2005-12-01 15:00:00

ハウルの動く城と個性的なヒーロー

テーマ:映画

弘法も筆の誤り


こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?


昨日は彼女と二人で

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ハウルの動く城 特別収録版

を見ました。



まだご覧になっていない方もいらっしゃると思いますので、内容についてあまり詳しいことは書かないでおきます。


とりあえず1つ言えることは、これまで宮崎アニメで味わってきた感動とは違う印象を受けました。


ナウシカやラピュタやトトロなどの名作で強烈だった一種の喪失感が感じられません。



よく言うと「丸く収まった」


悪く言うと「都合良すぎ」



ってとこでしょうか(`Θ´)




ところでここ10年くらいの間、宮崎アニメはちょっと詰め込みすぎやと思っています。


なんか展開のスピードについて行けないときがあるんですよね・・・



例えば千と千尋だと、ハクの正体が明かされるあたりの成り行きが唐突すぎると感じます。

別にハクとの因縁は明かさなくてもストーリーは成り立ったんじゃないだろうか・・・


今回もそれと同じような部分があって、もうすこしったりと作ってはどうか・・などとシロウトのくせにナマイキなことを考えていました(`Θ´)




ハウルは期待値が大きすぎたため気になるところもいくつかありましたが、全体としてはやっぱり高いクオリティをキープしていると思います。


また久石譲が作曲した音楽もやっぱすげぇ・・・宮崎アニメと久石譲の音楽は切っても切れない縁があります。


久石譲は私の憧れの作曲家です(`Θ´)






ところで、ある作品に対するとらえ方は人の数だけ存在するものだと思います。


それらを全部足し合わせれば作品そのものになるわけでもありませんし、中には制作者の意識を超越している「解釈」も存在するでしょう。


たとえば名画と言われる絵のほとんどは、制作者の意図を超越した価格がつけられていたりとか(笑


作品は世に出された時点から既に制作者の手を離れてしまうもので、このことは作る人にとっては醍醐味でもあろうかと思います。






私なりの捉え方によると、宮崎アニメにはある一定の原則が存在します。



キーワードは成長!




頼りない主人公がいろいろな経験を経て、大きく成長・飛躍する2時間。


私たちはその様子を目の当たりにするからこそ、元気になったり感動したりするのだと思います。



ハウルもまた例外ではありませんがネタバレしないで書くのが難しいので内容については触れません。


その代わりといっては何ですが、成長繋がりでこんなものをご紹介したいと思います。







イナズマン

 ↑

 イナズマン



これは1974年から放送された特撮ヒーロー番組で、私は小さい頃に再放送を見ていました。




簡単に申し上げると仮面ライダーの類似品と言えると思いますが、私の脳内ではイナズマンと仮面ライダーウルトラマンとミラーマンの関係とイコールです。


数学的に表記すると



ウルトラマン:ミラーマン = 仮面ライダー:イナズマン



となり・・・


ミラーマン×仮面ライダー = イナズマン×ウルトラマン




これを移項して


イナズマン = (ミラーマン×仮面ライダー)÷ ウルトラマン




つまりイナズマン


ミラーマンと仮面ライダーをかけて

ウルトラマンで割ったような作品 


と言えます(`Θ´)←わけわからん











ミラーマン ×仮面ライダー ÷ウルトラマン


































イナズマン


自分で作った数式に自信が持てる見てくれです。


目が怖い・・(`Θ´;)




多くのヒーローと同様に、イナズマンも人間が変身することによってパワーアップを果たすのですが、






イナズマン

 ↑

 このおじさん 渡 五郎


五郎という名前が時代を感じさせます。


1974年に放送されていますので渡五郎は明らかに団塊の世代です(`Θ´)





正直申し上げて、イナズマンの内容は仮面ライダー毛の生えた程度のものです。




しかし、そのがすごいんですね(笑


本日はそれがどんなにすごい毛なのかをお目に掛けたいと思います。






団塊の星「渡五郎」は超能力によって先ほどのイナズマンに変身することができますが、そのプロセスは他の追随を許さない極めて独創的な仕掛けがほどこされていました。



実はこの渡五郎、イナズマンに直接変身することは出来ません。



どういうことかと言うと、イナズマンに変身する手前の段階・・・つまり変身の完成途上が存在するのです。




































サナギマン

 ↑

 キモいって・・・


これを見た人が10人いたら、10人が悪役だと思うことでしょう。


しかしこれは悪役ではなく、主人公の変身途中段階なのです。




その名もサナギマン!




ネーミングセンスに度肝を抜かれます。子どもが泣きます。





そう、つまりイナズマンが非常にユニークだったのは



渡五郎 > サナギマン(笑 > イナズマン



このように二段階変身を行う点でした。


ひ弱な人間の姿からダイレクトに完全体になることは出来ないのです。


サナギマンの位置づけはイナズマンになるためのパワー充填期間であり、これといって特殊な能力があるわけではありません。


というか、むしろ非常に弱い(笑





イナズマンになるためとはいえ、怪人達にボコボコにやられるヒーローの姿は涙を誘います。はっきり言うて、変身する前のほうがなんぼかマシ(笑


しかも見た目がこのように醜悪であるために、見る者を極めて複雑な心境に追い込むのです。








イナズマン


これが


サナギマン


こうなって


イナズマン


で、こうなる。




渡五郎は問題が発生するたびに毎度毎度、自分にとって最も弱く醜い部分をさらけ出す必要があり、それを経てのみ強大な力を得ることが出来ます。ご苦労なことです。






私たちはなにかにチャレンジする際に、イナズマンのように


格好悪い自分


ダサイ自分


弱い自分


をさらけ出す必要に迫られることも少なくありません。



それどころか始める前より状況が悪くなったんじゃないかと思えることも多々あります。


こんなことなら初めからやらなきゃよかった!!!




だけどどんなにカッコ悪くったって、どんなにキモくたって、


最後に花開けばいいじゃないか! 


イナズマンが語りかけるメッセージは私たちにとっても非常に重要なことです (`Θ´)



何かにチャレンジしようとした場合、かっこわるい自分を認めることが出来なければ、大きな力を得ることもかなわない・・・いや、ほんと勉強になります。





宮崎アニメの登場人物達は、成長する姿を示して私たちに勇気を与えてくれます。


そしてイナズマンも同様に、かっこわるい自分をさらけ出しながら成長するのです。






しかし宮崎アニメですら2時間でも詰め込みすぎと感じられる昨今・・・



三十分番組であるにもかかわらず、いちいちボコボコにやられるサナギマン真のチャレンジャーだと思います (`Θ´)マジスゴイ


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2005-11-04 15:40:00

コンスタンティン

テーマ:映画

映画

こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?




昨日はキアヌリーブス主演のコンスタンティンを見ました。



いろいろなサイトを見てみたところ、結構な酷評を下している所も少なくありませんでしたが、私はわりと楽しめました。



アレですよね、映画館に行くと目が厳しくなると思うんです(`Θ´)




私と彼女は4年くらい映画館に行っていません。


タバコが吸えないことなどいくつか理由はありますが、最大の理由は


行儀の悪い人がときどきいる


という点。




しかし、いろんな人が集まる場所ですのでやむを得ない面があると思います。





そんなわけで私は自宅にホームシアターもどきを設置して以来、映画館に行くことはなくなりました。



そのためか私の映画を評価する目は非常に甘いと思います(`Θ´)




てかね、なんか世間的に映画が酷評される風潮がある気がします。これって流行みたいなもんだな、きっと。


もしくは多くを求めすぎなんだと思う。





コンスタンティンも映画館に見に行ったとしたらどう感じるか定かではありませんが、自宅で見る分には充分おもしろい映画だと思いました。





この映画の主人公はエクソシスト(悪魔払い)ですが、あの名作エクソシストと比較するとかなりファンタジックに軽く描かれています。



実は彼女(‘Θ‘)が最も怖がる映画があの「エクソシスト」ですので今回わりと構えて見ていたようです。


本当にホラーが苦手という方にはオススメできませんが、彼女が大丈夫だったのでおおむね多くの人が見られる映画だと思います。




それにしても、この映画は結局


タバコやめろ


ってことが言いたいのか???(`Θ´;)





この映画を見る際に、多少キリスト教に関する知識があったほうがより楽しめるかもしれません。


私の知識も「小説・新約聖書」を読んだ程度ですが、ロンギヌスの槍をナチスが持っていたという噂などがプロットとして使われています。



また天使の名前なんかも容赦なく使われていて、非常に詳しく知っている人はもしかしたら最初から筋が読めてしまうかもしれないという面もあります。


ところで、天使の名前ってかっちょいいですね・・・


ラファエルとかミカエルとかウリエルとかガブリエルとかメタトロンとか(`Θ´)


特にメタトロンって・・・未知のエネルギー源?




私のこれ系の知識はすべて「女神転生」というゲームがきっかけになっています。



我が家にある変な本・・・世界神話辞典とか妖怪の本などは、すべてこの女神転生によって喚起された好奇心をよりどころとしています。


日本の神話に出てくる神様の名前も、悪魔の名前もインドの神様の名前も全部このゲームで覚えた(`Θ´)


女神転生というゲームについては一度熱く語ってみたいと前々から思っていますが、なかなか文章にするのが難しい・・・私が最も非人道的だと思うゲームの一つです(笑



私のこうした知識が今役に立っているかどうかはさておき、ゲームって案外勉強になったり知識の入り口になったりするものだと思うんですよね。




ところで先述のロンギヌスの槍


これはキリストが磔刑(たっけい)にあった後、その死を確認するためにローマの兵士が脇腹を刺したものだと言われていて、この兵士の名前がロンギヌスさんだったという説があります。



ロンギヌスの槍はその後、初代ローマ皇帝のコンスタンティヌス一世の手に渡ったとされています。


てなわけで、映画のタイトルと主人公の名前が「コンスタンティン」なんですね(`Θ´)ナルホドネ




ロンギヌスの槍を手にした権力者達は、破竹の勢いでその力を伸ばしたという伝説が沢山あります。


コンスタンティヌス帝にはじまり、シャルルマーニュや赤ヒゲのバルバロッサ・・そしてヒトラー。



しかし・・・・彼らは槍を失ったとたんに



破滅!!(`Θ´)



まぁよくある話です。


わかりやすすぎて赤面しそうです。


ロンギヌスの槍がヒトラーの死にも深く関わっていたと考える人もいて、そうすると60年ちょっと前まで健在だった伝説なんですね。




こうした話のほぼ全部が作り話か尾ひれのいずれかだと思っていますが、もしかしたら本当にあったかもしれない・・・



常に「ないことを証明するよりも、あることを証明するほうがずっと簡単」だと思います。


ロンギヌスの槍を見つけられれば「ある」って言い切れるかもしれないけど、「どこにもない」って言うのは困難ですよね。


宇宙人がいるか・・いないか・・そうした議論と類似品(`Θ´)



宇宙人がいないことを言い切るためには、全部の星を見て回らなければなりませんので・・・





そんなわけで、映画コンスタンティンの中で描かれる、悪魔やエクソシストが存在する世界ってのが本当にないとは限らないわけです。


もしかしたら今頃どこかで


(`Θ´)「悪魔よ去れーーー!!!ハッ!ハッ!ハッ!!」


って言うている人がいるかもしれない・・・・



「かもしれない」っていうか確実にいますけどね、ここに。(`Θ´)←さっき言うた




いやぁ・・しかしほんとうにこんなことがどこかで行われていたらどうしようどうしようどうしよう!!!



そして、武器マニアの私の手にロンギヌスの槍が巡ってきたらどうしよう・・・



私が急に飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を始めたら、槍のせいだと思って下さい(`Θ´)


そして私を止めて!誰か私を止めて!




あ、それとこの映画をご覧になる方に一言申し上げます。


「映画は最後まで見ましょう」

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2005-08-26 12:55:00

私がオススメする映画たち

テーマ:映画

ジェットコースター

こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?



本日は映画の話をさせていただきます。


これまでいくつかの作品をご紹介いたしましたが、私はとにかく「ありえねー」と言わせてくれる映画や、コメディーを好んで見ます。

とにかくはちゃめちゃなやつが好き。(`Θ´)



ただ、そういうものばかり見ているわけじゃなくって、一応サスペンスホラーノンフィクションも見ます。(でもやっぱラブストーリーは見ない・笑)



今日はジャンルをまたいで私の印象に残る映画をいくつかご紹介したいと思います。




まずサスペンスでは・・・・あ、てか私実は非常にジャンル分けに弱い男なんですよ。(`Θ´)


ミュージシャンやってたくせに音楽のジャンル分けもいまいちよく分からないところがあったりします。


だから私が「サスペンス」って言ったとしてもそれが正しくない場合がかなりあるだろうと思いますが海のように広い心でカンベンしてください。



それで・・・サスペンスだと


20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
羊たちの沈黙〈特別編〉

これ!!羊たちの沈黙!!(`Θ´)



ダントツです!一番好きです。レクター博士・・・ばりかっこいい・・・ハァハァハァ



私は人並みはずれて力持ちの人よりも、人並みはずれて頭が良い人に魅力を感じます。


あらゆる映画の登場人物の中でもレクター博士は一番頭いいんじゃないでしょうか。



「頭が良い」という曖昧な表現では物足りない。


繊細な違いを見分け、聞き分け、嗅ぎ分けるオトナの魅力。

そしてそれらの材料を元にして未来を予想する魔法のような能力。




私もああいった小さなサインを見逃さない男になりたい、この映画を見てそう思いました。


まぁ牢屋に入りたくはないけど (`Θ´)



続編のハンニバルの冒頭で、ヘタクソなチェリスト(だったかな)の演奏を顔をしかめて聞いているレクター博士の様子がとても印象的でした。


そんでレクター博士はこのチェリストを・・・まぁいいや。もし多少グロいのがOKな方は是非ご覧下さい。


羊たちの沈黙 > ハンニバル > レッドドラゴン


この順番で見るのが私のお薦めです。


私がアンソニー・ホプキンス卿の大ファンになった作品群です!!(`Θ´)




サスペンスは、この他に「メメント」という映画をオススメします。


少なくとも私がこれまで見たどの映画にも似ていない、とっても奇抜な作品だと思います。






さて、次にホラー


ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
ファイナル・デスティネーション 特別版



ファイナルデスティネーション


これはは私がこれまで見たホラーのどの映画よりも恐いと感じた映画です。



基本的に私は良質なホラー映画を見ていても「おお、こわいねーこわいねー(`Θ´)」くらいの反応しか示しません。


しかしこの映画は別格。


(`Θ´;) うわあああ!!!!

(‘Θ‘;) ぎゃあああ!!!!


こんな状態(笑


正直言ってあんまり趣味のいい映画とは言えませんし、演出はかなり反則技だと感じます。

ただしびっくりしたいなら絶対に期待を裏切らない作品。


そう、この映画は恐いのとはちょっと違っていて、ビックリするんですよ。




あまり多くは語りません。恐いのグロいのが平気と仰る方は是非みてみてください。


ちなみに続編はさらにパワーアップしていて、最後はあまりのやりすぎ度合いに笑いが出ることうけあいです。





次にコメディーですが、私が最も愛するコメディー映画はこれ


ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
マウス・ハント


マウス・ハント



まじでこれ、ばりおもしろいです。


見ている間笑い続け、顔面の筋肉に乳酸がたまっていることを感じさせてくれる傑作。



まず全体を通してとってもメリハリがあるんですよね。


コメディーの多くは「ここ笑うところ?」ってなシーンが一カ所くらいはあるものだと思いますが、この映画はそうした曖昧で中途半端なところが全くなくキレイにまとまっている作品です。


それとこの映画は、音楽がイイ!!!!(`Θ´)



ちょっとチャイコフスキーっぽいテーマ音楽、私は着メロにしたいくらい好きです。





最後に、私が最も最近涙を流した映画をご紹介いたします。最近といっても3年前(笑


ワーナー・ホーム・ビデオ
アイアン・ジャイアント 特別版



アイアン ジャイアント



私は「感動の超大作」といわれる映画を見て、まぁ感動するけど・・・それでもあんまり本当に涙が出るってことがありません。

涙腺のシマリはわりと良好 (`Θ´)



しかしこの映画は違いました・・・・



私は人間の成人が自己犠牲的な行動を多少したとしてもそんなに激しく感動しません。


なんでかっていうと、やっぱオトナにはそれなりの打算があるし、信じているものとか・・・結局のところ「自分のためでしょ?」って感じることが多いです。



これを上手に表現していると感じるのがリュックベッソン監督のジャンヌダルクです。

そう、ジャンヌの行動は祖国フランスのためでもあったけれども、結局のところ自分のためなんです。


自分がやりたいと思っていたことに、たまたま大儀があっただけだ。


「おまえは見たいと思ったものを見ていただけだ」


という台詞がとても印象的です。




一見自己犠牲的に見えたとしても、それが最終的に自分(もしくは自分の種)のためなのだとしたら、私を感涙せしむには不十分です。


多くの場合は他に選択肢がなかったりするし、なによりも自分がヒーローになることを自覚して行われる切腹と同じだと思うのです。



そんなわけで私を泣かせる映画の共通点は、自己犠牲行動を行う主体が打算や自意識の少ない



・動物


・子ども


・ロボット



であるということ。



特に動物は弱いっす・・・ターナ&フーチとか・・とにかく動物が死ぬ映画はあんまり何度も見たいと思いません。

子どもだったらやっぱ王道の蛍の墓。7回見て7回泣きました。

一つも悪いことをしていないし、考えたこともない連中が不運にさらされるのがとても辛い。




私がオススメするアイアンジャイアントロボットの話です。


結局このロボットがどういういきさつで生まれたのかはよく分からないままですが・・・そう、ラピュタ・・・・


ラピュタに出てくるロボットがシータを守って壊されたときに感じたあなたの悲しみ・・・それと相似関係にあると思います。




アイアンジャイアントにはきっちりと「救い」も用意されていて後味スッキリ。(`Θ´)


是非一度ご覧下さい。



私たちは自分と違うものを排斥しようとする心の作用を持っていますが、その作用にまかせて生きていくとどんどん世界は狭くなります


どこかで線を引くことは必要なこともありますが、その線をまたいで漂う自由は誰にでもありますし、それを大きく受けとめる度量を持つことは人類が未来に向けて存続してゆく唯一の方法だと思います。



私は目の前にロボットが現れようが宇宙人が現れようが、全身全霊をもってお互いの分かち合いに全力を尽くす覚悟です。





実は私、本もそうなんですけどある時から見た映画を全てメモしてあるんですよね(笑


暇人が炸裂していますが、ブログを書き始めてからはそうしたメモが役に立つことがあるんだと気づきました。



そんなわけで本と映画に関してはわりと余るほどネタがあります。


今後もぼちぼちとご紹介していけたらと思っています。

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2005-08-20 13:40:00

信じることと疑うことと真実

テーマ:映画

合鴨のオレンジソース

こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?



写真は2日くらい前の晩ご飯です。合鴨のオレンジソース



まず合鴨の肉ってのが料理初体験。カルフールで見つけたので買ってみて、そんで以前作ったオレンジソースはジュースを使ったのですが、今回はじめて生のオレンジ使ってみました。



上出来!!(`Θ´)


美味しく出来ました。




さて、今日も昨日に続いて映画の話させていただきます。



本日ご紹介するのは

ビデオメーカー
グッバイ、レーニン!

こちら。


グッバイレーニン。



正直言うて時代背景とかは勉強不足だと思います。だから私のレビューは的はずれなところあるかもしれませんが、得意の思いこみで突っ走るのみです。

(`Θ´)イクゾーーー




この映画は東ドイツが崩壊する前後を時代背景としています。


主人公の母親は崩壊直前に心臓発作で倒れましたが、その後長く昏睡状態が続いたために全くそのことを知りません



この母親は非常に敬虔な社会主義者で、東ドイツ崩壊を知らせることは彼女にとって非常にショックを与えるであろうことは火を見るよりも明らかです。

しかも、強いショックが命取りになる状況であれば、なおさら事実を知らせるわけにはいきません。



主人公は持てる知恵を駆使して、母親に東ドイツの崩壊を隠し通す必要があるんです。


もし知られてしまったら、死んでしまうかもしれない・・・そういう話です。





私は社会主義というものがどんなものかリクツではある程度知っていますが、実感を持つことは出来ません。

やはりそこで生活してみないと分からないことがあると思います。


母親の言葉の端々から、カルチャーショックというか・・・


「当たり前」


のギャップをすごく感じました。




社会主義を百科事典で調べてみたところ


生産手段の私有と私的管理,労働力を含む商品の自由競争という資本主義社会の原則を批判して,生産手段の共有と共同管理,計画的な生産と平等な分配を要求する思想と運動



このような説明が出てきました。



つまり極端に強い者と、極端に弱い者を生み出さないために全ての会社を国有化するということでしょうか。


私なんかはどうやって淘汰(リフレッシュ)を行うのかとか、能力が高い人が不満に思わないだろうかとか心配してしまいますが・・・


しかし根底に流れるのは助け合いの精神なんですね。





主人公の母親はこの高邁な思想を強く持っていて、沢山の人に尊敬される社会主義の活動家でした。


しかし皮肉なことに、彼女は眠っている間に信じたものを失っていたわけです。




衛星放送、コカコーラ、バーガーキング、BMW・・・そうした資本主義を象徴するようなものがどんどん国内に入ってきます。


もちろんこうした忌まわしい物を母親に見せるわけにいかないので、主人公は事実を隠し通そうとするんです。


その様がまた微妙です。笑えるかな・・・笑えないかな・・・微妙(`Θ´)




母親の好物はピクルスですが、東ドイツ製のピクルスなんていうのはもう存在していなくて、オランダの製品にシールだけ貼り付けて食べさせたりとか・・・


挙げ句の果てには映画監督を志望する友人を巻き込んで、偽のニュース画像をねつ造します。

この友人ってのがとってもイイヤツなんですよー(`Θ´)




「あるもの」を無いと思わせることは、「ないもの」をあると思わせる以上に難しいのかもしれません。





奮闘も限界に及び、隠し通していけないとなった談での主人公の発想の転換は見事です。


これは是非映画を見て頂ければと思います。(`Θ´)





以前eiさんにお会いして報道について意見交換をしたときからずっと私は考えていることがあります。



真実とは?



もう私の言いたいこと、だいたいお分かり頂けたかもしれません。




私たちはテレビを通して、新聞を通して事実を知ることができます。


私なんかまじでほとんど外に出ませんし、自分の目で実際に見ていることなんて本当に本当にごく一部です。




あなたが今持っている情報が100だとして、その内あなたが実際にご自分の目や耳で確認したことがどのくらいあるでしょう



私の場合10くらいかな・・・もっと少ないかもしれない。




私たちが得る情報の9割は、誰かを信じることによって成り立っているんじゃないだろうか。



そう思います。





デカルト方法的懐疑というテクニックを用いて、この世の真理を突き止めようとしました。


疑おうと決めたとたんに、ほとんど全てのことは「ウソかも知れないこと」に早変わりします。




先日の記事で編集という技術について語らせて頂きましたが、それを考えるとテレビ映像を鵜呑みにすることだって危険が伴います。


動画だから安心・・・そう簡単なことではなさそう。




具体例を挙げます。



小泉さんが北朝鮮に2度目の訪問を行った際、帰国直後に拉致被害者家族の会見映像が流されました。


彼らは辛辣に小泉さんの働きぶりを批判していました。



それで、日本国内でどういったことが起こったのか、皆さん覚えていらっしゃいますか?




「どうしてまず最初にねぎらいの言葉がないんだ!?」


「まずお疲れ様と言って、成果を評価してから批判するべきだろう」


「国の代表に対して、いったい何様のつもりだ!」




恥ずかしながら、私も「一言ねぎらうべきだ」と考えていました。



ところがその数ヶ月後に見た当時の映像には、被害者家族が首相をねぎらっているシーンが入っているんですよ!!!



「まず首相にお疲れ様でしたと申し上げたいです。」


「忙しい中ありがとうございます。」



これはどうしたことだ!!!ちゃんとねぎらっとるやん (`Θ´)




つまり、首相の帰国当時はそのシーンを報道しなかったわけですね。




いかがですか?

どう思いますか?




記憶があいまいですが、確かあの会見は生中継だったと思います。


だからテレビにも時間的な都合があったかもしれない。




しかし!!!!



私が抱いた「一言ねぎらうべきだ」という気持ちは一体なんだったんでしょうか。アホらしいことこの上ないです。


そんで日本の多くの人が持った反感・・・これってなんだったんだろう!!!



私を含めて多くの人の感情は、完全に無駄だったと言えます。あほらしい。


ハラ立てて損した。




ところで、私はほとんど民放のニュースを見ません。


基本的にNHKです。受信料も払っています(笑



なぜなら、民放に出てくるコメンテイターの意見・・・彼らの個人的な意見を聞いていて「うるさい」と思ってしまうことが多いから。


おまえの意見なんて聞いてねぇし!あったことだけそのまま伝えろ!



そう思うんです。



だからといって、NHKに問題がないかと言うとそんなことはないと思います。いっぱいあると思う。


それでも画面に出てくるよくわからない他人の意見は、後回しにしたい・・・そういうタイプの人間です。




ところが、私が意見を作り上げるための映像や文章に間違いがあったり、先ほどの例のように「ここはいらない」みたいに切り取られたりした場合に、私の意見はどうなるんでしょうか。




私は自分がメディアに操作されていることを強く感じるんです。


そして操作しているメディアはというと、株主を抱える営利団体なんですね。




ニュースを構成する現場にご大層な手続きはないと思います。スピード命!!!


ディレクターの胸三寸で、私の意見が180度違ってしまうということだってあり得ると思います。




もっと言うと、メディアの恣意的な判断によって世論は簡単に揺らぐんです。



【恣意的 しいてき】

その時々の思いつきで物事を判断するさま。



私たちが真実だと思っていることがらは、実は危ういものだと思います。



グッバイレーニンの主人公が作り上げた偽のニュース画像でないという保証は、どこにもありません。





じゃあどうすりゃいいのさ・・・


私がずっと考えているのはその点です。どうすりゃいいんだろう・・・(笑




いちいち全部この目で見るなんてことは出来ません。



結局誰かの言うことを信頼するか、それとも完全に浮き世を離れるか・・・そのいずれかしか選択肢はないと思います。




浮き世を離れてテレビもねぇラジオもねぇ♪ところで生活するのも悪くないかもしれませんが、私はそこまで決断する勇気を持っていません(笑



なのでどうしても誰かが発信するなにかを信じるしかないわけです。


もちろん疑って見ることは大事だと思います。大事だけれども、一定の部分で信じる以外に選択肢はない。見に行くわけにはいかないから、結局は伝聞です。



個人的に一番問題だなと思うのは、テレビ局が株主の持ち物である以上、株主に有利な情報提供を行う危険性があるという点です。


テレビ局のトップを、みんなで選挙で選んだらどうだろう・・・・ヤバイかな?ヤバイかな?(笑




私が真実だと思っている9割は非常に危うい・・・それを常に意識しておきたいと思っています。



そして今思いつく唯一の選択肢、疑いながら信じるという難儀なことをやっていかねばならないのだなと思うんです。

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2005-08-19 12:45:00

受け容れる勇気

テーマ:映画

シーフードドリア

こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?



写真彼女が作ってくれたドリアです。うまいんすよ、これが。



一昨日、二人してMrインクレディブルを見ました。

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
Mr.インクレディブル



皆さん既にご存じかもしれませんが、サクっと背景をご紹介すると・・・

かつてスーパーヒーローが活躍する時代がありました。ところが彼らが及ぼす甚大な被害を鑑み、政府はスーパーヒーローの活動を一切禁止する法案を採択。

ヒーローたちは世を忍ぶ仮の姿で生活することを強いられます。



主人公のMrインクレディブルはヒーロー稼業を引退させられ、保険会社で働いています。


彼は通常なら教えないような裏口まがいの方法をどんどん顧客に教えてしまうんですね。

つまり、社員として可能な範囲で人助けをしようとするんです。



しかし上司は「次々に保険金を払っていたらどうやって利益を出すんだ!」という、非常に理ある思想をもって彼を叱ります。



私は幸いにもこれまで保険金を受け取るというようなことは一度も経験していませんし、業界の内情に対しても全く無知です。


保険はリスク計算の上で成り立っている商売だと思いますが、それでも手続きを無視して次々払うほど儲かってはいないだろうことは想像出来ます。



Mrインクレディブルの上司の言い分で非常に印象深かったのは「まず株主だ。株主を助けるのが一番だ。」という台詞。


好むと好まざるとに関わらず、私たちが資本主義社会で生きていく以上このリクツは「正義」だと思います。




こうした構造の社会に生きているから、だからスーパーヒーローが必要なんだな、きっと(`Θ´)




さて、この映画は最終的にハッピーエンドで終わります。


さすがディズニー。後味すっきり、気分が良いです。




そしてCGがすげぇ・・ピクサー・・・やっぱすげぇや。


人物はみなアメコミな感じなんですけど、背景やら水の描写が本物と見まごうほどのクオリティー。感動しました。





Mrインクレディブルの家族はそれぞれ特殊な能力をたずさえていますが、普段の生活では能力を隠し抑えておく必要があります。


特殊な能力というのは往々にしてその人にとっては当たり前のことですから、解放できない環境はストレスに繋がるでしょう。



彼らが特別な能力を個性として開花させ、社会に受け入れられる・・・この映画の結論は、どんな人でもありのままに生きていける理想郷を具現化していると思います。


どんなにコンプレックスにまみれても、誰だって活躍できる場がある社会が理想じゃないか。

私はそんなメッセージを感じ取りました。





この映画に類似したメッセージを感じた映画をもう一つご紹介いたします。




ジェネオン エンタテインメント
サンダーパンツ! デラックス版


有名かな、これ。(`Θ´)


結構前のやつですが、私の中では大ヒットです。



そもそもタイトルがすげぇ

サンダーパンツ!!!!



グッとハートをわしづかみにされる感覚。一目惚れのような苦しくも甘い響き。


何度でも口にしたくなる日本語・・・サンダーパンツ!!!


あ、日本語じゃないや。(`Θ´)




この映画のテーマはです。屁ガスです。



激しく屁をこいてしまう特異体質の少年が主人公で、彼のせいで父親が家出したり家庭が崩壊したり・・・よくぞこんなストーリーを編み出したもんです。感服します。


しかし唯一の友人だった天才少年が発明した「サンダーパンツ」というマシーンのおかげで、彼の人生は違う方向に動き出します。



とにかく、まだご覧になっていない方にはオススメ致します(`Θ´)



この映画も「特別である」というコンプレックスの昇華が大きな柱になっていると感じます。




私たちはオトナになる課程でコンプレックスを徐々に自分の性質として受け入れていくものだと思います。


私も小さい頃は色が黒いのがイヤでイヤで仕方ありませんでしたが、今では引きこもりのくせに微妙に黒いのがお気に入り。



恐らくほとんど全ての人間がコンプレックスを抱えていると思います。


もし私が一切コンプレックスを持たなかったとしたら、「持たないこと」がコンプレックスになるかもしれない。ややこしい(笑




しかし他と違うこと、少数であることはすばらしいことです。

先日の記事にも書きましたが、私は自分を含めて全ての人達のおかげで世の中はおもしろくなっていると思うんです。


全ての人に、自分が世の中を面白くしているんだという自覚を持ってほしいと思います。





「変」という言葉は私にとっては褒め言葉で最強にぞくぞくしますし、誰かと出会うとその人の変なところを一生懸命探します。



私にとって変な部分というのは「その人のいいところ」イコールの関係にあるんです。




この記事を書くにあたっていくつかサンダーパンツのレビューなどを参考にしましたが、中には「克服」という言葉で表現しているものもありました。



しかしサンダーパンツは克服する話ではなくて、


受け容れる


映画だと私は思います。




受け入れるという言葉はとても微妙です。具体的にどういった行動を指すのか、人によってとらえ方が違うと思う。



「受け入れる」は「受け容れる」と書くことも出来ます。


つまり受容することを言います。




A「外は雨が降っているので車で駅まで送っていただけませんか?」


B「めんどくさいのでイヤです」




これは受け容れているとは言えません。ここまではOKですよね。


では



A「外は雨が降っているので車で駅まで送っていただけませんか?」


B「あなたの事情は理解したが、私はこれから用事があるのでご希望に添うことはできません。」



この場合はどうでしょうか。


BはAのことを受け容れているでしょうか。




私は、これを受け容れていると考えます。


私にとって受け容れるという言葉は、相手の立場を十分に理解することを意味します。



その後、Bが断るか承諾するかはまた別の話で、BはAの要求を受け容れていると私は思います。


相手の主張を拒絶しているわけではなく、最終決定として意に添えないという例。


逆に、最終的に言われたとおりにしていたとしても受け容れてはいないというケースもあり得ると思います。



サンダーパンツは、主人公が自分の特徴を自ら受容する映画だと私は考えます。


「自分はこういう人間なんだな」ということを完全に受け容れることが、シアワセの大きな一歩に繋がるのではないでしょうか。




受け容れた上で、その特徴をどうするかはあなたの選択です。


受け容れてさえいれば、結果的に封印することになったとしても問題にはならないと思うんです。




そして社会が受け容れる一歩手前の段階で、自分が自分を受け容れるという作業が必ず必要になるのだと思います。


誰もが受け容れられる理想郷を実現するために、私たちは自分自信を受容する勇敢さを持ち寄らなければなりません。



Mrインクレディブルとサンダーパンツは、最後までヒクツにならない勇敢な人達の明るい未来を見せてくれているのだと感じます。

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