海外で、

寄贈軟骨で鼻中隔延長術を受けた方から、

修正の依頼がしばしばあります。

 

帰国後

他人の軟骨であると知り

抜去を希望する方、

想像以上に鼻が高くなったうえ

強い圧迫感、痛みや炎症、

唇が動かないといった理由で

すべてを取り除きたいと

希望される方もいらっしゃいます。

 

無理な鼻中隔延長術を行い

鼻翼軟骨が損傷するなどし

すべての寄贈軟骨を抜いてしまうと

元の鼻の高さより

低くなってしまうことがあります。

 

この患者様は

海外で寄贈軟骨による

鼻中隔延長を受けたのですが、

帰国後当院で2回の

手術を行いました。

 

今年2月9日、4月4日に

ブログで紹介しましたが、

海外の寄贈軟骨による

鼻中隔延長術について

判ってきたこともありますので

今回はその後の結果を含めて

報告します。

 

 

①1回目手術:海外の手術より4ヶ月後

 寄贈軟骨、寄贈骨すべて抜去 

 同時にゴアテックス摘出

 寄贈軟骨によって鼻中隔軟骨は軟化しており、

 再度鼻中隔延長は行えませんでした。

 そのためシリコンプロテーゼで

 暫定的に鼻尖の高さをつくりました。

 

↓1回目手術前 側面

 鼻先が高く、皮膚が伸ばされていました。

↓患者様の鼻内に入っていた

 寄贈軟骨、寄贈骨、ゴアテックスです。

 (詳しくは今年2月9日のブログを参照ください)

 

 

 

↓1回目手術の寄贈軟骨全摘出+

 シリコンプロテーゼ固定より、

 5ヶ月後の側面

 青色部にシリコンを入れ、

 一時的に鼻尖を立て、

 鼻中隔軟骨がかたくなるのを

 待つことにしました。

 通常は鼻尖にはシリコンプロテーゼは

 使用しません。

 

 

②2回目手術:シリコン挿入より6ヶ月後

 シリコンプロテーゼ抜去し、

 左右の鼻翼軟骨を中央で縫合しましたが、

 この軟骨の内側脚に支持力がなく、

 軟骨を積み上げても

 鼻尖の高さを得ることは無理と判断しました。

 

↓術中画像のためモノクロです。

 鼻中隔延長を行わないと

 白線が限界の高さでした。

 鼻中隔軟骨は前回手術より

 硬くなっており、

 なんとか自家軟骨で延長でき

 画像のように白線よりも

 鼻尖を高くできました。

 

↓鼻尖が高くなった分、

 鼻翼軟骨と上外側鼻軟骨の境界部が

 陥凹したため、白矢印の部分に

 軟骨を移植しました。

 (鼻穴の■は縫合のため

  マスクしました)

 

 

以上のように

2回の手術で鼻尖を修正再建しました。

 

 

以下の画像は

当院初回手術前から

現在までの経過です。

 

 

 

↓1回目手術前 正面

 鼻尖が非常に大きく、目立ってました。

 

↓1回目手術より5ヶ月後

 延長していた寄贈軟骨を全摘出したたため

 鼻翼が横に拡がり

 幅広い鼻になりました。

 鼻尖の拡がりも増しました。

 

↓2回目手術より3ヶ月後

 鼻中隔延長によって

 鼻尖の幅は狭くなりました。

 

 

 

 

↓1回目手術前 斜位

 

↓1回目手術より5ヶ月後

 シリコンプロテーゼで鼻尖の高さは

 得られていましたが、平坦で鈍な鼻先でした。

 

↓2回目手術より3ヶ月後

 鼻中隔延長によって

 鼻尖がすっきりしました。

 

 

 

 

↓1回目手術前 正面

 

↓1回目手術より5ヶ月後

 シリコンプロテーゼで鼻尖に

 高さはありますが、

 横から見ると、鼻尖と鼻柱上部の

 ボリュームが不足していました。

 

↓2回目手術より3ヶ月後

 鼻中隔延長によって

 鼻先が長くなりました。

 

 

同じような修正の患者様は

全ての寄贈軟骨を抜くことで

自分の鼻が今後どうなってしまうか

大変心配されます。

 

この患者様も

不安の日々を送られていましたが、

今は普通の生活に戻り

元気にご活躍されています。

 

こうした患者様は共通して、

「手術前の普通の鼻でよかった」

「普通の生活に戻りたい」

と言われます。

 

今、こうしたケースで、

非常苦しまれている方が、

国内に多くいらっしゃると聞きます。

このように修正できますので、

どうか希望を捨てないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医

ホームページ

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修正再建手術専門サテライト
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