『自分を大事に生きたいあなたに色が贈るプレゼント
~本当の気持ちと価値観を~』

カラーセラピストのタマーです。

今日は静嘉堂文庫美術館で本日から開催されている
『挿絵本の楽しみ』という展覧会のブロガー内覧会に参加してきました。




静嘉堂文庫美術館は、
二子玉川からバス、または徒歩20分の閑静な住宅街の中にあります。

正門から中に入ると坂道を登り、ハイキングコースのような風情になります。

頂上に着くと、美術館の建物と
歴史的建造物に指定されている静嘉堂文庫が現れます。




ここに来るだけでも、
ものすごい非日常感です。


さて、今回の展示ですが、
物語の添え物としての挿絵のみならず、様々なジャンルの挿絵が紹介されています。

そもそも、静嘉堂文庫では
12万冊の漢籍(漢文で書かれた中国の書物)と
8万冊の江戸時代以前の日本の書物を所蔵しているそうです。

その中で挿絵のあるものを5つのジャンルに分けて展示しています。

神仏をめぐる挿絵
辞書・参考書をめぐる挿絵
解説する挿絵
記録する挿絵
物語る挿絵

ここから先の写真はブロガー内覧会に限り
特別の許可を得て撮影したものです。

神仏をめぐる挿絵では
法華経を絵解きしたものがありました。

辞書・参考書をめぐる挿絵では、
科挙の試験勉強用の参考書が興味深かったです。



中国では文字を大事にする文化がありましたが
庶民階級のものが貴族階級の風習などを知るにあたり、
文字より図解で見るほうが確実で簡単ということで
挿絵入りの書籍が普及し、
引いては挿絵の文化も根付いたそうです。

日本の百科事典的なものもありました。



挿絵を見ているだけで楽しいです。
他のページも見てみたい!
復刻版とか出来たら面白そうです。

解説する挿絵では
日本で作られた最初の彩色植物図鑑の『本草図譜』が見事でした。



また、からくり人形の構造を描いた図も展示されておりました。

現在、再現されている茶運び人形は、
この文献を元に作られたそうで、
改めて貴重さに気がつきました。

記録する挿絵では、
鎖国していた江戸時代に思いがけず漂流してしまい、
外国に行く機会があった人から
海外の様子を聞き描きした絵が展示されておりました。

また、旅行先の見慣れないものを挿絵で描く旅行記もこのコーナーに展示されておりました。

『知床日誌』のカラフルなアザラシが
愛嬌があってかわいかったです。



物語る挿絵は、オーソドックスに所謂物語の挿絵です。



絵巻物は日本が誇る文化ですね。
写真は『伊勢物語』です。


挿絵というと、物語のイマジネーションを補うものという理解でしたが、
写真のなかった時代では、
挿絵は大切な情報源であり、
自然科学や産業技術などの分野でも欠かせないものだったということが
今回の展示での大きな気づきです。

科挙の参考書や江戸時代の百科事典に何が書かれているのか
古文書に対する興味も出てきました。

それにしても、歴史的価値のあるこうした書物を個人的に集め所有していた
岩崎彌之助と小彌太にも脱帽です。

5月28日まで開催されていますので、
都会の喧騒を忘れる小高い丘の上にある美術館で、
様々な挿絵を楽しんでみてください。

展覧会の概要 http://www.seikado.or.jp/exhibition/next.html
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