Supersize Me!

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ベジタリアンの人間が、1か月間すべての食事をマクドナルドのメニューで摂っていたら、体はどうなるのか?監督みずからの肉体をもって体験する異色のドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』。そのモーガン・スパーロック監督の書き下ろしノンフィクションDON’T EAT THIS BOOK!(邦題:食べるな危険!)"が発売されましたが、映画の宣伝で各国を訪れていた彼は、日本に対して次のような感想を記しています。

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「日本では不思議なことが起こった──どのテレビ局もラジオ局も、僕にインタビューしようとしないのだ。全くなしだ。これは何かの偶然だろうか?違う、と僕は思う。僕が訪れたほとんど全ての国で、マクドナルドの代理人たちがメディアに迫った──スパーロックにインタビューをしたり映画の話題を伝えたりしたら、そうとうな金額の広告収入を失うことになるぞと(どうしてわかったかって?広告の担当者やジャーナリストたち自身が僕に教えてくれたからさ)。アメリカ以上に、日本は文化的に企業の支配に従順だ。そして日本のメディアは特に広告主に対して従属的だ。ハンバーガーを焼いてフライドポテトを売るだけの企業が、人々が見たり聞いたり読んだりするものに影響力をおよぼすことができる──日本での出来事も、そんなメディア操作の事例の長い長いリストに載る一例にすぎない(本当の力を持った企業は、いろいろなことがニュースにならないようにすることができるのだ。このことを考えてみるといいだろう!)。そして悲しいことに、日本はアメリカ式ファストフード食が健康的な伝統的食習慣を最も激しく破壊した国の一つなのだ。」
(『食べるな危険!』、角川書店、P.352)


話題の映画だったにもかかわらず、大手広告代理店の力によってメディアから閉め出しを食らったとなると、日本の民主主義にはクエスチョンマークを付けざるを得ません。

ところが、批判が大きくなるにつれて、マクドナルドも無関心ではいられなくなったようです。先日マクドナルドに行ったところ、トレイにこんなフライヤーを載せてコーヒーを出してくれました。

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ダブルチーズのビッグマックとLサイズのフライドポテトを売っている店から、よりによって元気な体づくりのアドバイスを受けるとは。こんな偽善的な広告にだまされてはいけません! Exercise your mind!

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