Slendertone: tele shopping under the belt....


slendertone



ボンジュール!いきなりで申し訳ありませんが、今回はかなり手厳しい批判です。テーマは、テレビ,インターネットにおけるもっとも有効なマーケティング方法の一つ,テレビ・ショッピングです。番組の合間に放送されるCMは、業界の監視がしっかり行き届いていて、まったくの虚偽であることは稀です。ところが、テレビ・ショッピングでは、汚くて違法すれすれの手口がこれでもかというほど使われています。一例として,私が熊本のRKK と福岡のTVQで見かけたSHOP JAPANの「スレンダートーン」というベルトの宣伝の話を致しましょう(毎朝、絶え間なしに25分間もセールスプロモーションが流れるんです!)。

The Slendertone Japanese Home Page:click here




 「スレンダーベルト」とは、<科学技術>を駆使して腹筋を強化し、僕らをよりかっこ良くしてくれる製品らしいのです。
 しかし、この宣伝にはかなり怪しい手口が使われています。リストアップしてみましょう。
* 商品への高い満足度を示すアンケートは、12人もしくは17人の集団を対象にしたものでしかありません。それに、これは“お腹が引っ込んだ”ことを証明するものではないのです。あくまで“お腹が引っ込んだ感じ”という回答でしかありません。しかも、テレビ画面の下には「結果には個人差があります」という注意書きが見られます。つまり、たとえ効果がなくても、スレンダーストーンには責任がないというわけです。
* 科学的お墨付きとして「ノーベル賞を輩出した」筑波大学の名前と、田中喜代次教授(スポーツ医学)のインタビューが使われています。教授御自身には直接照会できませんでした。ですが、広報担当の方は、大学自体は関与していないこと、教授の協力は「遺憾である」ことを言明しておられました。たしかにその通りでしょう。とはいえ、テレビ・ショッピングには筑波大学産学リエゾン共同研究センターの建物がはっきりと映し出されているのです…..

田中先生、目をつぶってslendertoneのPR

tanaka sensei

Have a look at the video!




Tsukuba National University goes Tele Shopping!

Have a look at the Video!



* テレビは、40回(20時間)使用後、4725円する<パッド>を交換する必要があることには、まったく触れていません。

Every 20 hours, you must change the "pads": 4725 yen
(not a word on the TV Shopping about the "pads")

* 日本のテレビ・ショッピングには若きOL「石坂さん」が登場します。彼女のウエストは67センチから60センチに落ちています……しかし、アメリカのホーム・ページを覗くと、スレンダーベルトはいかなる体重の減少や、ウエストの引き締まり(“インチ・ロス”)を狙うものではないと明記してあります!

No "inchloss" in America. In Japan, Slendertone does miracles!
inchloss
Have a look at the Video!



The American Home Page:

click here

No "inch loss" claim!

* 最後に、ベルト自体の値段についても、かつての誇大広告で見られたクラッシクな手法の一つが踏襲されています。ナレーターは、「9800円の3回払いで」購入可能と言っていますが、これは一台30000円と言うよりもずっと安い印象を植え付けます(ちなみに、アメリカでは一台149.99ドルしかしません)。

とはいえ、宣伝の手法は怪しげで、効果は疑わしいこのベルトは世界中で成功を収めています。だって、現代社会では僕らの誰もが、多かれ少なかれ自分の肉体に不満を抱えていて、労せずして完璧な肉体を手に入れることを夢見ているのですから。この類いの商品のマーケットは目覚ましい勢いでを成長しています。マイケル・ジャクソンは、良きにつけ(そしてしばしば)悪しきにつけ、自分の外見を変えるためなら金に糸目をつけないようですが、僕らはみんなそんなマイケルの弟分なのです。
 もっと明るくコラムを締めくくるため、ヨーロッパのとある広告キャンペーンを紹介します。キャンペーンは、大事なのは体重を減らすことでも、痩せることでもなく、精神的に気持ちよく思うことなのだと訴えています。もっとも効果的な方法はタダなのです。元気だと感じるには、一日最低30分間身体を動かすだけでいいのですから。このキャンペーン・クリップは以下のアドレスで試聴可能です。
bougez
The "MOVE" campain: 30 minutes a day! Have a look at the Video!



(あらまし:鞄を盗まれた若い女性が、走り、自転車に乗り、そしてエレベータではなく階段を使って泥棒を捕まえようとする。ナレーターのコメントによれば、どれも身体にいいことばかり)
 
「皆さん、30分間身体を動かしましょう!」

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