「朝たまごダイエット」の効果が、アメリカの大学や研究所の実験で
去年あたりから続々と明らかになっています。

朝食に卵を二つ食べたグループの方が、
ベーグル中心の朝食をとったグループよりも、
65パーセント多く体重が減った
という実験結果が去年発表されましたが(付記)、
今度は、朝たまごの食欲抑制効果
を立証する実験結果が発表されました。

朝、たまごを食べると、その日いちにちじゅう、食欲がおさえられ、
摂取カロリーが自然にさがるというものです。

研究を行ったのは、コネチカット大学のチーム。
21人の男性を対象に、
朝食に、卵中心の食事を場合と、
炭水化物中心の食事をした場合とで、
その後の食事量の変化を測定・比較しました。

結果は---、
★卵中心の朝食をとったときの方が、
18%、その後一日の摂取カロリーが減った。
★朝食後の血液検査では、卵中心の朝食をとったときのほうが、
空腹感をもたらすグレリンというホルモン値が際立って低かった。


ちなみに、卵中心の朝食のメニューは、
卵3個分のスクランブルエッグ等卵料理とトースト1枚半。
炭水化物中心の朝食メニューは、
ベーグルと低脂肪クリームチーズ、低脂肪ヨーグルト。
どちらもカロリーは一緒になるように計算されています。

研究を行ったフェルナンデス教授は、
(卵のような)質のよいタンパク質を朝食に摂ることは
全身の健康にとっても重要で、
その証拠はどんどん明らかになってきている
とコメントしています。

去年、セントルイス大学も同様の結果を発表しており、
続々と朝たまごの効用が明らかになってきているという印象です。

※卵アレルギーの人にはもちろん向きません。卵にかぎらず、
同じものを連続して食べるダイエットを始める場合には、
アレルギー検査を受けてからがほんとうは安心なんですよね・・・。
晴れ
余談ですが、平野由希子さんの『自慢したくなる卵の料理』(講談社)
という卵レシピ本が私は大好きです。
あと、「danchu」の最新刊の卵料理特集も充実してました。
虹
付記 ペニントンバイオメディカルリサーチセンター・デュランダー教授らによる実験。
ソース~ 4月7日付のHealth24.com誌他数紙。実験結果はthe journal Nutrition Researchに発表された