2013-07-05

いしのまきカフェ「  」

テーマ:ピープル

 



仙台駅から高速バスで約1時間半。
宮城県東部に位置し、県内第2位の人口を有する港町、石巻。
ご存じのとおり、東日本大震災による津波被害を受けた街のひとつです。

そんな石巻を元気にしたいと、高校生が中心に作っている“いしのまきカフェ「  」(かぎかっこ)

カフェ好きの私ですが、高校生が営業しているところは初めて知りました。
そこは、想像以上に刺激をもらうことのできる場所でした。
あゆみのレポートでお楽しみください。

■ひとりじゃできない



いきなりですが、このポーズ、やってみてください。できましたか。……できませんよね。
それもそのはず。これ、実は1人ではできないんです。2人いて初めて、出来上がるポーズなんです。
これは、カフェの店名である「  」のロゴマークの由来のひとつでもあります。

店名の由来はいくつかあるそうですが、1番の理由は、どんな言葉でも入るから。それはお店で出している料理の名前であり、働いている高校生の個性であり、カフェに来てくれる街の人でもあり。みんなでこのカフェを作っていこうという想いが、この店名とロゴマークに込められているのです。

 


■高校生が0から作る

石巻駅の目の前にある石巻市役所。
その1階にカフェはありました。
開店と同時にお邪魔したのですが、もうすでにお客さんが。
高校生の「いらっしゃいませ!」という元気な声に導かれて、いざ入店。



入った瞬間驚いたのが、全体的に落ち着いたトーンでまとめられたその内装。とにかく、おしゃれ!
実はこれら、高校生のアイデアが元になっているのだそう。




看板、メニュー表には黒板が。実際のものではなく黒板塗料を使用。

イス、テーブルはイギリスの学校で使われていたスクールチェアのリメイク。

「学校らしい内装にしたい!」という高校生の意見が反映された可愛らしい、落ち着いた店内です。


「  」で出しているメニューも、もちろん高校生が作っています。



こちらは“石巻カレー」”。
野菜はもちろん、アナゴのつみれ、ムール貝の出汁など、石巻の食材がふんだんに使われています。
そして実はこのカレー、値段がついていないのです。食べたお客様に値段をつけて頂いて、改めて商品化するそうです。
お客さんからの意見も参考に、もっと良い商品にするにはどうしたらいいか、営業後や、月に一度のミーティングの日に、試行錯誤しているそうです。

このほかにも、「  」についてのチラシの作成や、ブログ、ツイッターでの情報発信、イベント営業の計画など、高校生の柔軟なアイデアを元に、大人スタッフの専門的な知識が加わって、実現が可能になるのだそう。

大人だけでは思いつかないようなアイデアが、このカフェにはいたるところに転がっています。


■人材育成のための、「  」

そもそもこのカフェの目的は、ずばり人材育成。将来の役に立つような知識や経験を積む機会を提供するため、いしのまきカフェ「  」ができました。フィリップ・モリス・ジャパン株式会社、日本財団、NPO法人み・らいず、NPO法人スマイルスタイル、NPO法人Co.to.hanaという5社が共同で運営をしています。
営業日だけの活動ではなく、長期休みには合宿を行ったり、今年の5月には、ホテル「ヒルトン東京」のスタッフの方に、実際に接客などを教わったそうです。
大学生である私たちでもできないような活動をすることが、ここでは可能なのです。

“震災復興のボランティアって、どうしてもすぐに消えてしまうイメージがあるようなんですね。僕たちもはじめは、「いつまで続けるの?」なんて言われてしまったりしました。けれど、活動を一年続けていくうちにどんどん地域に打ち解けてきました。石巻を元気にしたいという想いを伝えると、水産加工業者さんや、農家の方がぜひ協力したいと言ってくださるようになりました。”

カフェの運営というのは、あくまでも人材育成のツール。その過程で高校生にたくさんの経験を積んでもらい、そして石巻全体の元気に繋がることが、このカフェの目的です。


■自分の可能性が広がる

取材をしていて、ふと自分の高校時代を思い返してみました。すごく充実した高校時代だったけれど、もしかするとその枠はすごく狭かったのかもしれません。

このカフェ「  」は、自分の世界も、自分の可能性も、ものすごく広がる場所。学校での勉強ももちろん大事だけれど、それ以上に学ぶことがたくさんあります。

関わる年代も様々です。運営の大人スタッフ、協力してくださる地元企業の方々、お客様。将来について深く考えなくてはならない高校生にとって、人生の先輩のお話を聞くことのできる機会が多いのはとても貴重ですよね。


最後に、出勤していた高校生スタッフ、3年生のけっしーちゃんにお話を伺いました。
(「  」の中では親しみやすいように、スタッフ同士あだ名で呼び合っているんです!)

最初はすごく人見知りで、なかなかお客様と目も合わせられなかったそうです。しかし、活動を通し、コミュニケーション能力がついたと言います。将来も、この力を生かしたお仕事がしたいとのこと。

復興は、「街が元通りになること」ではなくて、「街が元気になること」。「  」がその元気の原点でありたいと、けっしーちゃんは力強く話してくれました。

 

 


いしのまきカフェ「  」―――――
みなぎる高校生パワーに、私もたくさんの元気をもらってきました。

復興へのアプローチの仕方はさまざまありますが、その地へ足を運び、その地の物を食べることもそのひとつなのではないでしょうか。

石巻に行った際は、ぜひこのカフェへ。
きっと良い出会いが待っているはずです。

 

もうしっかりとした完成形に見えたこのカフェも、“まだまだこれから”なんだとか。平日は学校がある高校生。現在は、土日営業が基本です。しかしこれからは、平日の営業も考えているそうです。大人のスタッフ、大学生のスタッフも増やし、今よりさらに石巻になじみの深いものにしていきたいということでした。
そこで、高校生を支える大人スタッフを随時募集中だそうです。県内の方であればどなたでも。興味のある方はぜひ、お店をのぞいてみてください。

また、「  」の第四期生メンバーも募集しているそうです。
高校生のみなさん、自分の可能性を広げられるこの場所で活動してみませんか。


 

以上、あゆみのレポートでお送りいたしました。
次回のCOLORwebの記事もお楽しみに。

 

 

いしのまきカフェ「  」

営業日時:土・日の12~16時
(月によって替わることもあるので、twitterやfacebookをチェック!)
アクセス:宮城県石巻市穀町14-1
webサイト:http://doorwaytosmiles.jp/
twitter:ishinomaki_cafe
facebook:ishinomakicafe


 

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