先日、所用 (!?) で海外に行く機会がございまして。

そのときに利用した航空会社が キャセイ・パシフィックで。

狭い機内に、チョーまずい機内食、もっと最悪なのが

若い客(たぶん香港人)たちの態度。

もう、二度と利用しないわ~

ってなブーブーを書きたかったんではなくって。


各席にモニターがついてて、好きな映画や番組が見れたのは良かったのよ。


そこで偶然見た映画が、良かったんだな~も~!


「Into The Wild」 というんですがね、

全米公開は昨年(2007)の秋頃、日本は未公開らしい。

米国の一青年の軌跡を描いたノンフィクション。


帰国して早速、アマゾン検索したら、

原作をみつけ、↓

Jon Krakauer
Into the Wild

なんと、和訳まで出ていたとは!

↓お安いので、つい、購入。(苦笑)


荒野へ (集英社文庫 ク 15-1)/ジョン・クラカワー
¥700
Amazon.co.jp

いろいろ調べていたら なんと、

日本公開が今年九月の予定というのを知った衝撃!

「style jam」


うーん、これは・・・内容が内容だし

このブログの読者数も知れてるし・・・

ネタばらししても、一向に差し支えなさそう。

なので、やっぱり、内容とか感想とか。書いちゃうもんね!


要するにだな。

アメリカの、けっこう裕福な家庭に生まれ育った主人公、

優秀な成績で大学を卒業した途端、それまで得たもの、家族など

全てを投げ捨てて、姿をくらましてしまった。

荒野をめざせ!ってな感じで、旅に出ちゃったわけよ。

なぜかアラスカを目指し、二年ほどアメリカ大陸をさすらった結果・・・

ちょっとしたミス、これが致命的。

猛毒の植物を食してしまい、あっけなく死亡。

それだけの、お話。


だけど、ほんと、いい映画だった。素晴らしい。


主人公の厭世的な気持ちには もちろん共感するのだけど、それよりも。

彼が出会った、大自然の雄大さもいいし、

各地でそれぞれの信念に基づいて生活する人々との出会い、

会話。それぞれの生きザマ。

これがもう、たまりませんでしたな~。


旅先で彼は いろんな人と出会い、その多くとともに

生活を共にした。働き、食事し、語り合う。

お気楽な旅人、砂漠でコミューンを作って暮らすヒッピーたち、

農家、猟師、etc...

若い女の子と恋に落ちそうになったり

退役軍人に養子にならないかと、誘われたり。


でも、誰も彼を引き止められなかった。

アラスカの荒野で一人

野生に抱かれて 暮らしたかったようだ。


主人公の、家族や社会に対する嫌悪感と、

それに因する突飛な行動、そしてあっけない死は

おそらく 「若気のいたり」 だとか

「逃避でしかない」 とかいう批判を受けるのだろう。

彼は情熱にかられて無謀な冒険に出、そして 儚く死んだ。

家族は 彼から一切の連絡ももらえず、結局は彼が遺体となってから

全てが明らかになったという。

きっと、家族は彼よりも苦しんで悩んだに違いない。


だからこの主人公の生き方に対しては、案の定、

賛否両論、二極に分かれたらしい。

賞賛と、非難とに。 もっともなことだ。


けれども。

誰かの生き様を批判するヒマがあったら

己の生活なんとかしろってもんさね。

自分の生き死には 自分しか責任取れないさ。

生活してなんぼ、行動してなんぼ、やってみてなんぼ、でしょ。


原作の著書は、

米国の登山家・ジャーナリストが

主人公の生き様、死に様に興味を持って調べ始め、

共感し、感動して、

彼が死ぬまでの旅の軌跡を 

詳細にわたってリポートしたもの。


その序文にこう書いてある


「私は(この本を書くにあたって)

 公平な伝記記者であろうとするつもりはない」


主人公の生き様への思い入れが

この一行に込められている。


みつけました、さすが Youtube 

↓予告の動画を発見!これです、これ!!
http://jp.youtube.com/watch?v=2LAuzT_x8Ek

彼が命を落としたのは

あの植村直巳氏が登頂して 二度と戻らなくなってしまった

マッキンレー山の北側という。