♡♡♡ ごあいさつ ♡♡♡
ラノベ初挑戦です
うっすらBLな仕上がりです
物語を綴るのは初めてですが
お愉しみいただければ幸いです♡♡♡
1
その頃
俺は
駆け出しの舞台俳優だった
駆け出しではあったが
小さな劇団だったため
それなりに役は回って来た
彼は
観客のひとりだった
声、とても素敵ですね
凄くよく通るというか
身体に響くんです
漣さんの声
とある公演の打ち上げで
制服姿で声をかけて来た
都内でも有数の進学校の制服だった
あぁ
ありがとう
君
よく観に来てくれているよね
何度か見かけたことがある
単に進学校の制服というだけでなく
透き通るような存在感が
彼を際立たせていた
それは
瑞々しく儚げで
とても
美しかった
良かったら
また観に来て
そう言って
握手をした
彼は
少し上気した顏で
はい
と答えた
ハナミズキ 序
ハナミズキ 2
luvu ...