自己効力感の大切さ

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皆様、こんにちは。

 

 

 

札幌市近郊の恵庭市のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室 」の臨床心理士、足立直子です。

 

 

 

全国的には暑い夏真っ盛りですが、

こちら恵庭は一昨日から最高気温が10℃台後半です。

トンボも飛び、もう秋の空を感じています。

体調管理が難しい季節ですね。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

さて、今日は「自分でやれた!」「自分で出来る!」という感覚の大切さについて考えてみましょう。

 

 

 

難しい言葉で言うと「自己効力感(セルフエフィカシー)」と言い、

「外界の事柄に対し、自分が何らかの働きかけをすることが可能であるという感覚や信念」という意味です。

 

 

 

この自己効力感は、子どもの育ちにおいても非常に大切なことですが、

今回は精神的・身体的な病気を患っている場合について考えてみましょう。

 

 

 

よくカウンセリングの中で、「自分で生活の中で出来ることってありますか?」と聞かれることがあります。

これはとても前向きな姿勢ですし、

私も「是非何かヒントになることをアドバイス出来れば…」と思いますが、

反面、その方の焦りが見え隠れすることもあります。

 

 

 

うつ病の場合ですと、

「朝に日光をあびること」や、「散歩をすること」「軽い運動をすること」などが良いと言われています。

うつ病ではなくても、

他の精神疾患で抑うつ状態になっている時にもオススメです。

 

 

 

もしもこれらのことが出来る状態であれば、

生活の中に取り入れてみられることをお勧めします。

 

 

 

そしてうつ状態が少しでも改善して、気持ちが楽になったら、

「お薬だけでなく、自分の力で改善できた!」と自己効力感が増すことでしょう。

 

 

 

自己効力感は、抑うつや不安を低減させることが出来ると言われているので、

このリズムにのれたら、良いスパイラルに入りやすくなることでしょう。

 

 

 

しかし、うつ状態が酷い時には、

身体を起こすのも辛かったり、何かやらなければ…と思うけれども、何も手に付かない焦りの気持ち…などが渦巻き、

なかなか「もがき」から抜け出しにくいものと思います。

 

 

 

そんな時には、一般的に言われていることではなくても、

「カーテンを開けることが出来た」「枕元に置いておいたビスケットを食べて、朝のお薬を飲むことが出来た」…など、

少しでも自分から環境に働きかけることが出来たことを、高く評価してあげてください。

調子が思わしくないことを、家族や病院スタッフに伝えられた、

ということも評価に値することです。

 

 

 

 

こうして、「自分で出来ること」のステップを、

自分の期待より低めに設定して工夫することで、

自己効力感を高めることは大切なことと思います。

ご家族も、ご本人が出来たことを評価して差し上げると、良いサポートになります。

 

 

 

うつ病の場合、「何もしないでいること」が治療になる時期もあります。

その様な時期には、焦りの気持ちが出てきやすいと思いますが、

「今は何もしないことが治療」と自分に言い聞かせて、

気持ちを楽にもてるように心掛けてみてください。

 

 

 

 

身体疾患の場合も、同年齢の他者と比べて、出来ていないことに目が向いたり、

本当はするべきことが出来ない自分を責めたりすることがあると思いますが、

「今は休むことが仕事」と自分に言い聞かせ、

休息をとったり、体調が良い時には、簡単なリハビリをしてみたり…、

自分の目標を設定して、療養生活にあてられると気持ちが楽になるかもしれませんね。

その時には、あくまで自分で達成できる目標にしましょう。

 

 

 

また科学的な根拠が薄くても、

「アロマテラピーで気持ち良くなれた」「好きな音楽を聴いてリラックスできた」「マッサージをしてもらったら、気持ちよくなれた」など、

自分の気持ちを楽にもつことが出来るような工夫も、

精神疾患・身体疾患をもつ生活には、とても大切なことと思います。

 

 

 

※ただしアロマテラピーなどは、精神科のお薬と合わない成分のものもあるので、

主治医の先生に相談してから始めてみてくださいね。

 

 

 

焦りの気持ちや、他者との比較で気持ちが苦しくなっている時には、

自分の期待より少し低め」で、「自分の目標(他者と比較しない)」を設定して、達成感(自己効力感)を積み上げていくことが、療養に役立つものと思います。

 

 


今の自分を肯定的に受け止めることが、自然と出来るようになりますように。

 

 

すくっと立てたよ!

 

 

 

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なおこ心理相談室 」 臨床心理士 足立直子

 

 

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