イメージバトン | 今日の見切り発車

今日の見切り発車

みきりーはっしゃ【見切り発車】<名・自サ変>

①電車やバスが満員などの理由で乗客を駅などに残したまま出発すること。

②必要十分な条件が整わないうちに、物事を次の段階にすすめること。

~明鏡国語辞典~

トリカラさん からイメージバトンをいただきました。

ミュージックバトンやコミックバトンは見たことあったんですがイメージバトンってのは初めて見ました。



トリカラさんのキーワードは『肝試し』

(料理 → 愛情 → PEACE → 写真撮影 → 光線 → 夏の日差し → 蝉 → 線香花火 )という順に回ってきたようです。


『肝試し』から、わたしがイメージしたものは『合宿』です。



肝試しって、何か大きなイベントの中のプログラムに組み込まれてるものってかんじがします。

子ども会の七夕まつりだったり、夏の合宿だったり。

みんなでわいわい楽しんでるときに、ちょっと怖い話を始めたり、肝試しをしたり。

結局肝試しって楽しいけど、あんまり怖くないものですよね。



さて、小泉八雲の「幽霊滝の伝説」という話をご存知でしょうか?

肝試し・合宿・みんなでわいわいが本当の恐怖に発展してしまった話です。


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夜、仕事を終えた女たちが火鉢のまわりにあつまって怖い話をして盛り上がっていたところ、誰か幽霊滝に行ってきてよってな話になりました。

女たちの中に、お勝という度胸のあるものがいて幽霊滝に行くことになります。滝まで行ってきた証拠として、賽銭箱を持って帰ることになりました。

お勝はせなかに赤ん坊をおぶって、幽霊滝に向かいました。いよいよ賽銭箱を取ろうとしたとき、どこからともなく声が聞こえてきます。


「おい、お勝さん」


「おい、お勝さん」


お勝は、声を無視して賽銭箱を手にして、仲間のところへ戻ってきました。

女たちは、口々にお勝の勇気を称えました。

一人のおばあさんが、お勝の労をねぎらうために、背中の子どもを降ろそうとしたところ、お勝の背中がぐっしょり濡れていることに気がつきました。


背中の子どもの頭は、もぎ取られていたのでした。



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合宿関係ねえや……



バトンを渡してくれた、トリカラさん

最初何も思いつかん!!と思ってたんですが、結構出てきますね。あまり飛躍しすぎててもあれなんで無難に「合宿」にさせていただきました。



バトンを廻す人

 柳川ねぎ

なかやま沙弥

よろしく~


『合宿』の方ですよ、小泉八雲うんぬんは忘れてくださいな。



興味のある方はどうぞ↓
ラフカディオ・ハーン, 田代 三千稔
怪談・奇談