みなさん、こんにちは!すすむです。
今を駆ける地元若者ミュージシャンの悩みと夢を大調査!第二回目となる今回は、福島県出身で、高校を卒業してから仙台を拠点にして活動しているシンガー・ソング・ライターのCarocoさん(23)を紹介します。仙台ガーデンパレスのCMに曲が起用されるなど、成長著しい彼女が、抱いてきた悩みとこれからの夢を語って頂きました!
■音楽にのめり込むきっかけ
「小さな頃からよく歌を歌っていました。小学校の帰り道には適当なメロディーを作って鼻歌を歌うことも。とにかく歌うのが大好きでした。そんな時、音楽の授業でみんなの前に出て一人で歌う機会があって。歌い終わった後、みんなから拍手もらったんですよ。それで、あぁ聞いてもらうのもいいなぁって思ったのがきっかけです」
小さな頃から歌うことが大好きだったCarocoさんは、高校二年生の時に、行われたオーディションに参加。上位に残ったものの、グランプリは取れませんでした。その当時の心境が、音楽にのめり込むきっかけになっているそうです。
「このオーディションでグランプリを取ったのが、同じ学校の先輩で。悔しさのあまり絶対超えてやろうと思いました。先輩はアコースティックギターを持っていたので、超えるには同じ事をしないと、と思って…そこからアコースティックギターを弾くようになりましたね」
Carocoさんはこのオーディション以降、アコースティックギターの練習を本格的に始め、作曲の勉強に本腰を入れました。

それから翌年の2007年、Carocoさんが当時高校三年生の時に受けた”Coca Cola dream stage 2007”というオーディションでは審査員特別賞を受賞します。そこで、Carocoさんには、ある転機が訪れました。
■仙台へ、挫折と挑戦の2年間
「審査員特別賞を頂いた時に、仙台で活動してみないかと審査員の方から誘われました。当時高校を卒業してから東京に出て音楽活動をしようと思っていたのですが、せっかくの機会だし、何も身寄りの無いところから始めるより、良い環境だと思ったんです」
しかし、卒業と同時に仙台に拠点を移しますが、壁にあたってしまいます。
「仙台に出た途端、今までと環境が打って代わり、周りは音楽で生きていくと決めた人たちばかりでした。そのみなさんが、とにかくうまいんです。ある程度覚悟は決めていたけど、ショックを受けてしまって、好きで始めた音楽にどんどん追い込まれるようになって…しまいにはライブに出るのさえイヤになってしまったんです」
音楽で生きると決めたものの、今までの環境との変わりぶりに、挫折を経験したと話すCarocoさんでしたが、彼女を救ってくれたのも、また周りの環境でした。
「自分は弱音とか吐かないタイプなんですけど、共に音楽を目指す仲間や家族のように慕ってくれる方々がいたからこそ背中を押してもらい、どんなに現実に打ちのめされても、負けずにここまで来ることができました」
高校卒業から挫折と挑戦を二年間繰り返しもがいてきたCarocoさんに、2009年当時20歳にして大きな自信を得る出来事がありました。それは、Zepp仙台で開催された”GIRLS ROCK QUEEN FINAL AUDITION”というファッション部門と音楽部門の二部門から構成される大きなオーディションです。そこでCarocoさんは両方の部門でグランプリを受賞し、見事二冠を達成しました。

「とても大きな大会で、Zepp仙台で歌ったり、ファッション部門ではモデルさんのようなことをしたり、はじめての経験がいっぱいでした。でも、投票制だったので、ほんと自分の実力が試される場だったんです。そこでグランプリを取れたっていうのは自分を支持してくれる方もいるんだって思えて、自信を持てました」
■自信を取り戻し、ふたたび加速する音楽活動
このオーディション以降、Carocoさんは自信を取り戻し、活動をふたたび加速。ファーストミニアルバムも発売し、これからに向かって走り始めました。そんなCarocoさんにこれからの自分の目標を語って頂きました。
「私にとって音楽は、喜怒哀楽を感じる存在です。例えば、失恋した時に聞いただけで泣ける曲とかあると思うんです。歌に共感することってあるじゃないですか。私はそうやって音楽に励まされたりしました。だからお客さんからCarocoの歌に共感したって言ってもらえるとすごく嬉しいんです。私もそうだったように聞いてくれているお客さんが私の歌に共感してもらえて。今後はもっと仙台以外の場所でも活動して、そうやって共感してくれる人に曲を届けていきたいです」

何事も、最後まで頑張り続けると良いことが訪れるんですね。COLORweb編集部はこれからもCarocoさんを応援していきます!Carocoさんは市内の藤崎前にて路上ライブも行なっているそうです、興味がある方は聞きに行ってみてはいかがでしょうか?
他にもCOLORwebでは取材して欲しいアーティストを募集しております!お気軽に編集部までお問い合わせ下さい!