かなり期待していたNetWalker・・・
期待していただけにあまりの動作の遅さに絶望して、
もはや手も触れていません・・・(-。-;)
ところで、このNetWalkerにはUbuntuが入っている訳ですが、
NetWalkerでしか使えないアプリが存在します。
それは「XMDF Viewer」
XMDFは電子書籍のフォーマットの一種で、
提唱しているのはシャープです。
しかも今の時代、規格の利用にお金を取るという、
なんとも時代遅れな形式です。
しかもXMDF ViewerってLinuxには無いのです(ノω・、)(多分)
とはいえ、既に数十冊の電子書籍を買ってしまっている訳で・・・
Ubuntuでは読めませんでは、
Type Pを持ち歩く魅力が3分の1くらいになってしまいます。
そこで、
「Wine」
を入れてみました(・ω・)/
WineはWindows APIの互換レイヤーらしいです。
大雑把にいえばLinux上でWindowsアプリを動作させることが出来るアプリです。
インストールはいつものように「Ubuntuソフトウェアセンター」から
なんだか2つあったので、日本語が書いてある方を選びました(;^_^A
インストールが終わると、
こんな風に「アプリケーション」の下に「Wine」のツールバーが現れます。
取り敢えず「Configure Wine」を選択して、初期設定を。
設定と言っても、「ドライブ」タブから「自動検出」をクリックして、
Ubuntuの入っているドライブを認識させるだけだと思います。
では、XMDF Viewerをダウンロードします。
ダウンロードするのは、PDAでもつかっている
「ブンコビューア」
です。
現在2つのバージョンがあります。
ちなみに、試してみたところVer6.0.2.0は動きませんでした。
インストールする時もインストーラーの文字がまともに表示されない不具合がありました。
という訳で、Ver4.0.02の方をダウンロードして来ます。
インストール用に、
「~/user name/Windows/BunkoViewer4.0」
というフォルダを先に作っておきました。
後は端末からダウンロードしたファイルを
$wine filename.exe
みたいに実行してやれば、
Windowsと同じようなインストーラーが立ち上がって
インストールが始まります。
Windowsが入っているドライブをいじるのは色々良くない気がするので、
ここでは先ほどUbuntu側に作ったフォルダを指定してインストールしました。
デフォルトだとCドライブにインストールしようとするので、
それだけ注意すれば大丈夫だと思います。
ちなみにmsi形式のインストーラーの場合は、
$wine msiexec /i filename.msi
だそうです。
インストールしたソフトは、
Wineツールバーをたどると出てくるので、
ここから実行します。
もちろん端末から
$wine filename.exe
でも実行可能です。
というわけで、無事Ubuntu上で
Windows版ブンコビューアを起動できました。
下ではシャーロックホームズ全集を開いています。
文字の大きさとフォントを設定して、
一番上の文字が切れてしまいますのでちょっと使えませんね。
なにはともあれ、これでNetWalker用に買ったmicroSDを無駄にせずにすみました
その他Vectorから幾つかWindows用ソフトをダウンロードしてみましたが、
動くもの動かないものがある様です。
本来絶対に動くはずのないものがUbuntu上で動かそうとしている訳ですから、
動くものがあるだけで恩の字ですね。
何が動いて何が動かないのか、
確認してみるのも暇つぶしに良いかもしれません。