシック」、「第二創業」、「女性起業家」です。

テキストは統一された標準テキストをベースに、

各講師がそれぞれに工夫をして講義を行います。


私は、「せたがや中小企業経営支援センター」が実施する

「せたがや創業スクール」の「女性起業家コース」の副コース長を務めており、

一部の科目の講師も、受け持っています。


この「創業スクール」のスゴいところは、

6日間の全講義合わせて、なんと1万円(+消費税)!

だということです。


内容に対して、信じられないほど破格の安さだと思います。

私自身も話を聞きたい内容がたくさん詰まっており、

創業のタイミングで受ける講義としては、十分だと思います。


それだけ揃って1万円ですから、これは本当にスゴい。

私自身もスタッフでありつつ、他の方の講義を聴くのを楽しみにしています!


創業・起業をお考えの方は、ぜひ、ご検討くださいませ☆



↓大槻美菜行政書士事務所のHPです。


↓知的資産経営を研究する団体を立ち上げています。

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仲良くさせていただいている知り合いの方が、

4冊目の本を出版されたので、出版記念パーティーに行ってきました。


これは最後に撮った集合写真です。



著者の上野さんには、以前、

自分が主催する研究会のオープンセミナーで講師をお願いしたこともあり、

大変お世話になっており、久々にお会いしたいなあと思って、行ってみました。


会場は、青山の素敵なレストラン。

たくさんの方がいて、お料理も美味しく、盛り上がっていました。


最近、友人や知人が本を出版することが多く、パーティーにときどき呼ばれますが、

今回のパーティーでは、途中でご本人のミニセミナーもあり、なかなか面白かったです。


さらに面白かったのは、参加者の方に声をかけてみると、

案外、ご本人を全く知らずに来ている人がちょこちょこいること(笑)


もちろん、友人や知り合いに誘われて来たようですが、

なんだか分からないけど面白そうなので来ました、という人もいてビックリ!

それもアリですか。(笑)



前回、上野さんに講師をお願いした時は、

『「儲かる社長」と「ダメ社長」』 の習慣を出版された直後だったのですが、

今回の著書は

『仕事で結果を出す人はこの「きれいごと」を言わない!』(フォレスト出版)です。

※ ↓ 帯にインパクトのある装丁になっているので、本だけで見ると真っ白なんですね。。。

仕事で結果を出す人はこの「きれいごと」を言わない!/フォレスト出版

¥1,512
Amazon.co.jp


内容は、その通りだー! と思うこともあれば、ドキッとすることもあり、

自分の仕事のしかたを振り返る良い機会になりそうです。


久々に、上野さんにお会いできて楽しかった。

おめでとうございますーーー!!!




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2013年5月、科学雑誌で有名な「Newton」より行政書士業務を紹介する「行政書士の世界」が、電子書籍として発行されました。
毎月1回の発行で約1年半、全第16号まで発行されましたが、今年の秋でNwetonでの公開が終了することとなりましたので、私が執筆した記事の内容をこちらで紹介させていただくことにいたしました。
***



行政書士が『知的資産経営支援』に取り組む
~中小企業支援の専門家として~

<第5号> 2013年9月発行



■はじめに

 前回の第4号では、「知的資産経営」において知的資産の発見のためによく使われる手法、「セグメント分析」などについてご説明させていただきました。
 第5号となる今回は、見つけた強みの分析方法や、社長さんたちの研究会で講師をさせていただいた時の様子と、東京商工会議所への訪問記をご紹介いたします。


■見つけた知的資産を分析する

 前号までは、さまざまなツールによって、知的資産や強みと思われるキーワードを発見・抽出する方法をご紹介してきました。今回はまず、抽出した知的資産やキーワードを、分析する方法をご紹介します。

 ここでご紹介するのは、「MERITUMプロジェクト(※1)」による手法で、知的資産を「人的資産」「構造(組織)資産」「関係資産」の、3つに分類して眺めてみる、というものです。知的資産経営の導入支援では、とても一般的な方法です。

 まずは、分類する3つの指標をご紹介いたします。

① 人的資産
人に属している資産。現社長が引退したら、あるいは、従業員が退職したら、持ち出されてしまう資産。
例:社内の誰かが個人的に持っているノウハウ、技術、能力、人脈、経験、モチベーション など

② 構造資産
会社に属している資産。社長が引退しても、あるいは、従業員が退職しても、会社に残る資産。
例:企業理念、企業文化、ビジネスモデル、ブランド、データベース、仕組み、マニュアル など

③ 関係資産
企業の対外関係、即ち、ネットワークに付随している資産。
例:顧客、取引先、仕入先、提携先、支援者、ネットワーク、金融機関との関係 など




 それでは、ここで、サンプルの知的資産をいくつかご用意して、分類していってみたいと思います。

 とある企業で、以下のような強み=知的資産が見出せたとします。それを上記の指標で分けてみるとどうなるでしょうか?ぜひ、考えてみてくださいね。

 ・地元企業同士のサポート体制
 ・技術者の高い技術力
 ・高い顧客ロイヤリティ
 ・利益率の高いビジネスモデル
 ・営業マンの営業力
 ・明るくて活気ある社風
 ・社長の豊富な経験
 ・強い流通ネットワーク
 ・効率の良い生産体制

 いかがでしたでしょうか?分けてみると、こんな感じになります。



 この手法では、例えば、どのようなタイプの資産に強みが集中しているのか、裏を返せば、偏っているのか、を視覚的に捉えることができます。必ずしも全てがバランスよく揃っていることを目指すものではありませんが、改めて分類してみると、思いのほかさまざまな気づきを得ることができるものです。

 特に、企業の経営上、根幹となる知的資産の多くが人的資産の項目に集中しているような場合には、経営が不安定な状態、と言えるかもしれません。それに気づくことができれば、人的資産の構造資産化という課題の発見と、それを具体的に進めていくという改善策の検討に進むことができます。

 知的資産は見つけたところで終わっては意味がありません。把握して、課題を見つけて、さらにブラッシュアップしていくことにこそ、意味があるのです。

 その上で、この「MERITUMプロジェクト」による3分類は、取り組みやすい手法でありながら、比較的、気づきが多く得られますので、おすすめです。ぜひ活用してみてくださいね。

※1「MERITUMプロジェクト」…1998年から2001年の間、ナレッジ型経済の準備を目的として、欧州の6カ国(スカンジナビア3カ国、デンマーク、フランス、スペイン)と9つの研究機関が実施したプロジェクト。


■現場レポート-社長さんの関心ごと

 2013年7月、100名を超える経営者の方々が登録されている研究会「FORUM22(※2)」において、講師をさせていただく機会がありました。今回は、その時の様子と、講義を通じて得た気づきについて、ご紹介させていただきます。



 この研究会では、毎月一回、経営者の方々が集まって、交流をしたり勉強をしたり、研鑽を積んでいらっしゃいます。今回は、2月に開催された「知的資産経営WEEK2012シンポジウム in 東京」で、私の事例発表をご覧になった方からのお声がけで、講師をする機会をいただきました。

 当日は、70名を超える経営者の方々がずらりと並び、皆さんとても真剣なまなざしでまっすぐにこちらを見てくださるので、内心とても緊張いたしましたが、そんな経営者の方々のお気持ちに少しでもお応えできるよう、精一杯、講義をさせていただきました。

 講義内容は、知的資産経営の導入部分に関する説明を中心に、世界のこれまでの簡単な取り組みの歴史や実在の企業の事例、代表的なスキームや活用方法を紹介いたしました。

 講義の最中に、「(今思いつく)自社の知的資産を書き出してみる」というワークもいたしました。すると、さすが毎月研究会を開催されているだけあって、すらすらと書き出される方も多くいらっしゃいました。中には、オリジナルの分類方法で整理をされてみたり、この強みとこの強みはこうつながっています、というご説明をしてくださる方もいて、私自身もたくさんの気づきを得ました。

 講義終了後の質疑応答の場や、交流の時間に、「定量評価が難しい中、どのように他社との比較をしたら良いのか?」「あえて見える化をしたくない要素もあるけれど、それはどうしたら良いのか?」「知的資産は、必ずどんな会社にもあるものなのか?」といった、鋭いご質問もいただきました。

 そして、講義終了後にご提出いただいたアンケートには、とても特徴的な傾向がありました。それは、「もう少し詳しく聞いてみたい内容は?」という質問に対して、多くの方が「事業承継」という言葉を書かれていたことでした。



 今回の講義では、「事業承継」については、「知的資産経営が活きる場面」の一つとして触れただけだったのですが、やはり、昨今の日本の状況を象徴するように、多くの経営者の方にとって、事業承継は大きな関心ごとであるようでした。

 そしてこの事業承継にも、ご自身が近い将来に承継を受ける側であるケースと、現在既に社長さんであり、来るべきいつかの日に備えたいケースの、両方が混在していました。アンケートを拝見しながら、事業承継は、バトンを渡す側にとっても受け取る側にとっても、大きな課題であることを改めて痛感いたしました。

 「知的資産経営」は、経営を行う上でのひとつの道具に過ぎません。それでも、事業承継や、取引先の開拓や、採用活動や、従業員のモチベーション向上などなど、さまざまな場面で活用でき、なおかつ、お金で買う資産と異なり、容易に他社に真似されにくい要素になるのですから、企業にとっては競争力の源を再確認できる、非常に有益な道具だと思うのです。

 今回は、講師をさせていただいたことで、知的資産経営をお手伝いすることの魅力を、改めて感じる機会となりました。

※2 経営者交流会FORUM22


■現場レポート-商工会議所訪問記

 2013年9月5日(木)、東京商工会議所の中小企業部を訪問させていただきました。詳しい内容は、今号掲載の取材記事をご覧いただくとしまして、ここでは、私がとても印象に残った点について、ご紹介させていただきます。

 東京商工会議所では、『中小企業が信頼を高めるための情報開示のすすめ』というタイトルで、非常にきれいにデザインされた「知的資産経営」に関するガイドブックを作成されていました。「知的資産経営」はただでさえ名前が堅苦しく、とっつきにくい印象を与えてしまうので、親しみやすい雰囲気のパンフレットは、入口としてはとても効果的だと思いました。

 中面もとてもコンパクトにまとめられており、読みやすく、企業の方々にとっても、入りやすい内容だと感じました。それでも、知的資産自体の定量評価が難しい点、企業のニーズがまちまちである点、主観的な要素が強くなりやすい点など、多くの問題が存在し、このガイドブックの発行に至るまでにはとても多くのご苦労があったとのこと。そのお話をお聞きして、知的資産経営の導入方法について、客観的に一律に説明することは難しい、ということを、改めて、実感したのでした。各企業様の事情や状況に合わせてご提案をしていく、その必要性を再認識する機会となりました。

 また、最近は海外進出を検討される企業が多く、東京商工会議所においても、海外進出を支援する機会が増えている、というご説明がありました。企業の方を海外に連れて行くツアーを企画し、現地では、既に現地で運営している企業の見学等をして回るのだそうです。

 そんな海外ツアーから戻られた経営者さんの中には、「知的資産経営の必要性を感じた」とおっしゃる方もいるのだそうです。おそらく、現地の取引先に自社をアピールしたり、現地採用の人材に自社の経営理念を浸透させたり、という場面を想定したときに、知的資産経営の手法が使える、あるいは、欠かせない、と感じられたのではないかと思います。

 知的資産経営は、非財務情報の資産をあぶりだすことだけに意味があるのではなく、どこに企業の核となる価値があり、差別化の要素があり、本質的な魅力があるのか、を、言語化するための手法でもあります。ですので、事業承継、海外進出、組織文化の改革、など、企業が変化を迎える時や、めまぐるしく変化する時代に対応する時に、役立つものになるのだと思います。

 一社一社個性の異なる企業が、知的資産経営を適切に導入していくためのお手伝いをしていくことは、そう容易ではありません。ですが、だからこそやりがいがあり、企業様にも求められるものなのだと思っています。私もこれまで以上に、日々勉強を重ねていきたいと、改めて思いました。


>>>第6号へ続く



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2013年5月、科学雑誌で有名な「Newton」より行政書士業務を紹介する「行政書士の世界」が、電子書籍として発行されました。
毎月1回の発行で約1年半、全第16号まで発行されましたが、今年の秋でNwetonでの公開が終了することとなりましたので、私が執筆した記事の内容をこちらで紹介させていただくことにいたしました。
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行政書士が『知的資産経営支援』に取り組む
~中小企業支援の専門家として~

<第4号> 2013年8月発行



■まえがき

 前回の第3号では、「知的資産経営」を導入していく流れから、「知的資産」=「見えざる資産・強み」を見つける方法をジャンル別にご紹介させていただきました。
 第4号となる今回は、前回に引き続き知的資産を見つける際に役に立つツールをご紹介させていただきます。
 特に今回は、知的資産経営でよく使われる手法、セグメント分析についてご説明させていただきます。


■事業の流れの中から強みを見出す「セグメント分析」

 知的資産を見出すための方法はさまざまです。前回ご紹介させていただいたもののほかにも多くの手法があると思います。
 今回は、数ある強みを見出す手法の中でも、知的資産経営において代表的な手法とも言える「セグメント分析」をご紹介いたします。

 「セグメント分析」は、龍谷大学中森教授が提唱された手法で、事業活動の一連の流れを4つのセグメントに分け、事業活動の流れの中から「動的な価値」を見出す方法です。

 手順としては、企業の事業活動における強みや特徴などを、以下のように「経営理念・方針」「マネジメント」「技術・ノウハウ」「製品(商品)・サービス」の、4つのセグメントに分けるところから始まり、後ろから遡るように眺めることにより、企業活動の流れの中にある強みを見出していきます。



 それぞれのセグメントの意味を簡単にご説明いたします。

「経営理念・方針」は、企業の活動の軸となる理念であり、方針です。
 企業の中には、理念を明確に言葉で定めていないところも多いかもしれませんが、社訓や社長が日頃から大事にしている考え方、などもここにあたります。

「マネジメント」は、いわば「技術・ノウハウ」などを生み出し、保ち、蓄積するための仕組みや努力、工夫をさします。
 人材育成のための制度や、技術向上のための取組み、ネットワーク構築のための努力、などがここにあたります。

「技術・ノウハウ」は、現在の結果を支えているもの、成果の背景にあるもの、製品やサービスが売れる理由です。
 販売力、技術力、ネットワークなどもここにあたります。

「製品(商品)・サービス」は、業績や製品やサービスの特徴などです。
 売上げ、シェア、差別化できている特徴、顧客からの評価ポイント、などがここにあたります。

 ヒアリングなどを通じて得られたさまざまなキーワードを各セグメントにあてはめていき、 「製品(商品)・サービス」のセグメントから「経営理念・方針」のセグメントに向かって、「なぜ」「なぜ」「なぜ」と、事業活動を遡るように眺めていくことで、「動的」な価値を見つけることができます。
 そして、そのように遡って見ていくことにより、全体がひとつのストーリーとしてつながって見えてくるのです。


 ここで、セグメント分析の例をご紹介いたします。

 以下は、イメージが湧きやすくなるように、実際に私が支援を行っている企業(プラント向け製品の製造メーカー)のセグメント分析の一部を改編したものを用いてご紹介いたします。


1:「製品(商品)・サービス」のセグメント

 主力商品は、狭い業界ではあるものの国内トップシェアを獲得できており、長くその状態をキープできている、という成果がありました。

 また、顧客が長年離れずに関係を保ち続けていられる理由としては、耐久性とアフターフォローが高く評価されている、という特徴がありました。




2:「技術・ノウハウ」のセグメント

 この企業では、品質や耐久性を高く保つための技術がありました。
 また、迅速なアフターフォローを行うためのノウハウがありました。





3:「マネジメント」のセグメント

 この企業には、品質を高く保つため、重要な部品を外注せず内部製作を行うなどマネジメント上のさまざまな工夫がありました。

 また、品質の高さとコストのバランスを保つために生産方式にも工夫が施されていました。
 さらに、アフターフォローを迅速に行えるための、連携や人材育成にも力を入れていました。





4:「経営理念・方針」のセグメント

 1~3の活動を支える拠り所として、顧客の安全を支える高品質な製品を迅速さとサービス力によって提供し、顧客満足度を高める、といった経営理念がありました。




 そして、全体をつなげると、以下のようになります。



 企業の活動は、「経営理念や方針」に基づいて、「マネジメント」を行うことで、「技術やノウハウ」を生み出し、蓄積して、企業の利益に貢献する「商品やサービス」につながっていく、と考えられます。

 けれども、知的資産を探す際に、上記の事業活動の流れ、即ち、理念側から捉えようとしていると、隠れた強みを見落としたり、理念から直接的につながりにくいものは無意識的に省いてしまう可能性があります。

 このセグメント分析では、「製品やサービス」などの現在の結果から「これを支える技術は?」「このノウハウを支える工夫は?」と、遡るように見ていくことにより、見えなかった強みにも気づくことができ、全体がストーリーとしてつながって見えてくるのです。

 つまり、セグメント分析を使うことによって、事業活動における企業の見えざる強み=「知的資産」を見出し、さらには「知的資産」と「業績」との関係も「見える化」していくことができるのです。


■キーワードを探し出すための道具

 ここでは、前回の号でお約束しましたように、「知的資産を見つける方法」のうち「社長自身や経営陣で考える」際に役立つ手法をいくつかご紹介いたします。
 この他にもさまざまな手法がありますし、下記の多くはアイデアを発想するための技法ですが、このようなツールを活用して強制的にキーワードを抽出することで、多角的な視点で強みや特徴を考えていくことができるようになります。

●ブレインストーミング
 発想法の中でも最もポピュラーな手法で、アイデア研究家のアレックス・F・オズボーン氏によって考案された集団発想技法です。
 ①判断を先送りする
 ②自由な発想を歓迎する
 ③質より量を重視する
 ④人のアイデアに便乗する
という4つのルールを守って、グループでの話し合いを進めます。
 チーム力を上手に活用することで、一人で悶々と考えているよりも遥かに多くの発見をすることができます。

●オズボーンのチェックリスト
 ブレインストーミングを考案したオズボーン氏によって開発されたチェックリストです。
 次の9つの質問に答えていくことでアイデアを発想していきます。
 ①転用 ②応用 ③変更 ④拡大 ⑤縮小 ⑥代用 ⑦置換 ⑧逆転 ⑨結合 したらどうなるか?
 質問に答えることで、強制的にアイデアを引き出しますので、今まで考えてこなかった角度から物事を捉えたり、思いもよらないアイデアを思いつくことが可能になります。

●SCAMPER
 オズボーンのチェックリストを改良してボブ・イバール氏が開発した質問リストです。
 ①Substitute(入れ替える)②Combine(統合する)③Adapt(適用する)④Modify(修正する)⑤Put to other uses(使い道を変える)⑥Eliminate(取り除く)⑦Rearrange/Reverse(並び替える/逆にする) とどうなるか(ことができるか)?
 このツールがあれば、短い時間でも多面的に物事を捉え、考えることができます。

●マインドマップ
 イギリスの著述家トニー・ブザンによって提唱された思考・発想法です。
 紙の中央にセントラルイメージと言われるテーマを書き込み、そこから放射状に線を引いて、キーワードやイメージを派生させていくことにより、思考を整理したり、発想を広げていく手法です。
(マインドマップ:英国ThinkBuzan社の商標登録)

●マンダラート
 デザイナーの今泉浩晃氏によって考案された発想法です。
3×3の9つのマス目を書き、中央にテーマとなる内容を書いてテーマから連想するキーワードやアイデアで周囲の8マスを埋めます。
 その周囲のキーワードからひとつを選び、新たなテーマとして同じことを繰り返すことで、無限に発想を広げられます。
 連想ゲームのようにキーワードを拡散し続けるので、アイデアを飛躍させたり、多くの案を出したい時に効果的です。

●KJ法
 文化人類学者川喜田二郎氏によって考案された発想及び問題解決手法です。
 カードに1つずつデータやアイデアを記述して、カードをグループごとにまとめていくことにより、発想していきます。
(KJ法:(株)川喜田研究所の商標登録)

●MECE
 コンサルファームのマッキンゼー社が考案した問題解決の手段を洗い出したり整理するための考え方で、もれなくダブり無く、を意味しています。
 要素の抜き出し、商品企画、調査対象の選定など網羅性が求められる場合に有効的な考え方です。(MECE=Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略。)
 MECEは、上記のその他のツールとは異なり、そのまま適用できるフォーマットのようなものではありませんが、考え方や視点としてさまざまな場面で活用することができます。


 次回は、見つけた強みを分析する方法について、お話ししたいと思います。


>>>第5号へ続く


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