■各陣営「敵に回すな」

 参院選を控え、当初は「ノータッチ」としていた大阪府の橋下徹知事が「(どういう立場を取るのかは)参院選が始まってから最終的に決める」と発言したことが立候補予定者陣営の間で波紋を広げている。橋下知事が支持政党や候補者の支持を表明すれば、勝敗の行方を左右しかねないため知事の支援を取り付けようと、水面下の工作を始めた陣営もある。

 橋下知事はこれまで参院選では選挙応援などはしないとの立場を取っていた。知事が率いる地域政党「大阪維新の会」には自民党だけでなく、民主党出身者も受け入れた経緯があるからだ。また、参院選と同日選となる見通しの大阪市議補選生野区選挙区(欠員1)で候補者を擁立しており「補選に専念する」というのが基本方針だという。

 しかし、今月8日、報道陣から参院選での立場を問われた知事は「始まってから決める」と発言を修正。「根本的なスタンスは変わっていない」としているが、参院選を戦う予定の各陣営の注目を一気に集めることになった。

 参院選大阪選挙区(改選3)には10陣営程度が立候補の準備を進めている。民主党が初めて2人を擁立するほか、主要政党のほとんどが候補者を立てることを決めており、全国屈指の激戦区になる。

 ある政党関係者は「何とか知事の応援を取り付けられないかと思い、知事側近に直接、支援を依頼した」と打ち明ける。別の陣営関係者も「何とかして候補者と知事が一緒に演説する場面がつくれないかと思案している」と語った。

 また、維新の会所属のメンバーのほとんどは自民党籍を持つため、自民党陣営の関係者は「知事の応援は難しいと思うが、維新の会メンバーは当然、自民の候補者を応援するはずだ」ともくろむが、橋下知事は「維新の会のメンバーは市議補選で忙しくなるから参院選はほとんど動けないと思う」と発言。維新の会所属議員の支援を期待する自民党陣営の思い通りに運ぶかは微妙だ。

 さらに、日本創新党は、山田宏党首や中田宏・前横浜市長が首長連合などを通じて、橋下知事との交流があることから、知事参戦に期待しているといい「知事へのアプローチもしていきたい」としている。

 一方、知事が敵に回れば脅威になる。別の陣営は「知事人気を考えると、浮動票が1カ所に流れ込んでしまう。浮動票をあてにできなくなるから、そうなると、ほとんどの陣営が困るはずだ」と話していた。

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