女子高生サポートセンター・Colabo代表。
『難民高校生』『女子高生の裏社会』http://amzn.to/UJOeLD 著者25歳。
第30期東京都青少年問題協議会委員。

高校(中退)時代は毎日渋谷で過ごし、段ボールの上で寝たことも。
孤立し困窮した少女たちと共に声を上げ、支え合い、暴力に立ち向かう。
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すべての少女に「衣食住」と「関係性」を
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■活動が取り上げられました!
<クローズアップ現代>広がるJKビジネスの闇
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3545_all.html
<ハートネットTVブレイクスルー>JK・可能性を信じる
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-09/01.html
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■書籍情報
『女子高生の裏社会―「関係性の貧困」に生きる少女たち』(http://amzn.to/UJOeLD)
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2015年03月05日(木)

川崎市中学生殺害事件。あなたは声をかけ、手を差し伸べる人となれるか

テーマ:伝えたいこと。
川崎市の中学一年生、上村くんの死を悲しんでいる人は多い。私もその一人です。

だけど、もし彼が今も不良グループの一員として深夜徘徊していたら、あなたは彼に声をかけただろうか。

近隣の方などの「異常さになんとなく気づいていた」というコメントも報道で数々取り上げられています。残念に思います。

街で出会う少年少女たちの抱える問題は、子どもたちだけではどうにもできないものばかりです。大人が勇気を出して一歩踏み出さない限り、変わりません。


そんななか、「川崎中学生殺害事件に極刑を!」という署名集めサイトのページに賛同しシェアする人が、私のFacebookタイムラインにもいます。ありえません。そのページには、こんなことが書いてあります。

「逮捕された主犯は18歳。少年法51条により死刑も求刑できる。本人らの口裏合わせ、野毛山公園の別件、主犯の父親による証拠隠滅教唆も徹底的に追及していただきたい。 カスを生かしておく必要はない。」

こんなものに署名しないでください。
刑を重くすればいいということではありません。

もちろん加害者となってしまった少年がしたことは、取り返しのつかないことです。

しかし、彼らをそこに追いやったのは、こういうサイトに賛同し気軽にシェアしてしまう一人一人、私たちがつくる社会なのです。

排除が排除を生んだ結果としての事件だと思います。ただ力で子どもを押さえつければいいという発想は間違っています。それでは問題はなくなりません。押さえつけられるものではないからです。少年たちの背景に目を向ける必要があります。

彼らが安心安全なもとで、暮らせていれば…。排除しない、一番大切なことです。


今日は、明日からの長崎・佐賀講演ツアーに備えて大人しく事務作業の予定でしたが、緊急対応で朝から地方へ向かっています。一つ一つ、大切なもの守るため。身体を張ってたたかってくれる専門家と、力あわせて。私はあなたの未来を覚悟を信じています。

現実は厳しいが、再会は楽しみ。お土産もあるし。
*****
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2015年02月25日(水)

【メディア掲載】文藝春秋「日本を代表する女性120人」に選出していただきました。

テーマ:メディア掲載
文藝春秋3月特別号「日本を代表する120人」に選んでいただきました。
{9BAD1236-B819-43AB-BE5D-750D21296EDE:01}
いつもお世話になっている共同通信の澤記者からの推薦文にびっくり&嬉しい!

声を届けてくれる少女や、活動を支えてくださっているみなさまに感謝し、これからも活動を続けます。

少女ともども、今後も応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

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2015年02月24日(火)

一緒にご飯を食べる幸せ

テーマ:女の子と♩
17歳の女の子とご飯。
サラダだけつくり支援者からのお米とレトルトカレーをいただきました。
{F9564EFA-E375-492B-8B31-982F9B999DEF:01}
彼女は、誰かとご飯を食べたのは1ヶ月ぶりとのこと。何を食べるか以上に、誰と食べるかで全然違うよねって話しながら。

彼女はホカロンやハンドクリームを使ったことがなくて、コラボからのクリスマスプレゼントで生まれて初めて手にしたと喜んでくれてました

写メは差し入れいただいたアップルパイ(*^^*)りんごがゴロゴロ~!と喜んで食べました。
{C49DF756-4868-4BF4-A519-C8A8D7FE4A2E:01}
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2015年02月20日(金)

【ニュース】「JKビジネス」全面禁止へ条例改正 愛知県が全国初

テーマ:ニュース
東京の次にJKビジネスが盛んな愛知が、
全国で初めてJKビジネスを全面禁止する条例を罰則付き(ここ重要)で制定。

今後も郊外化や、指定外業種での営業、SNSやネットを用いて、
少女の性の商品化は拡大し続けると思いますが、
海外から人身取引と指摘されているJKビジネスや子どもの性の商品化にNOという人を増やし、こうした動きを支持していく必要があります。

同時に、大人たちが危険を学び、子どもに伝えること。
家庭や学校で孤立した青少年を支える活動を、応援することをお願いいたします。
少年少女に安心して生活できる基盤がなければ、危険な仕事に取り込まれる子どもはあとを絶ちません。

先日ブログに書いた除染作業をしていた15歳の少年についても、同様です。

【「JKビジネス」全面禁止へ条例改正 愛知県が全国初】
朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASH2L521BH2LOIPE016.html

愛知県は、少女の接客サービスを売りにする「JK(女子高生)ビジネス」の全面的な禁止に乗り出す。青少年保護育成条例の改正案を25日開会の県議会に提出する。県によると、形態が多様化するJKビジネスを包括的に規制する条例は全国初だ。

改正案では、水着や制服での接客など、JKビジネスにあたる行為を有害役務営業として7項目にわたり定義。18歳未満に接客させたり、勧誘したりすることを禁じる。県は最長6カ月間の営業停止を命令でき、命令違反(1年以下の懲役または罰金50万円以下)などの罰則規定も設けた。施行は7月1日を予定する。

JKビジネスについて、県は「風俗営業法などの現行法令に直ちに触れないよう巧みに行われ、立ち入り調査など行政の関与する仕組みがない」とする。条例での規制もまれで、対象も個室営業店舗(神奈川県)、客引き行為(東京都千代田区)などに限られる。

愛知県は今回の改正案で「無店舗型」も規制し、店や営業所への立ち入り調査も可能にする。JKビジネスには、個室で添い寝などをする「リフレ」、街でデートする「散歩」など8種類あるとみており、これらに対応できるとしている。
県警によると、JKビジネスの店舗は県内に少なくとも77店、わいせつ行為などの被害者は昨年まで3年間で19人にのぼる。県の担当者は改正案の狙いを「青少年の性犯罪被害の危険性が高まっており、規制で被害を未然に防ぐ」と話す。

■愛知県が規制するJKビジネスの例
●ガールズ居酒屋 給仕や踊りをする
●リフレ 個室でマッサージや添い寝をする
●散歩 デートや観光案内、客の家の掃除
●撮影 個室や屋外で撮影させる
●見学クラブ マジックミラー越しにのぞき見などをさせる
●コミュニケーションルーム 求めに応じて会話、占い、カウンセリングなどをする


*****

JKビジネスについては、

『女子高生の裏社会―「関係性の貧困」に生きる少女たち』(
http://amzn.to/UJOeLDに詳しく書いています。ご一読ください。

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2015年02月20日(金)

【事件の背景】命を守るための万引き

テーマ:ニュース
「命を守るために万引き」している子どもも、大人も、お年寄りもいる。今の日本に。

もちろんそれはよくないことだけれど、そこに追いやったのは誰か。

外国人技能実習生、奴隷制度のように、人身取引とも言える状況のまま。日本で起きていること。私たちの問題。

【ベトナム人被告はなぜヤギを食べたのか。公判で語られたのは、そこに至るまでの日本での過酷な生活でした。】

 岐阜県美濃加茂市で昨年8月、除草用に飼われていたヤギを盗み、食べたとして、窃盗罪に問われたベトナム人の被告は、技能実習生として来日していた。岐阜地裁の公判で、日本での過酷な生活について証言した男たち。なぜここまで追い詰められたのか――。
 起訴状によると、いずれもベトナム国籍のブイ・バン・ビ(22)、レ・テ・ロック(30)の両被告は仲間5人と共謀し、昨年8月9~10日、美濃加茂市の公園でヤギ2頭(時価計約7万円)を盗んだとされる。除草効果を研究するため、岐阜大学教授が市などと協力して飼っていた16頭の「ヤギさん除草隊」のうちの2頭だった。
 法廷での証言などによると、ロック被告は来日前、ベトナムの田舎町でタクシーの運転手をしていた。両親と妻、娘の家族5人暮らしで、月給は日本円で1万6千円ほど。暮らしは貧しかったという。
 「日本で働けば月給20万から30万円。1日8時間、週5日勤務で土日は休み。寮あり」。こんな話を仲介会社から聞き、「思いつかないほど素晴らしい」と飛びつき、来日を決めた。仲介会社には自宅と土地を担保にして銀行から借金した約150万円を支払い、2013年3月に農業の技能実習生として来日した。
 長野県の農業会社でトマトを育てる仕事に就いたが、勤務条件は聞かされていたものとはかけ離れていた。毎日午前6時から翌午前2時まで働き、休みはない。午後5時までは時給750円、以降は1袋1円の出来高払いでトマトの袋詰めをした。1千袋詰めた日もあったという。
 用意された「寮」は、農機具の保管場所。シャワーはあったがトイレはなく、電源盤の下の約2平方メートルで寝た。「家賃」として月額2万円が給料から天引きされ、手元には6万円程度しか残らなかった。それでも可能な限りの3万~4万円を母国に仕送りした。
 家と職場を往復するだけの日々。7カ月にわたって我慢したが、「頑張ったが、疲れてしまい、逃げ出した」。インターネットの情報を頼りに、愛知県日進市の土木会社で仕事を見つけた。しかし、在留期限が切れた14年3月に解雇され、無職になった。
 「借金を残したままベトナムに帰れば担保にしている自宅などが奪われてしまう」。家族にも打ち明けられず、スーパーで弁当などの万引きを繰り返した。
 同7月ごろからは、ビ被告と同県春日井市のアパートで一緒に暮らすようになった。ビ被告も無職。約200万円の借金をして短期大学に通うため来日したが、学費が払えずに退学していた。
 8月上旬、ベトナム人の仲間約20人で、誕生日パーティーを開いた際、ヤギを盗む計画が持ち上がった。居合わせた7人が車で公園に向かった。ロック被告が運転し、ビ被告は実行役で、2頭のヤギを捕まえて首輪を外し、粘着テープで口や脚を縛った。ベトナムではヤギ鍋などは庶民の味で、すぐに解体して食べたという。
 2人は別の窃盗事件と出入国管理及び難民認定法違反の罪にも問われている。検察側は今月12日、懲役2年を求刑し、弁護側は最終弁論で執行猶予付きの判決を求めた。判決は27日に言い渡される予定だ。(小林孝也)
■レ・テ・ロック被告が提出した謝罪文(抜粋)
 悪いことをしたことは自分でもよくわかっています。言い訳ではないですが、私の話を聞いてください。一生懸命働いてお金をためてベトナムの家族に送るために日本に来ました。生活が苦しいので、日本で働きたい。そのために家を担保に借金をして日本に来ました。7カ月頑張りました。もう力が無く疲れてしまい、会社を逃げ出しました。お金が無くなってきて、日本語も下手、誰も助けてくれない。ベトナムに帰ろうと思ったが、借りた150万円を返していない。今帰ったら家族が困る。日本にいれば仕事が見つかるかもしれない。でも、おなかがすいた。スーパーで初めてごはんを万引きしました。命を守るため万引きしました。本当に申し訳ありませんでした。
     ◇
 〈外国人技能実習制度〉 日本で技術を学び、母国で役立ててもらうのが狙いで、1993年に始まった。実習生には労働基準法が適用され、期間は最長3年。仕事が単純作業ではないことを条件に、職種は繊維や食品製造、農漁業など69職種に上り、中国やベトナム、フィリピンなどからの15万人以上が働いている。送り出し国の団体が実習生らから取り立てる高額な「保証金」のほか、残業代の未払いや長時間労働などの違反も問題になっている。今後は人手不足が深刻な介護分野でも受け入れ、期間を5年に延長することなどが検討されている。

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2015年02月19日(木)

【事件】小4女児誘拐未遂 群馬県警巡査を逮捕「かわいかったから」なんて言わせていてはいけない!

テーマ:ニュース
「かわいかったから仲良くなりたかった」なんて言い訳をさせていてはいけない。

そんな当たり前のことを、なぜ言うか。

私は活動のなかで、乳幼児・小中学生のときに性的虐待や性被害にあった少女、見知らぬ男性に強姦されたり買春され続ける女子高生と、日常的に出会っています。

しかし、残念ながら日本には、「男はそういうもんだよね」「かわいかったんだから仕方ないよ」「加害者だって寂しかったんだよ」という人が、かなりたくさんいる。買春を繰り返す男性から、そういうことをストレートに言われることもある。わざわざそれを言いに私の講演に来てまでも。

「可愛いから、仲良くなりたかったから、寂しかったから」

全て加害者の都合。
狙われた子どもが、助けを求めたり、被害を逃れられる確率は限りなく低いです。相手は大人であり、ほとんどの場合常習犯で、経験を積み巧みな手口を持っています。

こうして表沙汰になる事件の多くは、児童が逃げられたか、周囲が気づくほど暴行された傷があったり、殺されてしまったケースばかり。
被害にあった子どものほとんどが、周囲に打ち明けられずにいることを知ってください。
一件の事件の裏に、表沙汰にならない事件が、親にも友達にも誰にも言えずに苦しんでいる被害児童がいることを知っていてください。


男性の性の本能説、男はそういうもんだから仕方ないというのは間違いです。
性は本能ではなく、文化であり学んでいくものと、「男子の性教育」著者の村瀬さんも言っています。

男性たち、「男はそんなもの」なんて言われていていいんですか?「俺は違う!」と共に声をあげ、性について学んでください。

児童への性的虐待、性暴力加害者は、家庭にも、学校にも、塾、病院、スーパー、警察、役所…どこにでもいます。

【小4女児誘拐未遂の疑い 群馬県警巡査】

 群馬県警は18日、小学4年生の女児(10)を連れ去ろうとしたとして、渋川署地域課巡査で吉岡町交番勤務の秋山暢大(のぶひろ)容疑者(24)=群馬県渋川市金井=を未成年者誘拐未遂容疑で逮捕し、発表した。容疑を認め、「かわいかったので仲良くなりたかった」と話しているという。

 発表によると、秋山容疑者は1月15日午後4時10分ごろ、自分が管轄する吉岡町内で、自宅近くにいた女児に父親の知り合いを装って話しかけ、「パパが交通事故に遭って病院に運ばれた。すぐに来てくれ」とうそを言い、乗ってきた車で連れ去ろうとした疑いがある。女児が拒んだため、未遂に終わり、けがもなかった。秋山容疑者はこの日、休みだった。

 女児と、一緒にいた女児の2人が「見たことのあるお巡りさんに似ている」と母親に告げたため、連絡を受けた県警が捜査し、秋山容疑者の関与がわかったという。

 秋山容疑者は2013年4月に採用され、14年3月から吉岡町交番に勤務。昨年12月に女児宅周辺を複数回パトロールしたことがあり、その際に女児のことを知った可能性があるという。県警は容疑が強まったとして今月8日に秋山容疑者を交番勤務から外し、渋川署で内勤をさせていた。

 県警の上原健司・首席監察官は「極めて遺憾。厳正に対処する」と話した。

{FCFF6C5D-21F0-4209-88DA-09F86902E498:01}


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2015年02月18日(水)

【事件】15歳少年に除染作業。子どもを安い労働力として利用し、リスクの高い所で搾取している現状

テーマ:ニュース
「難民高校生」やJKビジネスで働く少女についてお話しすると、男子の場合は?とよく聞かれます。

その一つに、違法に建築作業をさせる、除染作業をさせる、振り込め詐欺の受け子をさせるなどがあることは「女子高生の裏社会」でも触れていますが、安い労働力として使われています。

表沙汰になるのが遅い…

【15歳に除染作業させた疑い 建設会社の専務逮捕へ】
朝日新聞デジタル 2月18日 4時1分配信

 東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業を福島県で、15歳の少年にさせたとして、愛知県警は18日にも、名古屋市にある土木建設会社の専務の男(49)=福島市=を労働基準法違反(危険有害業務の就業制限)の疑いで逮捕する方針を固めた。この会社の実質的経営者は元暴力団組員で、県警は業務の指揮系統や金の流れを調べる。

 県警によると、男は昨年7月、福島市内の大型商業施設で、当時15歳だった愛知県北名古屋市の少年(16)が18歳未満であることを知りながら、原発事故で飛散した放射性物質に汚染された草や土を取り除く作業をさせた疑いがある。

 労基法は、18歳未満を除染作業現場などで働かせることを禁じており、違反すると6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金と定めている。少年がいた作業現場は第一原発から北西約60キロの市街地。男は除染作業現場の責任者で、労務管理をする立場にあった。少年には「周囲には18歳だと言え」と指示していたという。

 国発注の場合、除染作業員には賃金に加え、1日あたり1万~数千円の特殊勤務手当(危険手当)が支払われる。除染作業は元々の給与が土木など一般的な作業に比べて高めだといい、県警は「ピンハネ」しやすい少年を雇っていた疑いがあるとみている。また、ほかにも未成年者に除染をさせていたとみられ、捜査を進める。
2015年02月17日(火)

【出演報告】フジテレビ・スーパーニュースで活動が取り上げられました

テーマ:メディア掲載
昨日、フジテレビスーパーニュースで活動が取り上げられました。
今回は、安藤さんご自身が「女子高生の裏社会」を読みこの問題を取り上げたいと言ってくださっての放送でした。

放送を動画でご覧いただけます。
{B2859F58-576D-4823-9B28-BB0587837E6B:01}

関わっている少女がどんな想いで取材を受け語ってくれたのか、想像してください。
放送をみて、彼女を抱きしめたくなった。ありがとう。

作文を書いてプレゼントしてくれた少女も、まだ苦しい状況にいます。

安藤さんは、少女と一緒に料理しながら、真摯に向き合ってくれました。ご覧ください。


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女子高生の裏社会

2015年02月16日(月)

【必読!】児童養護施設での性虐待、家出、売春について『「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす』を読んで

テーマ:伝えたいこと。
先日、<「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす>(光文社新書)という本をいただきました。
著者の1人、矢満田篤二さんは、愛知の児童相談所の元職員で、予期しない妊娠をした女性が自分で子どもを育てられないとき、妊娠中から児童相談所に相談し、サポートを受けながら出産し、出産直後から、子どもを希望する夫婦のもとで子どもが育てられるようにすることを推進する養子縁組の活動を広めるために書かれている。この活動については、私は心から応援したい。

ただ、この本を紹介するにあたっては、P160~162の2ページの誤りについて述べる必要が絶対にあります。どんなことがそこに書いてあるのか、ここで反対意見を述べたいと思います。長いですが、すべてのみなさまに、読んでいただきたいです。

******
●被害児童を「加害者」にしたてあげるような記述について

この本のP160には、「施設での性的虐待の裏側に」という少女を「加害者」にしたてあげるようなタイトルで、次のようなことが書かれている。

<(本文まま)ある中学2年生の女子が家出(施設を勝手に脱走)しました。その女子は、常に男性の関心を惹くような魅力を漂わせている子でした。幼少期の愛着の絆が不足していると、女子の場合は特に、「自分を可愛いと言ってくれる人を強く求め」て、(略)「無分別な社交性」を恋愛関係に発揮するという傾向が見られます。この傾向が強い女子には、女性職員が対応すべきです。男性職員ならば、健全な夫婦としての生活を送っている年長の男性職員限定すべきで、独身の男性職員が対応するのは非常に危険だと言わざるを得ません。特に危険なのが、金八先生のような熱血漢です。>

このあと、以下のように綴られています。
<(仁藤による要約)施設で性的虐待が起きたと報道されることがあるが、その背景には少女が子どもが「ターゲット」にした職員を「巧みに誘惑」し、二人きりになる状況をつくり、その結果職員とそういう関係になっている。少女はターゲットの気を引くために、「かなり誇張して」自分のかわいそうな状況を「アピール」する。少女の話を親身になって聞こうとする熱血職員が、少女が同情を誘うためにつく「私はひどい虐待を受けていた」という嘘まで信じてしまう。同情を得た少女が次に言うのは「先生、誰にも言わないでね、の縛りです」。そうして職員が少女と親密な関係になり、一度体の関係を持ってしまうと、そのあとは少女から「校長に告げ口する」と脅されるようになるのだ。>

こんな考えを持っている人が、児童養護の第一人者と言われてしまうこと。いや、乳児を守るため、「愛知方式」と呼ばれる養子縁組み制度を広め、児童養護のために闘ってきた方ですら、こんな考えをお持ちだということに絶望しそうになる。

●大人の都合で語られる性的虐待「施設職員が中学生の魅力に誘惑され、手を出しててしまうのは仕方ないことなのか?」

著者は、性的虐待や社会的養護が必要な青少年の背景を想像、状況を理解をできていない。いや、ケースもたくさん見ているし、これでも理解しているほうなんだと思う。。怒りと、悲しさと、悔しさと、怒りでいっぱいになります。

そもそも、社会的養護のなかで性的虐待が起こることは許されません。
性虐待・性暴力について「子どもが悪いという考えは受け入れない」というのが、性虐待、人権を考える上の世界的な基本姿勢。大人は子どもがそういう状態にならないように守る必要がある。ここで書かれているのは、それを施設ができなかったというだけの話である。

「子どもが職員を誘惑した」という考え方は絶対におかしい。
社会的養護が必要な子どもたちの中に、人との距離感を知らない子どもがたくさんいることは、当然のことだ。それを想定できていない施設、それに対応できない職員は専門職として失格だ。中には、家庭内で性虐待を受けてきたことを背景に、または好意を寄せる人からのDVをきっかけに「性行為を持つこと以外に人と信頼関係を築く方法を知らない」子どももいる。

傷ついた子どもが嘘をつくことも、自分をアピールすることも、当然だ。単に同情を誘っているという見方を福祉関係者がすべきでない。そのくらい気づいてほしい、そのくらいしないといられない状態にあることに注目し、ケアすべきだ。嘘をついた子どもが、嘘を言っているからばれたくない、2人の話にしておきたい、独占したいと思うのも当然のことだ。

「一対一の関係をつくった」のは少女ではなく、施設・職員のほうである。
熱血であるかどうかなど関係なく、施設・職員が対応できなかったというだけだ。「一度そうなると」少女に脅されるとあるが、一度でもそうなってしまったことが問題であり、それは、なにがあっても児童を養護する側の大人の問題だ。

大学でも、今や、教授が学生2人にならないようにするのは鉄則になっている。

頼りにできる血縁も地縁もない、後ろ盾のない子供たちが、施設職員にすがるしかないのは当然のことである。児童に対して巨大権力を持つ職員が、それに誘惑されたなんていう言い訳を通用させてはいけない。

「職員が子どもと2人きりになるリスクを回避しよう」という考え方でいる限り、状況も、認識も変わらない。「子どもが職員と2人きりになって、性虐待を受けないようにする」のが大人の責任だ。

どんな言い訳があったとしても、児童への性的虐待は大人の責任だ。それも、家庭の養育が不可能な状況とみなされる背景を持つ子供たちに対して、社会的養護の中で、児童養護施設の中で起きている。しかし、本書に男子職員への批判はない。あくまでも、彼は熱血だったから、少女に騙されたのだという。

●「健全な夫婦としての生活を送っている年長の男性職員」だからOK?性的虐待被害者には男児もいるが・・・

また、著者はそういう傾向のある少女への対応は女性職員か、「健全な夫婦としての生活を送っている年長の男性職員に限ったほうがよい」とも述べているが、これは、真摯に子どもたちに向き合っている男性職員、独身男性に対しても失礼だ。

児童買春者のなかにも「健全な夫婦としての生活を送っている年長の男性」は多く、何の根拠にもなっていないし、「健全な夫婦としての生活を送っている年長の男性職員」である(と想像する)著者ですら中学2年生の少女のことを「常に男性の関心を惹くような魅力を漂わせている子」(だから、男が誘惑されて当然だとも読める)なんて言っている。

「僕たち男にも都合があるので」というふざけた言い訳にしか聞こえない。
こういう人が第一人者として間違った発信を続ける限り、理解は進まない。

また、女子だけでなく、男子の場合も同じような行動はよくあり、男子の性被害も眠っている。施設内での男児への性的虐待もある。その視点も欠けている。単に、女性が女児を、男性が男児を担当すればよいという問題ではない。

施設の子どもが性的な誘いや行動をする。それは、虐待を受けてきた子どもに現れる反応の1つとしてあり得ることだ。それにどう対応をするのかが問題であるのに、「性的な誘いをされたらみんな誘惑されちゃうから、する側の子どもが悪い」という理論が展開されている。

●「言いつける」べきこと

本書では、体の関係を持った職員が、少女に「校長にいいつけるよ」と脅されるとも述べられているが、そうされて当然のことをしているのは職員だ。しかもこのケースは、今の日本では発覚する確率が低いことが問題となっている性的虐待で「摘発」に至っている稀なケース(法的にも確実に性虐待が認められた)である。

どんな内容であっても、虐待は虐待だ。あってはならないことがそこで起きているのだから、言いつけていい。もっともっと発覚していくべきことだ。
その上で、被害児童に、お互いに尊重しあう関係はそういう関係ではないこと、あるべき対等な人間関係を教えるのが大人の役目である。大人側が、愛着障害を抱えている子に対して、あるべき関係を教え、信頼関係を育てていく義務がある。

子どもが被害を訴えようとすることを否定するような発言も、許せません。
{11A57CA1-1B8D-413D-97AD-BB892E15C081:01}


●家出、売春の背景に

また、家出や売春をする少女への理解もない。
この本に、もう1つあるケースへの許されない記載がある。本文まま引用する。

<私が担当した中学1年生の家出少女は、大柄な体格で、大都会の繁華街に3ヶ月近く滞在し、帰ってきたときには50万円ほどの大金を持っていました。どうやって手にしたか、ご想像がつくと思います。
 こうした行動の背景には、金銭などの明確な目的があるわけではなく、自分の後ろ盾になってくれそうな人を増やしたいというような、まさに愛着障害による「無分別な社交性が要因」と推定できるケースがあります。>

はじめに紹介したケースでも、「家出(施設を勝手に脱走)」というひどい書き方がされている。

Colaboには、職員の対応に傷つき、施設での生活に耐えられずに逃げ出したいが行くところがない少女からのSOSが届くことがある。なぜ少女が、「脱走」するのか。明らかに、少女の周りにいた大人たちに責任があるのに、責任逃れのために、少女にすべてを押しつけている。子どもを守ることが、職員の仕事であるのに。そういう考えの施設を脱走したくなるのは、思春期の感情として当然のことと思う。

この文章を読んで、私は、その少女が脱走後、どんなことを体験し、どんな思いで施設に帰ってきたのか想像し、申し訳なさでいっぱいになる。

3ヶ月で50万円。そこで、どんな暴力にさらされてきたか。
私は、家出し、売春しながら生活することの大変さを知っている。
売春宿に囲われ、奴隷のような扱いを受けたり、買春者からひどい暴力を受けて、心も体もぼろぼろで、捨てられた狼のようになってしまった少女とも日々出会っている。そこでの体験は、「50万円」では語れないようなものだろう。性的にも、身体的にも、精神的にもさらに傷つき帰ってきた。

行くところもない、頼れる親族もいない少女が、唯一寝泊まりが許されている施設脱走を決意するまでの葛藤。そんな施設に戻るしかない現実に、絶望しながら戻ってきた気持ち。それを想像できていたら、こんな書き方はしないだろう。

その後、この少女にどんな対応をしたのか心配でならない。少女の覚悟と、一生残るであろう深い傷を想像し、理解できる職員が増えなければ、子どもたちは救えない。

社会的養護が必要な子ども、つまり、守ってくれる特定の大人がいない子どもは、1人ぼっちでがんばっている。彼らが「後ろ盾」になるような人を捜すのは当たり前のことだ。家出をし、売春に至るのは、単に愛着障害だからではなく「お金が必要だった」「安心して暮らせる場所が必要だった(施設がそうではなかったため、探しに外へでた)」という物理的な切迫感が先だ。ただ寂しくて売春してるんじゃない。繰り返すうちに、売春が1つの自傷行為のようになり、それをすることで自分を保とうとするようになることも少なくない。

繰り返すが、施設の子どもに「誘惑された」というような人は職員失格だ。
性暴力、性的虐待の加害者に対して「好きだった」と語る被害児少女は少なくない。小さいころから、誰かにかわいがられたり、大切にされた記憶のない子どもたちが、自分に親身になり、大切に思っていてくれそうな人に好意を寄せるのは当然のこと。少女の気持ちを巧みに操っているのは大人のほうである。

また、家庭や学校などで性的虐待を受けている子どもが、いつ起こるかわからない恐怖から逃れるため、自分からせめて性的虐待の起こる時間、性行為のタイミングをコントロールしようとするようになることもある。加害者を自分から誘うことで、被害にあう時間や、ほかの人に見られないために場所をコントロールしようとするのだ。このケースでも、そのために、少女が職員を車や個室に誘った可能性もある。

この本は、予期しない妊娠をした女性が自分で子どもを育てられないとき、妊娠中から児童相談所に相談し、サポートを受けながら出産し、出産直後から、子どもを希望する夫婦のもとで子どもが育てられるようにすることを推進する活動を広めるために書かれている。この活動については、私は心から応援したい。だが、P160~162に書かれる、この2人の少女に関する部分で、すべてが台無しになっている。

私は、売春や性的虐待、性暴力により妊娠した少女からの相談を受けることもある。そうした女性たちにもこの取り組みが利用されるようになるといいと思うが、こんな考え方を突きつけられては、当事者の少女たちは相談できなくなる。著者のこの発言が、この取り組みを進める上でも大きな障害になることは間違いない。

影響力のある人なんだから、間違ったことは言ってくれるな!と、私は著者に伝えたい。手紙を出そうと思っている(増刷がかかる前に早く伝えなきゃ)。一任者と呼ばれる人が、こんな考えでは困る。

あとがきには「私は、80歳、もう余命は長くないでしょう」とあるが、このまま死んでもらったら困る。この本を読んだ支援者たちが、そういうふうに影響されてしまったら困る。この本を読んだ少女が、頼れなくなってしまったら困る。

私は、矢満田さんのすすめてきた養子縁組の取り組みには賛成です。だから、本当はこの本も「おすすめ!」と言いたかった。だけど、この本を紹介するにあたっては、この2ページのおかしさについて述べる必要が絶対にありました。

私の投稿をフォローしてくださっている方の中には、この本を読まれた方もいるのではないかと思いますが、このおかしさに気づいた方が、たくさんいてくれたらいいなと思います。おかしいことには、一緒に声をあげてください。声を上げられない、子どもたちのためにも。よろしくお願いします。

*****
●追記1(2015.2.17):読者からのメッセージ
記事を読み、当事者の方や現場で働かれている方々からたくさんのメッセージをいただいています。
施設内で性的虐待を受けた少女や、子どもの頃に被害にあった女性・男性からも声が届いています。

「何十年も前ですが、私も児童養護施設で性的虐待を受けていました。いまもこういう考えが根底に残っていることがショックです。若い世代が憤りを言葉にし、発信してくれることが希望です」

「毎日、怒ってます!と言ってくれてありがとうございます。おかしいことに怒ってくれる大人がいることに、私は救われています」

私はいつも、こうしたみなさんの言葉に励まされ、勇気を持って発信し続けることができています。

関わっている女の子からも、こんなメッセージをもらいました。
「私も施設にいたとき、先生にマッサージしてあげるからと言われて二人きりになって、気まずくて寝たふりしてたらキスされたことがるんだよ。本当に気持ち悪かった。ゆめのちゃんに話せてないこと、まだたくさんある」と。

この投稿の背景に、どれだけの子どもたちの顔があるか想像してもらえたら幸いです。

児童への性的虐待について、これを期に勉強する方が増えることを願っています。
私も、「虐待の被害児童が身を守るために、自ら加害者を誘い、せめて被害がおきる時間をコントロールするようになる」など、これまでに専門家から学んだことをもとに考えています。

残念ながら日本ではこうした研究も遅れ、わかりやすい書籍も、これ!というものが思いつかないのですが、性暴力のサバイバー支援を行っているNPOレジリエンスさんの研修はとてもおすすめです。私もこれからも学び続けます。

*****
●追記2(2015.2.20):著者からメールをいただきました。

私の指摘に対し著者からメールをいただきました。
丁寧な文章でしたが、「主観は立場により全く異なるのは世の常です」という理由で、「問題の部分を訂正することは事実を隠すことにつながる(仁藤による要約)」とのご意見でした。

被害児童と私たち職員では見えている世界が違う、と子どもへの性的虐待を都合よく解釈することは、許せません。

また、私(仁藤)の指摘に対し、「被害経験をした弱い立場の人々しか表現できない重要な指摘です」とありました。私の発言は当事者だからでなく、主観ではなく、世界的な基本姿勢です。これを主観として捉えられてしまうくらい、理解をされていないということ。性暴力について学んでもらわねば…

著者は
私には今後も、「私の耳に痛いことも含めて、発信し続けてください」と言ってくださいました。私は直接お会いし、性的虐待についての理解と正しい発信をお願いするつもりですが、私だけでは変えられません。

この指摘がどれだけの反響を呼んでいるか。それはなぜなのか。
本書の記述に傷つき、怒り、憤り、絶望を感じた皆様、今も被害に遭い続ける子どもたちのためにも、ぜひ著者にご意見を伝えてください。
出版社に著者宛の手紙を送れば、届くはずです。

こうして1つ1つ、1人1人に理解してもらうこと。地道だけど、必要です。
子どもたちは声をあげられないのだから…

*****

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女子高生の裏社会

2015年02月14日(土)

制服・ジャージを後輩にリレー(*^^*)

テーマ:女の子と♩
先日名古屋で講演前に女の子とお茶。
高校中退せざるを得なくなり、使わなくなった制服とジャージを、これから中学生になる女の子や、困っている女子高生へと寄付してくれました。

Colaboの活動映像をみながら、誕生日をあんなふうに祝ってもらったのは小学生のときが最後だって話してくれた。
簡単じゃないけど、自立を目指して一緒に考え励ましたい。
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彼女からのジャージは、
春から中学生になる困窮家庭の少女に贈りました。

お姉さんたちにありがとう、と言っていました。支え合っていこう。

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活動を支えるサポーター会員のほか、資金や物品、農産物の寄付、書き損じはがきや年賀はがき、テレフォンカードや生理用品などでのご支援もしていただけます。


本日より、機種変更などで不要になったiPhone・iPodの寄付も集めます。


困窮し、連絡手段を持たない少女との連絡用や、相談事業にWi-Fiを繋いで使用します。


ご支援のお願いについて、詳しくはこちら:http://goo.gl/oFEPyb
{E6F1E529-D8B9-4EEA-B9F5-8D353C9F2941:01}
制服の寄付も募っています。

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