確かに敬語には、いろいろなルールがあって、面倒ではあります。

人によっては「敬語を使われることで距離を感じる」人もいるようですね。けれど、だからといって「敬語を使う=人間関係にへだたりがある」ということにはなりません。

時々、インターネット上の相談サイトなどを読んでいると
「年下の恋人が、出会った頃のまま、いつまでも敬語で接してくるのだけれど、これは本物の恋愛とはいえないからだろうか」というような相談を見かけます。

年下の恋人からしたら、敬語を使うのが自然で慣れているから、今さら改まってタメ口に変えるほうが妙な感じなのだろうと思います。ただ、使われる側は回りから「ええ?まだそんな他人行儀な関係?」と言われるために、ふと不安になるのでしょう。

しかし、言葉はあくまでツールなのです。

使っていて心地よい関係であれば、言葉に振り回される必要はありません。敬語で接した最初の場面そのままに、今も尊重されているとも捉えられ、素敵なことだと思いました。

言葉は生き物、ナマモノ。
それぞれの考え方で多様な使い方があっていいと思うのですが、決して「敬語が距離をつくる」ものだけとは限らないと思います。

相互尊重のもとに使われる、素敵なコミュニケーションツール。
それが「敬語」だと考えてはどうでしょうか。

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