この記事は、2010年10月14日に更新の、孫正義のツイッターがきっかけで、浜崎あゆみとお父さんが夢のCM共演! 白戸家「流しのAyu」篇 の続きとなります。
◆白戸家「流しのAyu」篇のCM撮影のレポート
では、ここからしばらくは、ソフトバンクのサイトでも公開されていた、白戸家「流しのAyu」篇のCM撮影のレポートをご紹介しながら、時おり私のコメントを交えるという形でお送りしてみたいと思います(青色がCM撮影のレポートとなります)。
撮影は9月下旬、東京都内のスタジオで行なわれました。
浜崎さんはアンティークのファー付きシャツにジーンズ、ダークブラウンのパナマ帽というスタイルで登場。
流しの役のイメージに合わせた、普段あまり見られないレトロな雰囲気のファッションに、さっそく大勢のスタッフが目を奪われていました。
たしかにあのレトロのファッションは、ちょっと目を引くものがありましたね。
最初に監督からストーリーと役柄について説明を受けた後、監督に「歌っている時のテンションはどんな感じですか?」と質問し、「わかりました、けっこうエモーショナルな感じですね」と、制作サイドが求めるイメージを共有した浜崎さん。
自ら積極的にコミュニケーションを図り、アドバイスを求める姿勢に、プロ意識の高さを垣間見る思いでした。
「わかりました、けっこうエモーショナルな感じですね」という表現は、いかにも浜崎さんらしいですね。
歌い手役ということで、「そんなにお芝居をしているという感じはなくて、やりやすかったと思います。ただ、セリフだけのところは慣れないので、緊張しましたね」と撮影を振り返りました。
◆流しのスタイルと、演歌調のジャンルであるにもかかわらず、情感たっぷりに歌い上げる歌唱力と圧倒的な存在感
事前にスタッフが吹き込んだ「ただともの歌」のCDを聞いて、歌詞とメロディーを頭に叩き込んでいただけに、歌唱シーンでは本番一発目から完璧なパフォーマンスを披露していた浜崎さん。
浜崎さんが演じたのは、昔ながらの飲み屋街を、元ぴんから兄弟こと宮史郎さん扮するギター弾きとまわって歌う駆け出しのミュージシャン。
“流しのAyu”として、お父さんの前で「噂話も全てただ~別れ話も全てただ~♪」と演歌調のオリジナルソングを披露しました。
白戸家「流しのAyu」篇のCMでは、駆け出しのミュージシャン役でありながらも、そこは、平成の歌姫と呼ばれている浜崎さん。
その存在は、とても駆け出しには見えないカリスマ性のようなものを感じたのでした。
宮史郎さんというと、テレビのものまね番組で、ノブ&フッキーのお2人がよくぴんから兄弟の「女のみち」の曲で、フッキーさんが宮史郎さんの真似をしているのをよく見ます。
★チョコっと一言!
ちなみに、ギターを空弾き(?)しているノブさんのほうも、ぴんから兄弟の宮五郎さん(宮史郎のお兄さん)に似ているとのこと。
現在でもソロで活躍している、ベテラン演歌歌手の宮史郎さんですが、デビュー曲でもあった「女のみち」は、なんと400万枚を超える大ヒットを記録していたことがわかりました!
演歌調という全く畑違いのジャンルにもかかわらず、情感たっぷりに歌い上げる歌唱力と圧倒的な存在感、表現力豊かな振付はさすがの一言で、“流しのAyu”という別人格のミュージシャンに見事なまでになりきっていました。
まさに「なりきり流し」でしたね。
ちなみに、浜崎さんが劇中で使用しているのは、「ヴィブラスラップ」という打楽器。
演歌や時代劇などでよく使われる「♪カァ~ッ」という効果音で知られ、独特のアクセントを加えています。
白戸家「流しのAyu」篇で、浜崎さんが使用していたヴィヴラスラップとは、下のリンクと画像のような楽器となります。
ヴィヴラスラップといえば、その名前を知る前に、楽器そのものをテレビで見たことがあります。
それは、TBSの「8時ダヨ!全員集合」での、加藤茶さんと志村けんさんによるドリフのコントからでした。
◆白戸家のお父さん犬にすっかりメロメロの浜崎さん
白戸家のお父さん犬の大ファンという浜崎さん。
初めて対面に本番では役柄上、感情を面に出さない演技が求められましたが、カメラが回っていない間は「おと~さん」と気さくに呼びかけ、自然と表情が緩んでいました。
お父さんの印象については、「もっとちっちゃいフワフワした白い子(=犬)かと思ったら、けっこうガタイがいいというか。最初は本当に『オイ!』とか言われそうで、『おおっ!』と思いました」と語る一方、「本当にお利口さんで、おとなしかったですね。レンズを向けると、そっちを向くのもかわいいし、さすが」と、浜崎さんはすっかりお父さんにメロメロになっていました。
CM撮影のメイキングムービーを見て初めて知ったのは、時にお父さん犬は、口をパクパクさせていたこと。
それまで、お父さん犬のセリフはいつも「ワンワン!」と吠えている部分に、俳優の北大路欣也さんの声を当てているのではと思っていたのですが、口をパクパクしているところも、なんだかセリフをしゃべているように見えましたね。
そして、撮影終了後は、お父さんと浜崎さんのツーショットの記念撮影。
「どうもありがとうございました。バイバイ」と手を振って、名残惜しそうにスタジオを後にしました。
今回、孫正義氏のツイッターに「お父さんと共演したい」と申し出たことで、お父さん犬とのCM共演が実現した浜崎さん。
念願が叶ってよかったですね。^^
視聴後の感想
◆せっかく浜崎あゆみが出演していたのですから、ぜひ60秒バージョンか180秒バージョンで、もっと演歌調の歌声を聞きたかったです
ところで、今回の白戸家「流しのAyu」篇のCMを見て思ったのは、せっかく浜崎あゆみさんが出演していたんですから、ぜひ60秒バージョンか180秒バージョンといったように、もっと浜崎さんの演歌調の歌声を聞きたかったということです。
そう、数年前、ベテランフォーク歌手でシンガソングライターのさだまさしさんが白戸家のCMに出演した際、白戸家「歌番組」篇という60秒バージョンのCMで、価格が490円ということで発売された「私は犬になりたい」の曲をたっぷり披露したように。
もし、浜崎さんによる白戸家「流しのAyu」篇の60秒バージョンがあったとしたら、私が考えた歌い出しですが、次のような感じになるでしょうか?
出会ったきっかけはケータイでした
雨が降りしきる居酒屋で
隣のあなたと話が弾み
ただともになりました
別れた理由もケータイでした
男がいるという噂をあなたは信じ
激しく言い合い話し合った後に
「別れよう」と言って切られました
あと、サビに入ったときを考え、次のような歌詞を考えてみました。
ふだんの会話もすべてただ
愛の会話もすべてただ
ただともだったあなたとの日々は
とても楽しかったのに
この後に、CMにもあった「♪噂話もすべてただ」の歌詞を加えることで、せめてワンコーラスくらいは浜崎さんの歌を聞きたかったですね。
★もうチョコっと一言!
この記事を書く前、♪カァ~という音が使われている曲といってすぐに思いつくのはこの曲。
演歌界の大御所、サブちゃんこと北島三郎さんの大ヒット曲「与作」で用いられていた♪カァ~という音も、私はてっきりヴィブラスラップによるものとばかり思っていました。
ところが、「与作」で使用されていたのはヴィヴラスラップではなく、「キハーダ」という名前の楽器であったそうなんです!
ちなみに、キハーダというのは下のリンクと画像のような楽器となります(40秒の紹介ムービーもあり)。
ロバのあごの骨をつかったキューバの打楽器が輸入再開!テージョ キハーダ TG-L08
キューバの楽器であるキハーダ(スペイン語でquijada)は、ロバや馬の下あごの骨を乾燥させて、歯が骨から抜けるくらいでゆらゆら動くようにし、それを自由に動くようにしたものなのだそうです。
ヴィヴラスラップと同じく「♪カァ~」という音が鳴り、時代劇の効果音や演歌でも使用されているとのこと。
意外にも、パーカッショニストなら一つは持っておきたいパーカッションであるということでした。
私はこのキハーダの楽器を見て、関西の脅し文句のひとつである、
「ケツの穴から手ぇ突っ込んで、奥歯ガタガタ言わせたろか!」
の言葉が思い浮かびました。
★チョコっと一言!
上記のほかに、「耳から」や「鼻の穴から」という言い方もあるそうです。
というのも、先ほどのリンクでも公開されていたキハーダの紹介ムービーを見て、次に挙げる「関西の脅し文句キハーダバージョン」が思い浮かんでしまったからです(笑)。
「握った拳でしばくことで、歯全体をカァーカァー鳴らしたろか!」
「ケツの穴から…」よりは凄味を感じないものの、その道の筋の人がドスの効いた声でキハーダバージョンのセリフを言ったとしたら、かなりの迫力があるんでしょうね。
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