le 13 septembre

テーマ:

18区


ちいさなアパルトマンの開き窓

あなたは私を抱き上げて



ほらあそこにサクレクール寺院が見えるだろ 

いつもの真面目な熱心さで説いた


バランスを失ったわたしたちは

ベッドに倒れこみ


はじけるような笑い声




あの秋


あなたは

京都に 日本に

来てしまった



なぜ 壊してしまったのだろう



間違えてしまった


わたしたちは完全に間違えてしまった



サクレクールは

いまもあの窓から見えるのに

le 9 aout

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手をつないで歩こう


小さなあなたの 気持ちが分かるように

小さなあなたの ぬくもりが伝わるように



いつかはこの手を離すときのために



時々

わたしを見つめる 

そのまっすぐなまなざしに

まるで きゅんとして




蝉の声

ゆらゆらゆれる歩道

ずっと一緒の

散歩道


le 19 juillet

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けんかした日の翌朝は

罰が悪くて


背中を少しだけ揺らして

あとはしらんぷりをする



仕方なく

もそもそと起き出してきたあなたの

その

くしゃくしゃの

寝ぐせの髪を見ながら


思わず

ほほがゆるんで




あら



昨夜は何をあんなに怒っていたのかしら



目玉焼きがじゅうじゅういっている