昨夜、とうとうDweezil Zappaのコンサート、"ZAPPA PLAYS ZAPPA"へ行ってきた。
ドレスアップして会場に向かってる途中で、アメリカ人に「君の服、好きだよ。」って言ってもらった。
彼も同じコンサートへ向かっていたので、「スティーヴ・ヴァイとテリー・ボジオが拝めるなんて、アンビリーバボーだよね。」ってな会話をしながら一緒に歩いた。
彼が「フランク・ザッパを知ってるなんて、君の歳にしちゃ珍しいね。」って言うんで、「しばしば若く見られるけど
、実はそんなに若くもないんだよ。」って答えると、妙に納得してた。
「実は日本から来てて半年くらい経つんだけど、日本に居た時からスティーヴ・ヴァイのファンで、今夜のコンサートをすごく楽しみにしてたんだ。」って言うとスゴく感心してた。
会場に着くと、彼は「じゃあ、思いっきり楽しんでね!」って笑顔で手を振って会場へ入って行った。
私は友人と待ち合わせをしていたので、彼が到着してから会場入り。
アメリカ人の友人と一緒だったんだけど、私が「アメリカ人のノリってどんなものか、それをこの目で見るのも楽しみなんだ。アメリカ人のノリってどうですか?」って彼に聞いてみた。
すると、彼は日本でもコンサートへ行ったことがあるらしく、「でも日本人のノリは自然です。」って言った。
「アメリカ人は不自然なの?」って聞くと、「そうですね。」って。
「でもそれはアメリカでは自然なんでしょ?」ってまた聞くと、「そうです。」って。
私は「でもねぇ、私は何度も日本でいろんなアーティストのコンサートへ行ったことがあるけど、もうちょっとエキサイトしてくれたら良いのになって思うことがよくあるよ。」って答えた。
ほんと人によって感じ方った様々なんだなぁと思った。
そんな会話の後、しばらくすると演奏が始まった。
FRANK ZAPPA FIRMILYのメンバーは以下の通り。
Dweezil Zappa (Guitar)
Aaron Arntz (Keyboards & Trumpet)
Scheila Gonzalez (Saxophone, Flute, Keyboards & Vocals)
Pete Griffin (Bass)
Billy Hulting (Marimba, Mallets & Percussion)
Jamie Kime (Guitar)
Joe Travers (Drums & Vocals)
Napoleon Murphy Brock (Vocals, Saxophone & Flute)
Terry Bozzio (Drums)
Steve Vai (Guitar)
私はテリー・ボジオとスティーヴ・ヴァイが目的で行ったんだけど、ナポレオン・ブロックもフランクザッパのバンドでプレイしていた一員で、その他のミュージシャンも経験豊富な人達ばかり。
ドィージルは言わずと知れたフランク・ザッパの息子。
最初はフランク・ザッパのライブの模様をスクリーンで映しつつ、演奏はテリーとスティーブを除くドィージルのメンバーが演奏して始まるという演出。
それからしばらく一時間ほどはそのメンバーだけでフランクの曲を演奏してたけど、今イチまとまりが無いっていうか、ちょっと違和感を感じた。
フランクが演奏していた時は、フランクが指揮者みたいな感じであの難解な曲を上手くコントロールしてたけど、あれはやはりフランクだから出来たのかなぁと思わされた。
ナポレオンがメインヴォーカルを務めていたけど、実際はドラムのジョーがナポレオンより歌が上手くてフランクに近い声を出してた。
私は友人に「あのドラマーの方が歌、上手いね。」って耳打ちすると、彼も同意していた。
私はちょっと飽きてきて、「早くスティーヴとテリーが出てこないかなぁ。」って一人ゴチてた。
やっとと思えるくらい長く感じたその演奏も終わり、ついにテリー登場。
昔の金髪ロングヘアーとは全く違って、髪を真っ黒に染めてショートにしていた。
黒いシースルーのピッタリしたストッキングみたいなカットソー(何と呼べば良いのやらKINGが'One Night Standで着てたみたいなヤツ)と真っ黒のパンツ。
それでフランクのCD『Sheik Yerbouti』から、私のお気に入り『I'm so cute』と『Tryin' To Grow A Chin』を歌ってくれたんだけど、すっかりパンクでアナーキーな感じだった。
テリーは右腕をケガしていて、当日にMRIの検査をしたらしい。
だから歌いながらドラムを叩けなかったみたいだけど、その二曲が終わってからドラムを両足と左手だけで演奏してくれた。
やはり奇才だから出来ること。
右手を使わず超ハードなドラムを左手と両足(1バス2ペダル)で叩いてますた。
若い時のドラッグ漬けですっかりお爺さんになってると思ったら、昔見てた写真よりずっと若返って見えたし、健康そのものっっって感じだった。
やっぱ本場のロック・アーティストは歳を感じさせないくらい、鬼のように元気です。

そう言えば、ドラッグで思い出したけど、会場ではマリファナの臭いがすごかった。
多分禁煙だったと思うけど、こっそりどこかで吸ってたみたい。
トイレなんかすんごかったッス。
んで、テリーが袖に下がって、スティーヴが登場!!!
ほ、本物どぁ~~~~~~ぁぁあああ!!!
ステーヴは真っ白なアイパニーズを引っさげて、真っ黒で白いボタンが二列に付いたオシャレなシャツと黒のスラックス、黒のラインに金色っぽいシューズを履いてすごくファンシーだった。
髪は短くて、もう、ほんまに、カッコ良かった~~~!!!
マジ、惚れます。
もうナイスガイなのが、全面に出てて、スティーヴって実はミュージシャンを支援するNARAZ財団を経営してんだよね。
頑張ってくらはい。
んで、彼のプレイはもうやっぱり、『ギターの神様』ですた。
本物を拝めて光栄ッス。
言葉ありません。
彼のモーションの一つ一つが、彼の数々の神業が、一秒毎に伝説を創り上げてく。
そんな感じです。
やっぱテリーとかスティーヴとかが演奏に加わると、一気にバンドのサウンドがまとまり、あのフランクの難解な曲が表現する本当のヴィジョンが見えてくる。
これは彼らのテクニックが天才的と言うより、そんなトコはもう越えちゃって、rightなサウンドにバンドのメンバーが目覚めると言った感じ。
感じ感じ、ってさっきから連発してるけど、こればかりはロジカルに語れない代物なのでご容赦を。
余興で、ドィージルの妹、つまりフランクの娘も特別出演して、曲に合わせてスティーヴの横で踊ったりしてくれた。
最初はドィージルに紹介されて、顔を手で覆い隠して恥ずかしそうにしてたけど、なかなか良いダンスだった。
そしてテリーもスティーヴも姿を消して、バックにスクリーンが現れ、フランクを偲ぶように演奏に合わせてドィージルがプレイした。
まさに、『ZAPPA PLAYS ZAPPA』。
一度全員がステージから姿を消して、当然のようにアンコールが会場中に鳴り響く。
日本のコンサートだったら、「こんなアンコールで本当に出て来てくれるかなぁ。」って心配なくらいなのに、ここアメリカでは全く無問題だった。
後ろに居た女性なんか、スティーヴが演奏している間ずっと奇声を発し続けてたもんね。
ちょっと五月蝿かった。
アンコールが会場中に響き渡って、テリー、ステーヴを含むメンバー全てが登場。
みんなの期待に応えて見事に演奏しきった。
そういう設定だったのねん。
演奏が終わった後は、バンドのみんなで肩組をしてオーディエンスにお辞儀。
そしてそのまま観客を背に記念撮影。
その間ずっと会場はオーディエンス総立ちで惜しみない拍手を贈った。
『ZAPPA PLAYS ZAPPA』のメンバー全員に感謝。
楽しい一夜をありがとっ!!!
The REAL FRANK ZAPPA Websitehttp://www.zappa.com/splash.html