Nettame

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9/11発売の雑誌『ねっため』創刊号(ソフトバンク)に、CMに関する私の記事が掲載されます。その中で指摘したCM映像は、各社のウェブかこのブログで視聴可能です。

エステー化学のサイトを見ていて驚いたことに気がつきました。この会社で一番人気のあるCMのシナリオは、奇妙なことにヴァージン・コーラのフランス向けCMによく似ているのです。比べてみてください。

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トイレの消臭ポットパトランプ

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Watch the CM: Virgin Cola France(1 MB)



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"サントリー・ウイスキーにおける日本文化再発見"

11月12-13日、沖縄で開催される全国広告学会に参加いたします。
当日は次のようなテーマで発表させていただきたいと思います。:

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 本発表では,サントリー・ウイスキーが辿った商品名の変遷を取り上げる。

1950 Suntory Old(オールド)
1960 Suntory Royal(ローヤル)
1964 Suntory Red(レッド)
1969 Suntory Reserve(リザーブ)
1977 Suntory The Whisky1984(サントリー・ザ・ウィスキー1984)
1984 Suntory Pure Malt Whisky Yamasaki(山崎)
1989 Suntory Hibiki(響)
1994 Suntory Whisky Hakushu(白州)
1998 Suntory Whisky Zen(膳)

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 80年代のクリップを比較すれば,サントリー商品のイメージが強いられた西洋化をどのように脱し,日本製の商品としての真正さを積極的に訴えるようになったかが明らかになるであろう。この変遷は,日本製の商品が自らの価値を訴えるため西洋のイメージを必要としていた,長き戦後の終わりを示している。同様の変遷は他の商品にも見て取れる(ダーバンのアラン・ドロン,ニッカ・ウイスキーのオーソン・ウエルズ,マンダムのチャールズ・ブロンソン)。この「外人コンプレックス」とでも呼ぶべき時代に,日本文化が忘れ去られていたわけでは,もちろんない。だが,“made in Japan”としての高級感と高品質感を商品に付与するために日本文化のイメージが用いられることは,ほとんどなかった。
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 サントリーの高級ウイスキー「山崎」のクリップは,80年代の特徴である「日本的なるもの」の誇りが再発見されたCMの好例である。発表では特に,黒澤明監督とサントリー社長であった佐治敬三の出演するコマーシャルと,アメリカの作家ヘミングウエイのソックリさんが登場するCMシリーズを比較・検討する。
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 毎年福岡では、パリ祭(7月14日)の日に、わざわざ駐日フランス大使を招いて、お祝いの行事が開催されている。空港ではロース・ロイスで大使を出迎え、極上のビュフェを囲んでレセプションが行われ、日仏友好の演説が読み上げられ、幼稚園児は「マルセイエーズ」と「君が代」を歌い、フランス語レッスンの修了書が授与され、クラシック音楽のミニ・コンサートが催される…これらすべては、完璧といえるかもしれない、しかし…
 毎年、私は態度を決めかねている。我が故郷フランスで最も重要な<国民の祝日>のために集まってくれる日本の皆さんに感謝の念を感じはする。だが、この行事をとりまく深刻な退屈さに愕然としないではいられないのだ。

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 例えば、本来この行事は<民衆の祭典>であるべきなのに、日本の若者は一人として参加していない。参加者が年老いていくパリ祭に、毎年少しずつ色褪せていくフランスのイメージを重ねないではいられない。
 そのうえ、福岡在住のフランス人の多くがこの<日本人のパリ祭>をボイコットしている。福岡在住のフランス人と言えば、日仏友好の生きたシンボルのようなものである。その彼らが、ツンボ桟敷にされていると感じ、この行事は自分たちには関係ないと思っているのだ。

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 ともかく、こうした状態は<問題だ>と考えた私は、数年前、名誉領事に面会をお願いした。せめて演説後の第二部を、<フランス風に>ほんの少し盛り上げてみては、と提案するためだった。以後、何も変わっていない。ただ、無料招待券が送られてくるようになった。まるで、5000円の会費を払わなければ、セレモニーの退屈さが若干は解消されるかのように…

 このセレモニーを<本当の>パリ祭に変える方法はかなり簡単である。
* 会費を3000円に下げる(あれほどてんこ盛りのビュッフェはいらない)
* 演説の後、参加者が踊れるように、バンドを呼ぶ。
* 組織委員会に数名の福岡在住のフランス人を加える。

それが無理なら、<パリ祭>というネーミングをやめて頂きたい。今のままでは、ネーミングは間違っているだけでなく、嘘になってしまう。いかに<日本風>とはいえ、パリ祭は、高くて、退屈で、田舎臭くてはいけないのだ…

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