ウィキペディアによりますと、今日という日は重大な事件が多かった日なんですな。例によって「どこそこで仕事をする社長のブログ」風にまとめてみますと:


 東大寺で勧進する大僧正のブログ

 江戸で設置する大名火消のブログ

 江戸城大奥で密会する絵島のブログ

 エルバ島で脱出するナポレオンのブログ

 パナマで開通する運河のブログ

 帝都でクーデターする青年将校のブログ

 フジテレビで登場する孫悟空のブログ

 ライブ公演で解散するオフコースのブログ

 ニューヨーク世界貿易センタービルで爆破するイスラム原理主義過激派のブログ

 飛鳥時代の迎賓館跡で発見される木簡のブログ


・・・とまあ、面白そうなブログが目白押しです。

 ではさっそく、これをシャッフルし、組み換えて英訳してみましょう:


 東大寺で登場するナポレオンのブログ
Here Comes Napoleon's Blog to Todaiji Temple!

 これはまた、一段と時空錯誤的で支離滅裂ですが、「ナポレオン」というロック・バンドのことだと思えばなんとか苦しゅうない、かな?

 江戸城大奥で設置するイスラム原理主義過激派のブログ

It Was Settled in Edo Castle Ohoku Harem -Isramic Foundamentalism Extremists' Blog-

 どうにも意味不明な訳となってしまいました(涙)。大奥をハーレムにせざるを得ない・・・。「設置」されたのはいったい何なのか!? 深まる謎。


 ライブ公演で勧進する運河のブログ

Donation Soliciting Live Performing Canal's Blog

 これは・・・チャリティ公演ってことでなんとか意味をなしそうなんだが、いかんせん「運河」がなあ・・・。


 フジテレビで密会する青年将校のブログ

Adolescent Officers' Blog at Secret Rendezvous in Fuji TV-Broadcasting Station

 おっこれは・・・まさに意味ありげじゃないですか。なんだろう。誰となんの密会なんだろう。ドラマチック!


 飛鳥時代の迎賓館跡で爆破する大僧正のブログ

The Archbishop's Blog -How Come I Blasted the Asuka Age Guesthouse-

 お手上げに近いです。考古学的発見のはずが同時代になってしまった・・・。



 どうにも不調です。やはり、時代があっちゃこっちゃだとさすがに意味が生じにくいみたい。あまりに支離滅裂だとかえって面白くない。

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言葉遊び

 英語の勉強にもなる言葉遊びをご紹介します。お暇な人はどうぞ。


 用意するもの:新聞、単語カード、鉛筆かボールペン。

 やりかた:単語カードを数十枚、三つの組に分けておく。新聞記事の中から、「場所(location)」、「活動(activity)」、「役割(role)」を意味する言葉を次々抜き出して、一枚のカードにひとつづつ記入する。これで準備OK。

 三つ組のカードをそれぞれシャッフルし、机の上に伏せる。そして各組から一枚づつ抜き出して、出てきた言葉を次の句に代入する:


 「[場所]で[活動]する[役割]のブログ」


 結果をブログタイトル風に英訳する。(辞書使用不可)

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 私の例:


 北朝鮮で出産する監督と強化部長のブログ


 おお~。でも意外にまともだな。女子スポーツならあの国にもそういう女性はいるだろうし。でも読んでみたいぞ。

We'll give deliveries to our babies in North Korea! -Director and Coach's Blog-


 麻薬取締部で4回転ジャンプする普通列車のブログ


 な、なんだ・・・。どーゆーブログじゃああああ。

Quadraple Rotation Jumping Local Train's Blog in Anti-narcotic Office


 吹きだまりで逆戻りする若手イケメン俳優のブログ


 む。どうしたんでしょう。何があったんでしょう。そこのお姐さん、なぐさめてあげて。

Travelling the Wrong Way in a Drift - A Good Lookin' Actor's Blog -


 列島各地で最大1000億ドルの融資をするアムールヒョウの赤ちゃん3頭のブログ


 待ってましたあ!よっ、かわいーお大尽!こっちにも回してくれい!

We DO Lend Maximumly One Hundred Billion Bucks Everywhere in the Archipelago! - Three Baby Amur Leopards' Blog -


 ・・・なるべくたくさんカードを準備するとよりいっそう楽しめ(苦しめ?)ます。

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My Lizard (Wish for a Young Love)

Theodore Roethke


 僕のトカゲ(若き恋人への望み)


僕のトカゲ、僕の元気なトカゲちゃん、

願わくはおみ足がなえませんように、

君のお顔の中なるお目々が

嫉妬の卑劣なまなざしの緑氷を切り抜けて生き残りますように。

願わくは憎しみも悲嘆もなく、
君が人生を全うしますように

そして君の髪はいつも燃え上がりますように、

陽の中に、陽の中に。

僕は成就しないのだから、
僕は何者でもないのだから。

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Robert Graves
Despite and Still


 侮蔑と静寂


僕の頭の中に言葉を読み、
僕はまた僕で
君自身の心を読んだことはないか?
僕らはそんなふうに
お手軽なおあいこ同士だった。
君はいかにもお優しい君で、
僕はいかにも無分別。
どっちもやけのやんぱちさ。
だがしかし、それでもこの幸福な想い、
侮蔑と静寂への愛は一つかも。

否むのはやめようよ、
必要なことなのだから。
だけども、ああ、愛にもし
別な方角への意味を与える
チャンスがありそうなら、拒もう。
侮蔑と静寂への愛は。

In the Wilderness

Robert Graves


 荒れ野にて


やさしの彼は彷徨う

餓えかつえ、

荒れ野のうちを。

柔らかきしとやかな語りを語る、

まどえる不毛の地の民の上に、しかし

民はそれを聞いてとまどう。

彼は苦しげな声が呼ぶのを聞く、

荒れ果てた城壁から、

彼に友愛こめて答える。

彼はひとり敬虔な

雌ペリカンと

交わりを結ぶ。

バジリスクと、コカトリスとが

その恐ろしげな道具と

化け物じみたとげのある吊り紐とを携えて、

熱をこめた龍の目とで、

彼の説教につどう。

革の翼の大いなる蝙蝠と

古びて盲いた壊れ者どもが

彼らのみじめさをかこつ。

そして彼の彷徨のすべてを

彼とともに行くのは

裂けた外套を着た友、

痩せ衰えた肋の、貧しくも無垢な、

血のにじむすね、干からびた喉、

導きもない、若き犠牲の仔牛。

四十の夜と昼のあいだ、

イエスの道に従い、

彼のしんがりをしっかと護り、

恋人の泣くがごとく涙にくれたのだった。

Lyke-Wake Dirge

British Traditional Song



通夜祭嘆詠


今宵、今宵、

―いつの夜も、

炎と清めの塩と燭の灯と、

―基督は汝が魂を受けたもう。


汝ここより出でて行き行きて、

―いつの夜も

ついに棘草の荒野に到るべし

―基督は汝が魂を受けたもう。


汝かつて袴、足袋を施し与うことありや、

―いつの夜も

施しせしことあらば坐してそれらを着けるべし

―基督は汝が魂を受けたもう。


袴、足袋を施し与うことなくば、

―いつの夜も

棘草は汝を骨まで突き刺さん、

―基督は汝が魂を受けたもう。


さて汝、棘草の荒野を出でて行き行きて、

―いつの夜も

おそろしの橋に到るべし

―基督は汝が魂を受けたもう。


さて汝、おそろしの橋を渡りて行き行きて、

―いつの夜も

ついに煉獄の熾炎に到るべし

―基督は汝が魂を受けたもう。


汝かつて飲食を施し与うことありや、

―いつの夜も

施しせしことあらば熾炎汝を妨げず

―基督は汝が魂を受けたもう。


飲食を施し与うことなくば、

―いつの夜も

熾炎は汝を骨まで焼き尽くさん

―基督は汝が魂を受けたもう。


今宵、今宵、

―いつの夜も、

炎と清めの塩と燭の灯と、

―基督は汝が魂を受けたもう。

Revolution

John Lennon



 革命

(別題「ほう、したがのう」の曲)


何、貴公、カクメイをしでかしたいとの仰せか。

ほう、したがのう、

いかさまわれら一同も、世直しには同意じゃ。

貴公、それをカクメイと云うか。

ほう、したがのう、

われら一同とて、世直しは同意なのじゃ。

しかしのう貴公、貴公は打ち壊しを云うではないか。

それはの、拙者のともがらは荷担いたさぬところじゃ。

申されよ、世になべてこともなしでござろうに。

こともなし、こともなしじゃ。


貴公、まことのカイカクをしたいとの仰せか。

ほう、したがのう、

われら一同も、その儀はじうじう合点じゃ。

拙者も荷担せよとの仰せか。

ほう、したがのう、

われらはわれらの手に合うことのみ、致しておる。

悪心を抱くひとびとに供する

金子が入り用じゃとの仰せか。

ならば卿よ、堪忍をせねばならぬ、と申すのみじゃ。

申されよ、世になべてこともなしでござろうに。

こともなし、こともなしじゃ。はは。


はっ。わっはははは・・・。


なんとな、貴公、ケンポウをカイセイしたいとの仰せか。

ほう、したがのう、

すればわれらは、貴公の脳みそをカイセイしたいものよのう。

貴公は問題は制度じゃだと申すか。

ほう、したがのう、

やよ貴公、思い込みはやめたがよかろうて。

小泉の朝臣とやらの御真影をかつぐのけえ。

ぬかせ、こちとらの知ったことじゃねえやべらぼうめ。

おきゃあがれ、世になべてこともなし、てんでえ。


こともなし、こともなしじゃ。

こともなし、こともなし、こともなし。

こともなし、こともなし、こともなし・・・かな?




SoundOfSilence

Sound of Silence

Paul Simon

RAWT-O-N6002



 沈黙の響き


暗黒よ、わが旧き友よ、

また再び、僕は君と語らいにきた、

なぜなら一つの幻影が僕に忍び寄り、

眠りのうちに僕の脳髄にその種子を遺し、

植えつけられたその幻影が

いまだ残されているからだ、

沈黙の響きのなかに。


安らぎのない夢の中で僕は歩む、

街灯のもとに照り返す

丸石を敷きつめた隘路を。

僕は冷気と湿気を感じて襟をたてる。

ネオンの煌めきが僕の目を射たとき、

それは夜の闇を裂き、

沈黙の響きに触れた。


むき出しの光の中に僕は見た、

一万人か、もしかしたらそれより多い人間を。

言葉を発することなく語る人々を、

耳を傾けることなく聞く人々を、

決して声を共にすることのない歌を書く人々を。

そして誰一人、敢えて妨げようとはしないのだ、

沈黙の響きを


「愚か者どもめ」と僕は言った、「君らは知らぬのか、

沈黙は癌のように成長することを。

僕が説かぬでもない言葉を聞くがいい、

僕が差し出さぬでもない腕をとりたまえ」

でも僕の言葉は雨滴のように散り落ち、

うつろなこだまを返すのだ、

沈黙の井戸の中で。


そして人々は跪拝し、祈る、

己れどもの作ったネオンの神に。

徴(サイン)は煌めき、かたちづくる言葉のうちに、

警告を発する。

徴は言う、「預言者どものお言葉*なぞは

地下鉄の側壁や安アパートの玄関に書いてある」と。

そして沈黙の響きのうちに囁き交わされるのだ。



* In Daniel 5.26-28, those words might be read as "God has numbered the days of your reign and brought it to an end; You have been weighed on the scales and found wanting; Your kingdom is divided and given to the Medes and Persians".