文化審議会(西原鈴子会長)は16日、京都の伝統的な住居「町家」の杉本家住宅(京都市)、有明海干拓地の旧玉名干拓施設(熊本県玉名市)など建造物8件を重要文化財に指定するよう、川端達夫文部科学相に答申した。近く答申通り指定される予定。
 杉本家住宅は明治初頭の1870年に建てられた典型的な町家建築で、表は呉服店、奥は住居として使われていた。雨などで建物がぬれるのを防ぐための柵「犬矢来(いぬやらい)」や「虫籠窓(むしこまど)」と呼ばれる格子など、特有の設備を備えている。
 旧玉名干拓施設は明治から昭和にかけて造られた堤防。人工石材など当時の先端技術と、地元石工の伝統技術が融合されている。
 文化審はまた、茨城県桜川市真壁地区を重要伝統的建造物群保存地区とするよう答申した。 

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