思い出いっぱいのちらし寿司 | TEA FOR TWO

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昨夜のメニューは


ちらし寿司

スズキの中華風カルパッチョ

真カレイの野菜いろいろホイル蒸し


今日はちらし寿司のご紹介させて頂きます。


子供の頃、今では想像も出来ないほど、食べ物の好き嫌いが

多かったわたし・・・

なので小学生のくらいまで、母は私の食事をとても心配していま

した。

食が大変細く、身長に対して、とても痩せているということだけで

特に病気という事でもないのに、祖父や祖母まで初孫の私の

健康をとても心配していました。

夏休みに祖父の家に遊びに行くと、海外から買い寄せた漢方薬を

祖母が煎じてくれて、その苦い漢方を、滞在中の2週間、毎日3回

飲まさせられるのです。それは、辛かった~(笑)苦いのなんの・・・

他にも、特に進まない朝食をいつもと雰囲気を変えて食べれる

ようにと、街一番おいしいワッフルを頂けるお店のモーニングに

連れて行ってくれたり、家にいる時も常に口に食べ物を運んで

くれるのです。

まるで親鳥が巣にいる子供たちに餌を与えるように(笑)

苦い漢方などその時は嫌で嫌でしょうがなかったけれど、今考えると

痩せていた私を今は亡き祖父が気づかっての愛情だったのだと

胸が熱くなります。


このちらし寿司は、そんな幼少時の思い出の一品。

食道楽の祖父だったので、祖母は大のお料理上手。

祖父の大好物である、太巻きを作った後、余った具で、子供たちに

海老の入ったちらし寿司を作ってくれるのです。

それはそれは美味しくてこの時ばかりは、おかわり2回!!

2週間の滞在中、祖父母のお陰で頬っぺたを少しふっくらさせて

母の元へ帰るので、母は不甲斐なく少し寂しい思いをしたとか・・・

今では、嫌いなものを探す方が難しいくらい、何でも食べる私に

対し思い出話として笑って話してくれます。

祖母から母へ受け継いだ、ちらし寿司。今でも私の大好物。


今日は、簡単に前日に作った豆腐の具たくさんフアフア揚げ

あんかけの具を応用して作りました。



こちらの具は、レンコン、ごぼう、干ししいたけ、にんじん

竹の子を、お醤油、砂糖、酒、ミリン、水で甘辛く煮込み

それをす飯に混ぜ合わせたら出来上がりです。

上の写真は、昨日のお豆腐料理の写真ですが、具は

全く同じものを使っています。

今日は海老は入れずに、金糸卵とのり、三つ葉でシンプル

に仕上げました。


あんなに好き嫌いが多かった私が、今では何でも食べれる

ようになったのも、両親や祖父母のお陰。

ちらし寿司、子供の頃を懐かしく思い出した夕飯でした


次回は、すずきの中華風カルパッチョを紹介させて

頂きま~す。