【NY市場】 2013/8/23
NY金 1395.80 +25.00 +1.79%
NYダウ 15010.51 +46.77 +0.31%
ドル円 98.75 +0.03
ユーロドル 1.3378 +0.0022
【東京金】 2013/8/26
夜間/始値・高値・安値・終値
4,382円 4,442円 4,358円 4,442円
日中/始値・高値・安値・現在
4,434円 4,441円 4,428円 4,440円

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 920.13 (23日) 913.52
リースレート1ヶ月 0.29 (23日) 0.31

【東京プラチナ】 2013/8/24
夜間/始値・高値・安値・終値
4,929円 4,947円 4,898円 4,902円

先週末は、米国の住宅市場の予想外の悪化の数字を受け、QE縮小観測が遠のく形となりました。

この動きは金の買い方にとっては追い風となり、木曜日は、中国、欧州の経済が良好な見通しであることで、その他金融商品同様に金も上昇しましたが、金曜日はまさかの米奥経済指標の悪化です。経済の回復と悪化が共に金の上昇要因となっていることはややちぐはぐな感じも受けますが、米国と中国、欧州では真逆の反応となります。

量的緩和の縮小は多くの人がすでに想定していることです。最近の海外の有名投資家はすでに金の持ち高を大きく減少させてしまっていることが先日15日の報告書で明らかになりました。

例えば、ジョージ・ソロスは金ETFの持ち高は全て売却してしまったようですし、数あるファンドの中でも最大級の金ETF保有ファンドを運用しておりましたジョン・ポールソンファンドもここ数ヶ月で直近の持ち高を半分以上減少させたようです。

最大保有時に比べたら、4分の1にまで減少させております。やはり、ファンドにとっての金に対する魅力は日に日に失われているようです。

ここ最近の上昇は、採算コストすれすれと言われた1,200ドル辺りまで下げてしまっていたところへ、ダメ押し材料としてシャドウバンキング問題が明るみに出た中国国民の質への逃避、つまり金買いが一時的な需給の逼迫を引き起こし、そこへファンドの空売りがストップロス発動によって強制的に買い戻された事が主な要因です。

そして、ここ数日の急騰は中国、欧州がきっかけではありますが、本当の要因は鬱積していた市場参加者の売買意欲みたいなものが吹き出したような、内部要因に影響しているところであると思われます。土曜日に発表されたCFTCの内容でもファンドの建玉は1、2ヶ月前と比べて買いはさほど増えていないものの、売りが減少してきていることでその実態がよくわかります。

売り推奨、再チャレンジと行きたいところですが、ドル円が勢いづいてきていることでもう少し上値があるかもしれないと思っております。ドル円は99.50円辺りを1つの山場と見ておりますが、そこまで来ますと東京金は4,400円台後半が出るのでしょうか。目先の天井は近いように思いますが、売りを仕掛けるのはその辺りを見極めてからということになりそうです。

想定レンジ 高値圏4,340~4,380円 安値圏4,180~4,220円

国 指標・イベント・要人発言  前回 予想 結果
米 7月耐久財受注(前月比)+4.2%-3.6%
米 7月耐久財受注(除輸送用機器)(前月比)±0.0%+0.5%
遠藤 豪


CFTC大口投機家 買越 60,396枚(20日時点) 先週 買越 53,926枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統