ブラインドネス BLINDNESS

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             ブラインドネス BLINDNESS

◆ STORY ◆

 始まりは一人の日本人男性だった。突然目の前が真っ白に完全に失明する謎の伝染病は、彼の発症を皮切りに爆発的な勢いで拡がっていく。有効な治療法のない中、政府がとった政策は感染者の強制隔離だった。次々と収容所に集められていく人々。その中にただ一人“見えている女”がいた―。極限化におかれた人間たちの心理と行動、見えない世界で見えてくる恐怖とは?生き残るのは誰なのか?
第61回カンヌ国際映画祭のオープニングを衝撃で飾った本作。謎の伝染病により視力を奪われた人類の壮絶な闘いを描く心理パニック・サスペンスだ。原作は、ノーベル文学賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説「白の闇」。この文学史に輝く傑作を『シティ・オブ・ゴッド』でアカデミー賞監督賞にノミネートされたフェルナンド・メイレレス監督が超一級のエンタテインメントに仕立て上げた。主演は『ハンニバル』のジュリアン・ムーア。日本からは伊勢谷友介、木村佳乃が参加。『ゾディアック』のマーク・ラファロや『バベル』のガエル・ガルシア・ベルナル、『リーサル・ウェポン』シリーズのダニー・グローヴァーなどの個性派俳優が存在感ある演技を見せ、物語に奥行きを与えている。
               (http://www.tsutaya.co.jp/cinema/sp/blindness/index.html?moid=ci_pickup)
     blindness Pictures, Images and Photos
 
                     「ブライドネス」 試写会

                  日時:11月10日(月) 18:00開場/18:30開映
                  場所:全電通労働会館 全電通ホール

 初めての会場でした。行かれる方は試写状に書かれている時間以上に駅からかかるので気を付けてくださいダッシュ

 ほとんど予備知識無しで観ました。なんとなく23日後とかアイ・アム・レジェンド(両方観たことないけど)みたいな感じの映画なのかと思ってたけど、大違いでした汗

 ストーリーはほぼ収容所で進行し、健常者の助けのない収容所での視覚を失った人々の生活を通して、極限状態での人間性や人間の社会を描いていて、観ている間も考えさせられました。
 所々に観客にも目が見えない感覚を視覚的に見せるシーンがあったりしましたが、あの収容所での人間的でない、野生化した生活に衝撃を受けました。

 人間は視覚によって文明を獲得してきたんだなと思わされました。顕微鏡の発明により肉眼では見えない世界を見えるようにすることで科学が発達したように、人間の得る情報の大半を占める視覚情報のありがたさを改めて感じました。

 そして、収容所に入ってからも良心、道徳観を失わない
医者(マーク・ラファロ)は人間の鑑だと思いました。そしてこの人が医者という奇跡。医者がみんなこういう人間だったら素晴らしいのに…
      
 劇中では感染経路や原因、なぜ医者の妻(ジュリアン・ムーア)だけ発症しないのかは不明のままだったと思いますが、なんとなく感じたのは感染した後に話したとき、少しでもその人に対して悪意(苛立ち)を持ったら感染していたように思います。
 例えば、最初の感染者(伊勢谷友介)は、自分を家まで送ってそのまま車を盗んだ男しかり、帰ってきた家での対応で妻(木村佳乃)に対しても苛立ちを抱いていたと思います。医者や病院の受付の対応に対しても、恐らく既に感染していたはずの妻が苛立ちを感じていました。 そんな中、ジュリアン・ムーアは夫が感染したとき「触るな!」と怒鳴られたが、あれは苛立ちからではなく感染させたくないという愛から出た言葉でした。
 でも収容所内では悪意を持たれていたと思うので、この推測は間違っていると思いますが、なんとなくそう思えてなりません。

 医者の夫が見えることを言ったら何されるかわからないと言っていたが、ジュリアン・ムーアは感染しない遺伝子を持っていたおそらく唯一の人だったのだから、治療法の研究に協力していればよかったのでは
 なぜ第3病棟の人達が容易にガエル・ガルシア・ベルナルをキングと認めたのか(拳銃のためだけとは思えない)
 ジュリアン・ムーアが見えることを生かしてクイーンになり収容所を統治していればあんな悲劇は起こらなかったんじゃないか
 西洋人にとって東洋人の神秘さを表しているのかもしれませんが、日本人夫婦の思い出話に、外国人が最もわかりにくそうな初詣でのお焚き上げの話をしても全く伝わらないのでは
 女性3人で体を洗っているシーンで、ジュリアン・ムーアを含む2人は胸も見せてたのに木村佳乃だけ見せなかったのは、少し不自然だったしあそこまでやったジュリアン・ムーアに対してなんか失礼なんじゃないか
と気になる点もありました。     bpp Pictures, Images and Photos
でもでもでも
 ラストシーンで最初の感染者が視力を取り戻した瞬間は、視力を失ってからの苛酷さをまざまざと見せつけられた後だったから、感動し鳥肌が立ちましたきらきら

 意味深な「私の番だ」という語りからのラストカットがそのままホワイトアウトで終わっていたら、ジュリアン・ムーアも発症したんだなと確信を持てたんですが、街の風景で終わり最後どうなったのかよくわかりませんでした。
 これは観客に判断を委ねたと取っていいのだろうか。。。

 というように、久しぶりにこんなに考えさせられる映画に出会いました。観終わった後「よくわかんなかった」って言ってた人もいたけど、今年観た映画の中で今のところ(今年もあと1ヶ月ちょっとしかないけど)1番です!!

 観ていて1番気になったのは、事故シーンの映像。リアルだったけど本物のニュース映像とかを使ってたたんでしょうか?

 今日の『英語でしゃべらナイト』に伊勢谷友介が出てたんだけど、あのくらいでいいから英語話せるようになりたいです。
 以前「スカイクロラ」の宣伝番組で、アメリカでやった試写会の舞台挨拶での加瀬亮の英語が上手くてビックリしましたえ゛!

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