某コンビニでミニカーの新たな商品を発見しました。「WRC Machine Collection」というシリーズで、1/87スケール。ブラインドパッケージでガムが付いた食玩です。ラインナップはエスコートMK1、エスコートMK2、エスコートWRC、フォーカスWRCがそれぞれ2種ずつ、すべてカラーリング違いで全8種です。シークレットの有無は不明ですが、たぶんないでしょう。値段は税込み315円もします。
筆者は4輪のモータースポーツはどれもそこそこ好きなので、WRC(世界ラリー選手権)にも興味はあります。日本ではまだまだマイナーな存在のラリーですが、何しろ4輪で「世界チャンピオン」がいるのはF1とWRCだけですからね。日本のメーカーもかなり活躍してましたし。そんなこともあって、つい手にとってみたのですが、WRCマシンといいつつ、ラインナップはフォードだけなんですよね。この辺と1/87という極めて中途半端なスケールがちょっと引っかかったのですが、WRCマシンのミニカーというのは1つも持ってなかったので、試しに1個買ってみました。出たのはフォーカスWRCの2002フランスで、まぁこの中では1番新しいモデルだったので、まずは一安心でした。
ぱっと見、マーキングがかなり細かく入っている点、ヘッドライトとテールライトにクリアパーツを使っている点はいいのですが、詳細に見てみると決してほめられた出来ではないことが次々に判明。orz ①タイヤはゴムなのに丸坊主でトレッドパターンなし②室内にロールバーが再現されているのですが、ありえないぐらい位置が低く、ステアリングに干渉している③ワイパーは窓にモールドされているのに未塗装④台座と本体をつなぐ意味不明のパーツがあり、外そうとしたらパッキリ折れた…などなど、ちょっと見ただけでも粗だらけでした。タイヤはサークルKサンクスのおまけ京商スカイライン(1/100)ですらトレッドパターンがあったのに、それよりスケールが大きいのですから手を抜きすぎです。ロールバーも再現した意欲は買いますが、車体をバラしてみたらシート部分と一体成型になっていたので、これはそもそも設計自体に難があったというべきでしょう。どうみても太すぎですしね。やはり最大のネックは中途半端なスケールと、どう考えても出来が315円という値段に見合ってない、という点です。写真のように台座付きですが、このスケールでこの値段ならクリアカバーまであってしかるべきです。
どうも詰めの甘い商品だなぁ、と思って販売元を見たら、「1/6ガンコレクション」と同じ会社でした。道理で、中に入っていたガムも全く同じです。箱には特に「1弾」という表記はないのですが、本来ならランチアやスバル、三菱、プジョー、トヨタ(今は撤退しましたが)といった他のワークスチームも取り上げなければ「WRCコレクション」とはいえないでしょう。ということは2弾以降もある、と見るのが妥当なところですが、この出来で315円では、そう数が売れるとも思えません。しかも気になるのは「フォードの許諾を取った」という表記もどこにもない点です。昨今、こうした商品を出すならメーカーまたはチームの許諾を取るのは当然だと思いますが、ひょっとしたら無認可販売? 「ガンコレクション」は2弾が出ましたが、こうした点を考えるとこのシリーズに2弾以降を期待するのはちょっと難しいのかもしれません。ま、1/64スケールでほかからWRCマシンのミニカーが出るという話もあるようなので、2弾が出てももう買いませんけどね。たぶん。