続々サーチ考
「サーチ考」は前々回あたりから少々話の内容がずれてしまったので、今日は筆者が経験した最悪のサーチ被害の話をしたいと思います。
あれは確かガンダムコレクション7弾発売の時でした。筆者は仕事柄、帰宅するのが深夜になるので、コンビニが入荷した商品を並べている場面によく出くわします。その日も偶然、あるコンビニで棚に並んだばかりのガンコレを見つけました。15個入りの箱に入ったままでした。とりあえずその店ではその大箱ごと買い、車の中で開けてみると運良くシークレットが入っていました。で、別の場所にある同じチェーンのコンビニに立ち寄ったところ、大箱4~5つ分ぐらいの大量のガンコレが、すべて大箱から出された状態で棚に並んでいました。その弾のシークレットは比較的軽いものばかりだったので、そのうち軽そうなものを20個ほど選んで(これもサーチではありますが)、レジに持って行きました。その時の店員は、若い男が2人、どちらもアルバイトのようでした。会計を済ませてまた車の中で開封してみると、確率的にはシークレットが1つぐらい入っていていいはずなのに、1個もありません。しかも中の透明な袋が、どれもしわくちゃなのです。不審に思って箱の底部を見てみると、細い棒のようなものを突っ込んだと思われる跡がありました。つまり箱の底から棒を突っ込み、中をのぞき見て種類を確認した跡です。その時、ふと店内を見ると、店員の1人がニヤニヤしながら、筆者の選んだ後のガンコレの棚を並べ直しています。その顔を見た時、筆者は悟りました。
同じ市内で位置的にも近い同じチェーン同士だけに、配送は同じ日でしょう。片方の店では店頭に並んだばかりだったのですから、その店でも入荷してからそう時間が経っていたわけではないはずです。店の入り口に近い(当然レジからも丸見えの)棚に並んでいる商品を、短時間のうちにすべて道具を使って1個1個サーチする、そんなことができる客がいるでしょうか。そう、あれはほぼ間違いなく店員自身がサーチしていたのです。そう考えると、なぜあんなに大量に、しかも普通は大箱に入れたまま販売する(そのために大箱にはディスプレイできるような工夫が施してあります)ことが多い商品を、わざわざ大箱から出して並べていたのか、すべての謎が解けました。
それ以来、筆者はその店には1度も立ち寄っていません。店のオーナーに訴えようかとも思いましたが、面倒なのでやめました。ガンコレのシークレットは、発売直後にオークションに流せば、3000円以上の値段が付くこともあります。こうした現実が、本来絶対にあってはならない店員によるサーチという最悪の行為を招いたとしか思えません。やはりこれも、ブラインド販売と行き過ぎたレアもの商法の悪しき弊害ではないでしょうか。









