― Sleeping Workers ―-Beacons Of Ancestorship

Tortoise 『Beacons Of Ancestorship』

と『1Q84』。


どちらも一聴、一読すれば

トータスだ。

村上春樹だ。

と即座に実感できる。


でも、やはり彼らと彼がまだ弛まず走り続けていて数年前より先(それは今なんだけど)に在ることもよく分かる。

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― Sleeping Workers ―-twilight museum

初野晴 『トワイライト・ミュージアム』を読了しました。

以下、ストーリーとは若干無関係な感想。


R25に連載されている高橋秀美のコラム『結論はまた来週』で一貫して伝えられている、と

勝手に解釈しているのは

「あなたは自分の意思でそれを選んでいますか?」ということ。

メディアの影響力や時勢の移り変わり、しばしば生じる国家単位のお祭騒ぎに焦点を当てて


ちょっと待て。


と安易な結論を許さない。


『トライライト・ミュージアム』はもちろんS.F.なのですが、史実を基にして描かれる

「ちょっと待て」を微塵も考えられない人々。

それらの人々を操るかの如く考える隙を与えない人々。

考えることを諦めず抗う人々。


以前『退出ゲーム』を貸した職場の先輩から

「面白かった。けど、高校生なのに何でも知りすぎじゃね?」と感想を受けたけど

本書の主人公も同様に若干14歳ながらその実は学芸員たちと会話ができるほど。

いいんですよ、S.F.だから。

多分、大事なのは情報・知識・智慧の階層構造がきちんと活きる、と分かること。


「Boy meets 何とか」(Boyは本書に合わせて・・・)のジュブナイルは、ジュブナイルだからこそ

Boyでなくなった我々大人に大事なことを思い返させることができる。


自戒を込めてあと一つ。

ひねくれた言い方をするならば

「ちょっと待て」と言われて素直に待つのはただの馬鹿です。

努々忘れること無かれ、俺。

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