クライアントさんや友人に応援や励ましのメッセージをいただき、とても嬉しかったリーディングカウンセラーの雫石雪乃です。
さて、長男君のその後ですが、実は翌日にミラクルが起きました。
長男君が学校に行きたくないと泣いた日、私は長男君の手をつなぎ、傘をさして通学路を歩きながらずっと
「この子がこんな風になってしまったのは、あのヤンチャな(メチャクチャとも言う)パパのせいだ。パパに似ちゃったから、この子はこんな風になっちゃったんだ」
とずっとパパを責めていました(もっとおどろおどろしい責め方です。笑)
でも、ある瞬間ふと
「パパのせいにするのはおかしくないか?誰のせいとか、意味なくないか?」
と思い、その瞬間にすっぱりと誰のせいにするのも止めてみました。
長男君は算数の授業について行けなくて、
そのことを先生に叱られて、
また叱られるのがイヤだから行きたくない、
ただそれだけ。
あ、文章にすると本当にそれだけのことですね。
誰のせいで算数が苦手だとか、
誰の育て方のせいで根性がないとか、
先生の教え方がどうので学校に行けないとか、
そんなことは全然関係なくて、ただ学校に行きたくないと言った、それだけのこと。
そう思ったら、憑き物が取れたように心がすーっと楽になって、もう誰のせいかは本当にどうでもよくなったのです。
そうしたらね。
よく朝、いつもお母さんに車で送ってもらっていて、一度もうちの子達と一緒に登校したことのない近所の男の子が、
「長男君、一緒に学校に行こう!!」
と元気はつらつで呼びに来たのです。
すると、長男君は未だかつてないほど急いで支度をして、満面の笑みで登校して行きました。
小学校に入学して1年半。
その子が呼びに来たのは初めてのことです。
今まで、こんなことは一度もありませんでした。
え?なにこのミラクル??
私がその男の子に、行きたくないみたいだから一緒に行ってくれる?とお願いした訳ではありません。
もちろん、その子のお母さんにも長男君の前日の件は話していません。
それなのに、なぜその子は来てくれたの?
もうね、私には
神様の使者がキター
としか思えないのですよ。
正しいも間違っているも、勝つも負けるも、アイツのせいも自分のせいもない。
ただ、あるがままに物事を見つめたら、本当に物事って良い方向に進んで行くんだな~と改めて思いました。
そんなことを考えていた翌日。
「私、今まで知らない人のところにわざわざ会いに行くことなんて一度もなかったのですが、どうしても会ってみたくて、仕事を休んできました!!」
と嬉しいことを言いながら、新規のクライアントさんがやってきました。
今回のお申し込みは『過去世リーディング』だったので、まずは過去世のリーディングから。
小さい頃によく人の骨を埋める夢をリアルに見ていたので、もしかして過去世で罪深いことをしてしまったのかと思い、とても怖いのでリーディングして欲しいとのご依頼。
リーディングしてみるとそれは過去世ではなく、ご先祖様で墓守のような仕事をしていた方がいらして、その時の記憶のようでした。
とても大人しい印象のクライアントさんだったのですが、リーディングしているとマグマのように激しい情熱を内に秘めているのを感じたので、そのことを伝えるとあまりピンと来ないとのこと。
でも、私にははっきりと彼女の情熱が感じられ、それを外に出して欲しいともがいているような姿も見えていたので、何が彼女の感情に蓋をしているのだろうと思い、いろいろと質問をして行きました。
すると、突然思い出したように彼女はこんな話をしてくれました。
中学生のころ、彼女にはすごくすごく好きな人がいて、あまりにも好き過ぎて苦しかったから、それ以来、好きになり過ぎないように自分の気持ちを抑えるようになったのだそうです。
なるほどねー。
恋愛偏差値0の私には、そんなに人を好きになれるというのは羨ましい話なのですが・・・。
そんな彼女には実は、許せない人がいます。
それは「お母さん」。
お母さんを許さない限り、次のステップには進めないということが分かっているのですが、どうしてもお母さんのことが許すことが出来ません(関連記事『憎い相手を許すということ』)
それはお母さんを許してしまったら、何かが起こった時に
「お母さんのせいだ!!」
と思えなくなってしまうから。
お母さんのせいにすると、「私が悪いからこんなことになったんだ」と自分を責めずに済むから。
お母さんのせいだと思えば、一瞬楽になるから。
そんな
「お母さんのせい」
という
便利な道具を
捨てられる訳ないじゃないの
でも、本当はもう終わりにしたい。
でも、出来ない。
じゃあ、どうしよう?
ということで、お母さんを許そうとする時、どこに反発の感情が生まれるのかを自分で感じてもらうことにしました。
目を閉じて、自分の身体の中に神経を集中させながら
「お母さんを許すよ」
と言ってみると、
「そんなのイヤだ」
という反発するエネルギーがミゾオチの少し下辺りに、ドロッとゴムボールのようにたまっているのが分かったそうです。
そのエネルギーの大きさ、固さ、弾力などをじっくりと感じてもらって、身体の外に出そうとします。
けれども、そのエネルギーはちっとも出て行ってくれません。
何度、挑戦してもやっぱりダメ。
そこで私がリーディングしてそのエネルギーに問いかけると、
「許す氣なんか全然ないもんねー。一生恨み続けるんだ」
というのです。
頭では許さなければいけないと思っていても、本心では全く許す気がないのです。
そこで、彼女にはかつての担任教師の言葉に傷ついた気持ちを抱え続けた結果、胸にしこりが出来てそれを取り除く手術をしたクライアントさんのお話をしました。
『いつも怒られてばかりいた理由』
『意識を自分に向けることで時間の概念すら変わる』
自分を辛い目に遭わせた人を許すというのは、大変な努力がいります。
許さなくていいじゃないかとすら思うでしょう。
けれども、憎しみ続ける感情、自分を責める言葉、誰の声にしたらいいのかわらかない正体不明のモヤモヤした感情、それらは誰かに突き刺さるのではなく、自分の心や身体をゆっくりと蝕みます。
そして、何十年と経った頃に腫瘍や結石などになって外に出してもらおうとしたり、マックスとなったマイナスエネルギーに心をすべて奪われ、無気力になったり、鬱病を発症したりします。
そのことをお話しした時、クライアントさんがあることに気がつきました。
それは、彼女が20年来原因不明の便秘に悩まされているということ(笑)
いくら検査をしても、いろんな物を試してみても一向に改善されないと。
そう。明らかにミゾオチのあたりに居座っているエネルギー(ねっとり君と命名)が、不純物をそこに滞留させ、外に出て行くことを阻んでいるのです。
おそらくそれが彼女の便秘の原因。
許さないという思いは、相手に届くのではなく、このようにして自分の心や身体を蝕みます。
だから、自分のためにどんな憎い相手でも許した方がいいのです。
苦しむのは相手ではなく、自分なのです。
そのことが分かったら、このクライアントさんは
「便秘の苦しみから逃れられるなら!!」
とあっさりとお母さんを許すことにしました。
1日も早く心からお母さんを許して、快便になることを祈ってます♡
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