2005-12-02 14:00:00

壁に耳あり障子にメアリー

テーマ:読書

ポークソテーとタラのテリーヌ


こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?



昨日の晩ご飯はこれまで例を見ないほど上手に出来ました!

ヽ( `Θ´)ノワッショーイ!!!!



なのでなので、ちょっと拡大写真もお目に掛けたい! (ノ´Θ`*)アヘアヘ






ポークソテー バルサミコソース


こちらはポークソテーのバルサミコソースです。


付け合わせはブロッコリーとカブとエリンギ。


バルサミコソースはすんごい手軽に作れておいしいのでオススメです。


赤ワインとバルサミコ酢を同量鍋に入れて半量になるまで煮詰め、途中で適当に蜂蜜とか砂糖とか入れるだけ。昨日は余っていた黒蜜を足してみました。


冷ますとほどよくとろみが付き、見た目も綺麗に仕上げやすいソースです。







タラのテリーヌ


こちらはタラのテリーヌです。


付け合わせはZの筆順にピクルス、イクラ、ケッパー、練りウニ。ちょっと練りウニが強力すぎたけど・・・まぁ許容範囲内です!(`Θ´)


今回のテリーヌはパセリを一緒にフードプロセッサーに入れてみました。そのせいか分かりませんが、ちょっと形状記憶能力が低かったような・・・少し脆くなってしまいましたがギリギリセーフ!


ソースをかけると崩れそうだったので、変わりにピンクペッパーとチャービルをふりかけてみました。


ピンクペッパーってかわいいよね(`Θ´)ハァハァハァハァ







さて、先日こちらの記事 で私が作曲をまともに学習したことがないというお話をさせていただきました。


それで



野口 義修
作曲本―メロディーが歌になる



このような本を買ってトイレで読んでいるわけですが、この記事に対して多くの方からコメントを頂戴いたしました。


本当に皆さん、いつもありがとうございます(`Θ´)




ところで沢山頂いたコメントの中に、どうしてもスルーできないものが御座いましたのでここでご紹介したいと思います。





件名 : 無題





(`Θ´) ・・・・・















本文 :


作曲本を読んでいただいてありがとうございます。
野口です。






|Θ´;) ・・・・・?


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 























野口です。 




|Θ´;;) ・・・・・





「野口です。」 って・・・・・











御本人降臨!


((((;`Θ´)))ガクガクガクブルブルブル







そうです!このコメントを入力した方は先ほどご紹介した「作曲本」の筆者


野口 義修さん


だったのです。うひょおおおおおおおおおおおお!!





まさか自分がうんこしながら読んでいる本を書いた人からコメントを貰うなんて・・・



そんなことを思っていたら案の定




狭いところで読むのも良いですが、いろいろな場所でも読んでくださいね。



あ!突っ込まれた!(笑


流石です!私は冗談が通じる人が好きです!



作曲本の中では例え話が沢山出てきて、書いた人の人柄や引き出しの豊富さを感じさせられます。例えばメロディーの展開を家系図に例えたり・・・・ああ、なんかすげぇ共感できる感性・・・(`Θ´)




ちなみにちょっとだけ弁解させていただくと、トイレでの読書は案外バカにできません


日高敏隆という大学の先生は、二十カ国語くらいを自由にあやつる語学のエキスパートですが、なんとこの先生はトイレに入ったときだけ勉強してこれを身につけたというからびっくりこきます。



トイレだけで二十カ国語!(`Θ´)



そんなわけで私もこれを実践しているのです。



あ、でも絶対音感なんて全然ないし、楽譜もなぞるようにしか読めない私にとっては作曲本はやっぱりトイレで読むだけじゃ不十分。


全部通読してから楽器を持って再度読む予定です(`Θ´)






いやぁ・・それにしても・・・まさか筆者の野口さんが私の記事をご覧になるとは・・・



インターネットって恐ろしい(笑



同時にこのようなコミュニケーションが成り立つことが有り難い!(`Θ´)




野口さん、私のブログをスルーせずにコメントをして下さって本当にありがとうございます。






今回ちょっと気がかりに思うことは、私がこれまで記事で取り上げてきた著名な方々がどのくらいの割合でここを訪れているのかという点です・・・


誰の心の中にも自意識過剰リミッターが存在しており、自分のことを本来より大きく見なすことを抑制しているものです。そして、それは私の中にもある。


つまり「こんな所で何書いても本人が見るわけない」っていう意識がどこかにあります。




しかし・・・いや、嬉しい反面で緊張しますよね(`Θ´)ハァハァハァ





私が特に気になるのが、相撲関係の方々・・・・


特に闘牙(青いモミアゲ)とか隆の鶴(赤いモミアゲ)とか千代大海(空飛ぶ大関)とかが見てたとしたら・・・ああ・・・なんか複雑・・・



試しに今「闘牙 モミアゲ」でググってみたら、

私のブログは1ページ目ですし(笑




しかし私の相撲記事をご覧頂いて、


「少し相撲に興味が湧いてきた」


という方が数名いらっしゃいますので、私の貢献度は無視できないレベルだと自負しています!




というわけで、ちょっと言い訳しておきました(`Θ´)ハハハハハハッハハハハハハハハ


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2005-10-10 14:30:00

自然界のオキテと人間の発明

テーマ:読書

科学者

こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?




先日こちらの記事 でご紹介した


ゾウの時間 ネズミの時間


という生物学の本、しばらく前に読み終わりました。




この本のテーマは動物のサイズと時間の進み方を科学的に解説することですので、中には結構難しげな数式などが登場します。


しかし、私は全部スルーして(笑)それでもそれなりに内容が理解できました。




彼女も以前この本を読んでみようとしたのですが、



(‘Θ‘#) 「こんなの電車で読めない」



だそうです。


うん・・ちゃんと理解しようと思ったらノートが必要かもしれない・・




しかし、私のように数式スルー機能が搭載されている人にとっても手軽な発見がたくさんある良書だと思います。


私はもう一度読みたいと思う本は沢山ありますが、実際に二回読んだ本はもしかするとこれが初めてかもしれない・・・そのくらい気に入っている本なんです。




通読してみると、自然界の動物たちのそれぞれが長い時間をかけて研ぎ澄まされた一つの結果であることがよく分かります。


また、同時に全ての動物たちが何らかの課題を抱えていることも理解出来ます。


課題・・これは犠牲という言葉に置き換えてもいいでしょう。


なにかの能力を獲得するかわりに、なにかの利便性や安全性を犠牲にしているのだと思います。



私たちほ乳類は体のサイズを大きく進化させてきましたが、そのくせ素早く動くこともできます。


しかしそのためにものすごく大量のエネルギーを必要とするんですよね。


年がら年中、それこそうんこしながら食べるみたいなことが要請されていますし、もしそれがイヤだと言うなら目に入る「他人」をとっつかまえて食うという、ズルをするしかありません。


まぁズルといっても相応のリスクがありますが、自分の自由な時間はわりと持てるよね(`Θ´)



草食動物がコンビニのアルバイトだとしたら、肉食動物は家庭教師みたいなもんでしょうか。






我々ほ乳類は恒温動物ですが、変温動物と比較すると約30倍ものエネルギーを必要とします


これは同じ体重のもの同士を比較していますので、例えば体重60㎏の人間は、同じく体重60㎏のワニの30倍のエネルギーを必要とする、というお話。


極めて燃費悪い。




しかし燃費のいい変温動物はこれまた相応なリスクに晒されており、体が温まるまで活発に動くことができません


そのため朝方に敵にハケーンされたりなんかすると逃げることもかなわず、マグロ状態で食われるしかないのです。




奇しくも昨日の記事でご紹介した彼女のつぶやき・・



寒いと動きが鈍くなる・・・・



いろいろなことを想像させられる一言です。






この、ゾウの時間 ネズミの時間で取り上げられていたとても興味深いテーマをもう一つご紹介したいと思います。



なぜ車輪動物がいないのか



ああああ!!!確かに!!!!(`Θ´)


陸に住む動物はみんな複数の足を交互に出して歩くし、水の中ではみんなヒレを使うし、空中では翼を使います。




どうしてタイヤを装備している動物がいないんだろう!!!


スクリューやプロペラが自然界に存在しないのはなんでだろう!!!



「なんでないの?」っていう質問って答えにくいと思うんですが、それでも著者は苦しそうに(笑)それを説明しています。



エネルギー効率が悪いからとか、軸と車輪は切り離されてないとだめだとか、舗装された道路が大前提になるとか・・・



まぁでも結局のところ、ないもんはないんですよね。


仕方ありません。



「なんであなたはお金を持ってないの」って言われても、ないものはないんです。あるところに行ってください。





さて、動物界に車輪が存在しないということに思いをはせると、逆に


それを発明した人間ってすげぇ!


と感じ入ります。


ヒントは坂道を転がる石だったり丸太を転がしてみたことだったりするかもしれませんが、やはり先駆者たる動物は存在しません。

自然界からのヒントかもしれないけど、それを行っている動物はいなかったんです。



カンフー動物の動きをヒントにするのが定番ですが、動物からヒントを得られないものを生み出すのって逆に難しそうではないですか。



蛇拳とか鷹拳とか虎拳とかは見なくてもどんな動きかなんとなく想像つきますが、



雪崩拳


とか


台風拳 


とか


北斗七星拳


などは存在しません。



北斗七星拳はどんなのか想像つくかもしれませんが、それはズバリ漫画の影響です!


他の二つは極めて迷惑な動きをしそうです。






事実、古代には車輪を知らない文明が沢山存在しました。



つまり車輪ってのは誰もが思いつくようなことじゃないんですね。


発明した人はきっと天才だと思う。







そして私たちが何千年も前に手に入れた車輪という文明は、今でも人間生活の根幹に関わる重大な部分を担っているんです。



あらゆる移動手段は車輪なくして成り立ちませんし、車輪を広くとらえて歯車モーターなども含めると、これがなくなったらまじでなにも出来なくなるでしょう。


車輪がついている自動車や自転車は言わずもがな、船だって飛行機だって、ホバークラフトだってプロペラかスクリューが必要です。



もしパソコンの電源を入れても、冷却ファンがないのですぐにぶっこわれます。それにそもそも電気を生み出すタービンがありませんので・・・ってこれ前に話したな・・(笑



私たちの機械文明は「回転すること」を抜きに語ることはできません。


根本的に物を上下とか左右に動かす技術はないんですよね。



上下左右運動はおおむね回転の運動を変換しているだけで、油圧サーボやエンジンのピストンなどもやはり回転するものが必要です。




たとえばアイボっていうロボット犬がありますが、あれの体には沢山の歯車が組み込まれています。


アイボは歩行しますので上下左右の運動をしますが、実はモーターで歯車を動かして結果的に横や縦の動きにしているだけでやはりその正体は回転運動と言えるでしょうし、ミシンなども上下に動いているように見えますが、正体はやはり歯車とモーターです。




つまり私たちの生活は動物界に存在しないはずの車輪によって成り立っている面が非常に大きく、そうした意味では


おれたち世界初の車輪動物!


って主張しても間違いではない気がするのです。いや、間違ってるかな(笑






ところで、今後私たちの生活にロボットがどんどん進出してくることは明かだと思います。


私はシンプルにワクワクします (`Θ´)



しかし上で申し上げたアイボもそうですが、歩かせようと思ったらどうしても「回転>その他の運動」という変換が必要になり、とにかく部品が多くなるし素早く動かそうと思ったらギアが必要になって、そんでさらに部品が沢山必要になるでしょう。


で、結果的にとっても重たくて必要以上に大きなものになってしまうのではないでしょうか。




例えばホンダが開発したアシモというロボットは確かにすげぇ!!!うん、すげぇよ!!!



だけどある日の朝あなたが職場であれを発見して、しかも上司から



「新入社員の斉藤君だ。とりあえずお茶くみやって貰うから。」


って紹介されたとしても受け容れがたいなにかがあるはずです。




アシモが足を上げるたびに実はものすごい勢いでモーターがまわっているわけで、結果的に運動の変換にエネルギーのロスが発生すると思います。


あなたが冷めたお茶を渡されて「斉藤!もっと早く動け!」と苦言を呈することは火を見るよりも明らかです。




私たちの腕や足は筋肉の収縮によって動いていますので、そうした意味で私たちとアシモとの間には埋めがたい大きな溝があるのだと思います。


運動の根本的なメカニズムが全く違うんですね。






先日、日立がわりと実用可能っぽい人工筋肉を開発しました。


(詳細はこちら



何千年も続いている実は非効率な車輪の文明が終わりを向かえ、収縮運動の文明を築いてゆく幕開けがまさに今かもしれない・・・そんなことを考えています。



歯車を使えば前後左右に運動するものを作ることは出来ます。しかしどうしてもサイズが大きくなってしまうし、大きな力を出すと壊れますよね。


もしも収縮文明が訪れたら思いもよらない便利なものが誕生するかもしれません。




自動で歩いてくれる靴


とか


自動たかいたかい機


とか


超コンパクト!ドアノック機



など・・・(`Θ´)




あ、そうそう、大事なこと言うの忘れてました。


とりあえずもしもアシモが職場にやってきたら、運動の根本原理が違うからといって差別しないで、対等に接してあげて下さい。




私は約30年後ロボットの人権付与を提唱する予定です(`Θ´)

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2005-10-06 12:55:00

夜と霧

テーマ:読書

ドアノブ

こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?



写真は昨日の記事 でお話いたしましたトイレのドアノブです。


そう、彼女がしたたか頭を打ち付けた例のやつが、これです。



で、いつも思うのですが、どうにもこれが私には・・・



































爆発ですか?

これに見えるんですよね。(`Θ´)コンニチハコンニチハ♪


いや、ドアの鍵のところが・・・

まぁそんなことはどうでもいいのです。







以前eiさん から教えていただいた


ヴィクトール・E・フランクル, 池田 香代子
夜と霧 新版

を読み終わりました。


読んだのはもうだいぶ前のことで、自分なりになんらかの感想文を書きたいとは思っていたんですが、なかなか・・・


なんていうか、なにを書いたらいいのかよく分からなかったんです。

ただこのまま記憶が風化するのはアレですので、やはり何か書いておこうと思って(`Θ´)




著者はナチスドイツの強制収容所に入れられて生還した体験を持つ心理学者です。


彼はこの本の中で、なるべく心理学者としての視点から収容所でどんな出来事が起こったのかを解説しています。




体験談・・というより、彼の特別な職業に因った解説・・・私にはそう感じられる内容でした。



読み終わって一番最初に感じたのは


こんな壮絶な体験を美化しないでよく書けるもんだ!



時として悲惨な体験は、語り手によって美化されて・・・もっと言うと都合の良いところばっかりピックアップされ、そうじゃないところは本人も忘れてしまって、とってもいびつな形で伝えられるものです


人間は考えることによって記憶を定着させるのだそうで、その考えるプロセスで自分に不利な点を排除していく性質を持っていると思います。


そして単純な事実をドラマに仕立て上げ、美しくしてしまうんです。




著者がなるべく客観的に事実を語ろうとしているのはよく分かりました。

時折見せる主観的な意見は「美化したい」という欲求を強く感じさせますが、それをなるべく制御して・・・ものすごく自分を制御して書かれているとても勇敢な本です。



正直言うて、私はナチス収容所のドラマにはあまり興味がありません。


しかし「本当はなにが起こったのか」を語ってくれるのであれば、聞かせて欲しい。




著者は私のそうした身勝手な要求に応えてくれました。






人々が事実を美化するのは仕方がないし、多くの場合は罪のない行為だと思います。


ただ、話を聞くがわの人間はそれが美化されているものだということをちゃんと認識しないと、余分に片方の味方をしてしまったり、過剰に相手の都合を斟酌(しんしゃく)してしまって事実を見誤ることがあります




私はドキュメンタリーでもなんでも、ドラマ化されてしまったものは


2割引


で見るように心がけています。


都合良く描かれている前提で、その分をおおむね経験から2割として受けとめるんです。




それをしないと、私は相手を受け容れることに手加減を加えてしまう。

必要以上に「よしよし」してしまうわけです。


本当にその人の立場になるために、割り引いて受けとめることは私にとって必要不可欠です。




その点、この夜と霧は私がたいして割引をしなくてもありのままが伝わるように、著者のものすごいチャレンジが施されていると感じました。




私が強制収容所にもし入れられていたとしても、私はきっと生き延びられる!


そう思うことができました。


収容された彼らが特別なんじゃありません。私たちはそれに絶えうる構造を持っているのだと感じました。



また、同時に私がナチスの一員だったとしたら被収容者を手ひどく扱うだろうことも、残念ですが確信を持つに至りました








ところで、人間が生きていく上でどうしても必要なものがあるとすると、それはもしかしたら希望かもしれません。



ある被収容者は収容所から解放される日について、お告げのようなものをに見ました。


夢の声は具体的な日づけをあげて、その日に収容生活が終わるのだと言ったんだそうです。



この夢を見た人はそのことを正夢だと信じていましたが、お告げの日が近づいても収容生活は変わらず希望は徐々に失われます。


そして、ちょうどお告げの日に彼は危篤状態となり、翌日チフスで亡くなったのだそうです。






またクリスマスの次の一週間では、沢山の方が亡くなったそうですが、著者はこのことを「クリスマスには家に帰れるという、ありきたりの素朴な希望にすがっていた」と説明しています。




もしそうだとしたら、絶望は私たちの命を奪うものかもしれない。


逆に言うと、私たちは希望があるから生きていけるのかもしれません。







言うまでもなく収容所という環境は一種の極限状態であろうと思います。


被収容者たちが一つ一つの感情を徐々に失っていく様が描かれていますが、こうした現象は人間が持っている適応能力に因るものではないでしょうか。


つくづく、私たちはいかなる環境にも耐えうる素材なのだと感じます。やっぱ38億年もかけて進化しているだけのことはあります。



環境に順応して生きながらえる機能と同時に、私たちは環境に抵抗する精神力も持ち合わせていますが、収容所を実際に体験していない人が


「俺はあそこに入っても自分を失わずにいられる!」


って言ったとしても、信じる人は誰もいないでしょう。

なぜなら、私たちがそうした例を知らないからだと思います。




人間の精神が収容所という特異な社会環境に反応するとき、ほんとうにこの強いられたあり方の影響をまぬがれることはできないのか、このような影響には屈するしかないのか、収容所を支配していた生存「状況では、ほかにどうしようもなかったのか」と。

こうした疑問にたいしては、経験をふまえ、また理論にてらして答える用意がある。経験からすると、収容所生活そのものが、人間には「ほかのありようがあった」ことを示している。

その例ならいくらでもある。感情の消滅を克服し、あるいは感情の暴走を抑えていた人や、最後に残された精神の自由、つまり周囲はどうあれ「わたし」を見失わなかった英雄的な人の例はぽつぽつと見受けられた。





人間ってほんとタフなんですね。


作者が語るこの数行は私にとって未知の世界の出来事ですが、同時に希望を抱かせてくれる文節です。


実際にそれが出来るかどうかは分からないけど、私には自分を失わない可能性が残されているんだな・・・





それにしても、


このことを認めて、語る勇気ってのはどれほどのものだろう!!


もし私が動物としての機能を発揮して収容所に適応して生きながらえたとしても、英雄的な人達が「確かにいた」ということを認めるために、どのくらいの勇気を要求されるでしょうか。


きっと認めたくないと思うだろうなぁ・・・


だって自己否定に繋がるし。(`Θ´)ピヨ




こうした事実をちゃんと冷静に伝えてくれる作者の勇気に脱帽です。


eiさんと同じく、私にとっても「ああ、読んで良かった」と思える本でした。





今日は導入部と本題に落差がありすぎてごめん(`Θ´)

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2005-08-22 11:15:00

私の本棚 文学編

テーマ:読書

サーロインステーキ和風ソース

んああああ・・・・これはラーメン・・・んあ??


こんにちは。久しぶりに彼女の寝言を披露する複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?


言った直後に目を覚ますのがとても笑えます。自分の声で起きているわけですね。




先日彼女が「私が目を覚ましたときに、あなたがこっちを見ていることが多い」と不満を漏らしていました。



私はその時に


彼女が寝言を言う

私がブログのネタにしようと思って聞き逃さないように注目する

彼女が自分の声で目を覚ます

私と目が合う


という非常に強い因果関係が存在することを説明して、納得してもらったところです。





写真は二日くらい前の晩ご飯、サーロインステーキの和風ソースです。


このソース、かなーり簡単でオイシイと思うんですが、ちょっと刺激が足りないのが不満なところ。

今回は試しに分かるか分からないかくらいにチリペッパーを入れてみました。




さて、本日は私の本棚を「文学編」と題してご紹介したいと思います。


これまで奇書編、アカデミック編と私の趣味趣向を皆様にご覧頂きましたが、実は本棚を一番占領しているのが「文学ジャンル」の本たちです。



ところがこれまた非常に偏っていて、私は日本人のくせして日本の文学は全体の3%ほどしかありません。


ほとんどが海外純文学なんです。




知っている数少ない日本文学の中でも私が大好きなのは泉鏡花近松門左衛門です。


この両者は端麗さと、軽快なリズムを併せ持つすばらしい文章を生み出しており、特に近松の浄瑠璃はまるで音楽のように気持ちいいテンポで古文なのにあんまりストレスを感じません。



私は「大職冠」という作品をお薦めします。


大化の改新をモチーフにしたファンタジーなんですけど、とにかくエキサイティング。




「汝(おのれ)は曲者いで入鹿が威勢を見よ」と。明星の様成眼を開き。きつと睨み付ければ。南門の棟瓦(むながわら)作り据えたる銅(あかがね)の。唐獅子揺らめき蕩(とろ)け湯となつて。軒に滴り流れしは恐ろしかりける眼力也。

入鹿大床に踊り出。「あれを見よ石も金も草も木も。此両足の下にあり」



こんな感じです (`Θ´)


泉鏡花だったら、私は「化鳥」という作品をお薦めします。ここ で読めるみたい。




さて本題の海外純文学ですが、私がそうした本に興味を持ったきっかけ・・・それは実はルパンなんです。



ルパンと言えばふぅ~じこちゃぁーんですが、ルパン三世が話題に上ったときに私の友人がこんなことを言ったんです。


「でもね、彼のお爺ちゃんは、彼よりもずっとステキよ」




ナヌ!!(`Θ´)



それは聞き捨てなりません。ルパン十分かっこええし・・・間抜けなところもかっこいいし。



そんで友人の話を検証すべく

モーリス・ルブラン, 堀口 大学
813


これを読んでみたわけです。


確かにルパン三世とアルセーヌルパン・・・この二人は絶対に同じDNA持ってるわ・・・行動パターン、そっくり(笑



お孫さんのほうが少しドジ度アップしていますが、変なおどりを踊るところとか神出鬼没なところとか、女が登場するたびに毎度惚れるところとかとてもよく似ていると思います。たしかにこの爺ちゃんかっこいい・・・



作者であるモーリス・ルブランの晩年は、アルセーヌルパンの影に怯えていたと言われています。

家を厳重に戸締まりし、ビクビク生活してたって言うんですよ。


自分が生み出した架空の人物に怯えながら死ぬ・・・凡人の私には想像もつかないような世界です。






さて、それまでほとんど海外の小説に縁がなかった私ですが、アルセーヌルパンのおかげで興味を持つことができました。

ルパンは文学とは言えないと思うけど、私にとってはすごくいいきっかけになったんです。



とりあえず私は

世界文学の名作と主人公・総解説―登場人物の生き方に学ぶ。物語のエピソードを読む。


この本を買って、文学全集をオークションで落札して、とにかく片っ端から読みあさりました。


本当はどんだけかかっても全部の作品について語りたいところですが、キリがないので適当にピックアップしたいと思います。



やっぱ海外純文学といえば、これをはずして語ることは出来ないでしょう。



「ハムレット」  シェイクスピア



やっぱゲーテとかシェイクスピアとかって、とりあえず知ってるとかっこいいと思うんですよね(笑



ところが私は実際に読んでみてゲーテもシェイクスピアもいまいちピンと来ませんでした。


シェイクスピアは短いセンテンスで核心を突く名人だと思います。確かにそうは思うんだけど、全体を見渡すと案外ツッコミ所が満載というか・・・(笑


有名な


「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」


っていうのがあります。


しかし個人的にどれが問題なのか全く分かりません

そんなん、生きるしかないやん!みたいな(笑



まぁ時代背景も全然違うし、それにこれは戯曲ですので(早い話が舞台の台本?)それを読んだだけでイメージするのは私にとってはかなり難しいことでした。

そもそも、To be or not to be: that is the question ってのが原文だそうですが、訳がマズイんじゃねぇの?っていう意見もあるようです。



ゲーテの有名な作品はやっぱ「若きヴェルテルの悩み」でしょうか。


しかし私はこの作品に対しても文句を言いたい(笑



ヴェルテル、軟弱すぎ (`Θ´)



女々しすぎです。もし目の前にいたらひっぱたいてやりたいくらいハラが立ちます(笑



私はどうやらシェイクスピアとゲーテに対する「適性」があんまりないみたい。どうやって楽しむのかよく分かりません。


それでもシェイクスピアの喜劇やゲーテのファウストはそれなりにおもしろいと感じました。






私はとにかく手当たり次第に純文学を手に取りましたが、その中でもいくつかハマった作家があります。


まずはアレクサンドル・デュマっていうフランス人。


この人は有名な「三銃士」を含むダルタニヤン物語や、日本では巌窟王の名で知られるモンテクリスト伯を書いた人です。

あ、ただ本人が書いたかどうかはよく分かりません。とにかく共作の多い人物で、「小説制作工場」などと揶揄されたりしていました。


デュマが両手に8本のペンを持って同時に小説を書いている風刺画があるほど・・・そんくらいの勢いで作品をリリースしまくったそうです。



つまり、この人はプロデューサーなんだろうと思うんですよね。プロデューサーとしてはとても優れた人物だと思う。



特にモンテクリスト伯は「私がこうありたいと思う男性像」に近いので大好きな作品です。


強くて優しくて冷静で賢い・・・まぁ根底にあるエネルギーが「復讐」な点はイマイチやけど。


デュマの作品を「文学」と呼ぶ人はあまりいないと思いますが、冒険心をくすぐる良い作品が沢山あります。




カフカの作品も大好きです。彼は「変身」であまりにも有名ですが、私がオススメしたいのは「城」という作品。


残念なことに途中までしか書かれていないんですけど、最初から最後までまるで夢の中にいるようなぼんやりした、ふわふわした感覚を覚える不思議な作品です。


ちなみに私はカフカ泉鏡花すごく似たオーラを出していると思う。





イギリス文学なら私はブロンテ姉妹ジョイスが好きです。


アメリカ文学ならスタインベックとかマーガレット・ミッチェル、そして白鯨を書いたメルヴィルが好きです。


フランス文学ならラブレーユゴースタンダールデュマなど、わりとフランス文学は私にとってヒットが多いです。


ドイツ文学はカフカが好き。


ロシア文学なら私はトルストイが好みです。戦争と平和を読んで、兵士の心理・・・死地に赴く人の心理が少しだけ理解できました。




そして、これまで読んだ本の中で私が最も好きな本は


ドン・キホーテ



スペイン文学、セルバンテスっていう人が書きました。



多くの作品で言えることですが、やっぱあらすじだけを捉えてもその作品の良さは1割くらいしか分からないと思います。もちろん、私も原文で読んでいませんので半分も分かっていないかもしれません。


所詮は翻訳された本ですが、それでも間違ったイメージを払拭することは出来たんじゃないだろうか。



たとえば私は巌窟王穴を掘る話だと思っていたし、ドンキホーテ風車に突っ込む話だと思っていました。


我ながら豪快な勘違いぶり(`Θ´)



しかし両方とも実際に読んでみて、結果的にはとても好きな作品になったんです。



セルバンテスは巧妙に教訓や皮肉を織り込んでいて、しかも時々笑えます。



そして、ドンキホーテは私に涙を流させた唯一の本です。


以前うりぼうさん に顛末を教わって今では納得していますが、どうしてそのラストシーンを選択したのかセルバンテスを小一時間問いつめたい・・・そう思っていました。


あんまり書くとネタバレになるのでこの辺でやめておきます。


中途半端で申し訳ありませんが、興味がおありの方は是非ドンキホーテを読んでみて下さい。置いていない図書館はないと思う。


スペインでは聖書と同じくらいドンキホーテは人々に親しまれている書物です。


ところで、ドンキホーテの作者であるセルバンテスと、シェイクスピア同年同月同日に亡くなっています



1616年4月23日



私はいろいろ死にさらすと覚えています(`Θ´)




そんなこんなで私の本棚を3回に分けてご紹介いたしました。

おつき合い下さった皆様、本当にありがとうございます。


今後また気が向いたらピンポイントで作品紹介をしたいと思っています。

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2005-08-10 11:00:00

私の本棚 アカデミック編

テーマ:読書

世界の奇書

こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?


先に申し上げますが、本日はアリの報告はありません

今後アリの写真を載せるときは記事冒頭か、スクロールが必要なくらい前もって分かるように記載いたします。



さて、先日私の本棚を奇書編と題してご紹介いたしました。


本日は奇書編で取り上げ忘れたやつ(笑)と、アカデミックな内容の本をご紹介したいと思います。




まず奇書編その2としてしょっぱなに取り上げたいのはこれ!


その名も「世界の奇書」(`Θ´)


この本は世界中から厳選した奇書103冊の概要がぎっしりと詰め込まれたすごい変な本です。


もし奇書に興味をお持ちの方は、とりあえずこれ見てみるのがいいかもしれません。


ただ、実際はこの本に取り上げられている書籍はなかなか手に入らないと思います


私はプリニウスの博物誌を読んでみたいのですが、3冊セットで5万円だそうですよ。

ははははは。笑わせてくれます。大爆笑させてくれます。




そして我が家の奇書として、これははずしてはならんだろうというものをすっかり忘れていました。

イエスの謎

これ。イエスの謎・・・


この本はあの有名な「ムー」のシリーズものですから、内容は推して知るべし!!!私がなにを言いたいのか分かりますよね。


世界中にちらばるトンデモキリスト伝説が一挙に集められています。


ユダヤの過激派!とか魔術師!とかナザレの私生児!とかいうのはまだカワイイですよ。




ひどいやつだと、未来人イエス!とか(笑


はたまた異星人イエス!とか・・・



すばらしい暴走ぶりです。ここまでされると逆に晴れ晴れとした気分になります。


どこかの回路をブッちぎらないと出版できないだろうなという内容です。




そんで極めつけは菩薩イエス!!


「空白の17年間で彼はエジプトで仏教を学んだ!?」とか書いてあるとです。


すげぇ・・・まじすげぇ・・やりすぎやろ(笑


!?←これをくっつけるとなにを書いてもOKなんですよね、世の中。





これはついでなんですけど、私がこういう系統に傾倒(ギャグではない)した最初のころに読んだ本。

世界魔人伝

世界魔人伝


歴史に登場する人物達を紹介した本です。どんくらい本当なのかよく分かりませんが、内容を全部信頼するとこの本に紹介されている方々は並大抵ではありません


エルゼベート・バートリー・・・この人は有名な拷問アイテムである鉄の処女を発明した人なんだそうですよ。とにかく血液が大好きだったそうです。


有名どころだとクレオパトラとか安倍晴明とかスターリンや西太后、あとはやっぱこの世界の代名詞とも言えるヴラド・ツェペシュ(ドラキュラのモデルです)なんかが紹介されてます。


私はこの本を読んで、グリゴリ・ラスプーチンに興味を持って本を何冊か読みました。

ラスプーチンはほんまもんのヤヴァイ人です。また機会があれば詳しくご紹介いたしますが、この人は間違いなく本物の魔人だと思います。





さて、前置きが長くなりましたが冒頭で申し上げた通り本日はアカデミックな本をご紹介いたします。


私は大学に行っていないので、大学でどんなことが行われていて研究されているのかということにすごく興味があります。


しかし本格的に専門書なんかを読むだけの知識も根性も持ち合わせていません。


そんな私の中途半端な知識欲を満たしてくれるナイスな本・・それが


知の創造

この知の創造というでっかい本です。

私が「知の創造」というブログテーマを使っているのも、この本の影響。


これは科学雑誌で有名なネイチャーが、選りすぐった最新のコラムにイラストを交えて紹介している本です。


第三弾まで出ていますが、どれもとってもおもしろいです。まじで感動します。



最近、中学のころにはまっていたニュートンをまた買い始めた私。ネイチャーの記事はやっぱニュートンと比べると少し難しいんですけど、気合い入れればなんとか読める程度です。素人でも十分に楽しめます。


本当は大学にいなければ触れる機会のないフレッシュな研究内容を知ることができる・・・これを読むと、私たちの未来社会がどんな風になっていくのか、少しだけ具体的に想像することができます。



あーーってことはこういうこともできるようになるわけ?これも可能になるの?


私にとっては、明るい未来を見せてくれる大事な本です。本当にワクワクします。




以前は現在と未来にしか興味がなかった私ですが、25才くらいから過去のことに興味を持ち始めました。



そう、考古学です。





まぁ私の興味の矛先は主にエジプトなんですけどね。4年くらい前にNHKで四大文明の特集をやっていました。


エジプト文明・黄河文明・インダス文明・メソポタミア文明


その時にNHKが主催する各文明の展覧会が開催されていたんですが、私は4つとも全部行ってハムラビ法典とかトトメス三世の像とか金縷玉衣とか見てきました!


考古学70の不思議

この本は考古学上謎とされている話題を満載したニュートンの特集本。


私たちが歩んできた文明はほんとに謎ばっかりで、実は確かなことのほうが少ないのだと思います。まぁ誰も見てきたわけじゃないから当然っちゃ当然ですけど。



おおむね考古学の作業は事件の捜査をしているようなもんだと思います。

物的証拠を積み重ね、反論できなくなったらそれが真実となるわけです。



しかしそれらの真実はちょっとした反証によって非常にあっさり覆ったりします。





たとえばギザの大ピラミッド


ピラミッド


クフ王が作ったと言われる世界一の石造建築物はその最たるものです。



実はピラミッドの中ってのはなにもありません。財宝もなければミイラもない。


そして、基本的に文字も書かれてないんですよ。



じゃあなんでクフ王が作ったって分かるかというと、一部の石材の裏側に作業員が書いたらしいラクガキがあるんです。


そこに「くふ」って書いてあるわけですよ。もちろん平仮名じゃないですよ(笑



大ピラミッドをクフ王が建設したという直接的な証拠は、実はこれだけです。なんと危うい話だ・・・



王であるファラオの名前を文字にするときにはカルトゥーシュと呼ばれるで囲むのが通例です。

そういう意味でこの枠は敬称の役割を果たしていたと思われるのですが、ピラミッドのラクガキにこのカルトゥーシュ(枠)は書かれていません


無造作に、ただ「くふ」って書いてあるだけ。それが王の名前を示すのかどうかさえアヤシイものです。



当時は文字が書ける人間はすごく限られていたはずだと思います。そうした一部の優秀な人が、神の化身である王様の名前を敬称なしで書いたりするもんでしょうか


まぁ私は専門家じゃありませんから確かなことは言えませんが、今後の研究によって「ピラミッドを建てたのはクフじゃなかったよーん」っていう状況は十分にあり得ると思います。



ピラミッドは謎の宝庫です。ほとんど分かっていることはないと言えるくらい、謎だらけ。



例えばあのでかい四角錐がいったい何なのか・・それさえ確かなことは分かっていません。


一般的には王の墓だと思われていますが、それを示す証拠はなにもないのです。だってミイラが見つかったわけじゃないですから。


墓なのかモニュメントなのか、はたまた無駄な公共事業なのか・・・いずれにしても確かな証拠はありませんし諸説入り乱れているのが現状です。





ピラミッドが建設されたのは紀元前2500年ごろだと言われていますので、今からだいたい4500年くらい前に作られたってことになるわけですよ。


当然ながら重機もなければ鋼鉄のワイヤーも存在しない時代に平均2.5トンの巨石150メートルの高さに積み上げることが本当に可能なんでしょうか。


まぁ可能なんですよね。現実にピラミッドはあります。(`Θ´)



しかし、どうやって作ったのか・・その答えを知る人は存在しません。


21世紀、高度な文明を持つ私たちの知識を持ってしても、当時と同じ条件で同じものを作ることはまず不可能です。




大ピラミッドより以前に作られたピラミッドは80ほど知られていますが、クフ王の時代に最大規模に到達しました。


つまり突然建築技術が湧いてきたわけではなく、それまでに多くの経験(中には失敗も)があった集大成と言えます。


技術ってのは本当にすさまじい。伝統や継承というのは本当にすごいです。




大ピラミッドがいかにすげぇ建築物であるか、すぐに分かるデータをいくつかご紹介したいと思います。


ピラミッドの底辺は一辺がおよそ230メートルのほぼ正確な正四角形ですが、この底辺の上下の差・・・つまり基部の傾き2センチほどの誤差に留められています。


また、この4辺は完全に東西南北を向くように作られており、その正確さはグリニッジ天文台の子午線ビルディングを凌ぎます


グリニッジ天文台は子午線に対して0.15度ずれていますが、ピラミッドの子午線に対するずれは0.016度・・・つまり約10倍の精度を持っているのです。





あ、ところで私が小さいころは、ピラミッドは奴隷をこき使って作ったというのが定説でした。

しかし現在この説を採る人はほとんどいないと思います。


エジプトで奴隷制度が始まったのはもっと後のことで、ピラミッドは農閑期の農民などが(おそらく給料をもらって)建設に参画していたと思われます。


これはトリビアでもやっていたのでご存じの方も多いと思いますが、ピラミッド建設の時に使われたと思われる「出勤表」が出土しています(笑



「サソリに刺されたから休む」とか「二日酔いだから休む」とか書いてあるんですよね。


強烈なのは「兄をミイラにするので休む」(笑

ミイラ作りは彼らにとって非常に大事な儀式だったんです。


それにしてもわりと簡単に休めるんだな・・・・まぁ少なくとも奴隷の扱いじゃありませんよね。




大ピラミッドは2500年前からずーーーーーーーーーっと世界最高の建築物としてそびえ続けてきました。


なんと1880年にケルン大聖堂が建設されるまで、大ピラミッドは「世界で一番高い人工建築物」の座を守り続けてきたんです。

4000年以上トップをキープ!!よんせんねん!!



なんつースケールだ・・・たまらん・・ワクワクする・・・(`Θ´)



古代文明のおもしろいところは、私のような素人でもわりと気軽に仮説を立てたりすることが許される点だと思います。


本当に確かなことはなかなかないので、中途半端な知識であってもそれをイメージで補うことで無限の広がりを楽しむことが出来る学問だと思います。





やっぱ好きなこと書くと長くなってしまう・・・(`Θ´)ゴメン

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