ローマ時代のラヴェンナ

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紀元前49年にこの地で何があったかと言いますと、ジュリアス・シーザーがルビコン川を横断する前に自分の軍をこの地で集結させたのです。古代ローマ時代には東端のルビコン川と西端のアルノ川を結ぶラインがイタリア本土と属州ガリア・キサルピナの境界線の役割を果たしていました。 アルノ川はローマの聖天使城の傍を流れる川で、オペラのトスカの最後に歌姫トスカが身を投げる川です。城の上に天使の彫刻はあるものの、このお城には限られた数の小さな窓があるだけで、全体に茶色っぽく、その名前に似つかわしくない暗い感じのお城で、今は武器博物館になっているそうで、確かにそれらしい外観の城です。

 

シーザーがそのアルノ川ではなくルビコン川を超えたことが何故、歴史に残る出来事になったかといいますと、軍団を率いてこの川を越え南下することは法により禁じられており、禁を破ればすなわち共和国に対する反逆とみなされたのです。当時はまだ帝国の長でも身分の高い将軍でもなかったシーザーは内戦のなかでこのルビコン川を超えることを決心し、その結果大きな勝利を勝ち取りました。

 

川を渡る決心をしたシーザーが「賽は投げられた」と述べたことはあまりにも有名であり、「ルビコン川を渡るという言葉は、その後の運命を決め後戻りのできないような重大な決断・行動をおこなう表現として広く知られ、使われてもいます。

ラヴェンナはモザイクで有名であり、写真はサン・ヴィターレ教会のお御堂の内部です。フラッシュが禁じられていますし、こういった貴重な建物の破壊に繋がることはしたくありませんので、フラッシュなしで写しましたが、ほの暗いこのお御堂の中にはなんとも言えない美しい音楽のような空気で満たされていました。しかし、まだ写真が上手く張れず、申し訳ありません。

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