クラクラな日常~king☆kazumaブログ~

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辺境にあるこの村で殺人事件が起きた。被害者は「森矢アチャ子」。外的な衝撃で、全身打撲で絶命していた。が、顔には傷一つなく、眠るような美しい表情はそのままだった。アチャ子の仕事道具でもある弓と矢はその傍らに置かれており、手には本人が書いたと思われるメモを握っていた。(事件篇はこちら

誰が殺した 駒鳥の雄を
それは私よ スズメがそう言った
私の弓で 私の矢羽で
私が殺した 駒鳥の雄を


童謡として有名なマザーグースの「誰が駒鳥を殺したのか?」の一篇である。5人の容疑者が浮かび上がるも、動機、アリバイともに決定打が見えてこない。


「マチ子さん、5人の中で怪しいのが誰かわかりますかな?」大工田はすでにわかっている素振りであった。

「うーん、動機として怪しいのは緑山ですかねぇ、ティアラには興味があったという・・・あ、でもティアラは盗まれていない?」

「そうですな」大工田が煙草に火をつける。

「あー、煙草ならあっちで吸ってくださいよー。アリバイはみんなあるようですね」難しいわ。

「では、まず5人の容疑者のコメントをもう一度確認して、あり・なしで判断してみましょうか」

「あり・なし? あ、つまり動機あり、アリバイなし、が一番怪しいと?」

「ワッハッハ、まぁ、そうなりますな」

・馬場凛音(バーバリアン)

動機:なし(同志って感じですよ)
アリバイ:あり(合コンに行っていた、証人ババキンもしくはバルキリー)


・黒田慈愛助(ジャイアント)

動機:なし(特にかかわりがなかった)
アリバイ:あり(キャンプでみんなとバーベQ、証人ペッカ)


・緑山五三男(ゴブリン)

動機:あり(ティアラに興味あり)→なし(ティアラは盗まれていない)
アリバイ:あり(隣の村に押し入っていた、証人ゴーレム)


・黒川バル夫(バルーン)

動機:あり(見とれるほど美しい、僕もよく狙われていた)
アリバイ:なし(何をしていたか曖昧)


・宇井佐渡男(ウィザード)

動機:なし(アオイちゃんにゾッコン)
アリバイ:あり(その日もお店にいた、マスターかアオイちゃんが証人)


「ハッ!?」マチ子がプロファイルをしていて、気づいたようだ。動機として関わりが「あり」となったのは緑山五三男と黒川バル夫となるが、ティアラが盗まれていないことから、緑山は動機なしとなる。そして、アリバイに関して、唯一曖昧で証人が居ないのは黒川だけになる。純粋に推理していけば、黒川バル夫が最も重要参考人となる。

「黒川を取り調べますか?」マチ子は警部補としての正義感か鼻息を荒くしていた。

「マチ子さん、もうひとつ大事なことがあるんですよ」

「はい?」

「アチャ子さんが持っていた、マザーグースのメモなんだ。あたしには、どうしてもあれが引っかかっていてねぇ」

「ああ、どの辺が気になるんですか・・・?」マチ子も確かにメモの存在が何かにつながるかもしれないと予感していた。

「マチ子さん、まぁ、本人に聞いてみよう。黒川を尋ねてみますかな」

「わかりました」

大工田とマチ子は、町はずれのバルーン工場に向かった。黒川が二人に気づき、軽く会釈する。

「どうも、刑事さん。何か・・・わかりましたか?」

マチ子が、真っ先にしゃべろうとしたのを大工田が肩を叩いて、止め、ゆっくりと話し始める。

「黒川さん、失礼ですが、アチャ子さんとはどんな関係だったのですかね」

黒川は、大工田と目が合ったのをそらして、応える。

「とくに何か関係があったというわけじゃなくて、何度かすれ違ったという感じでしょうか」

「ほう、すれ違った」大工田は何かをこじ開けようとしている。

「毎回、バルーンからよく見かけるんですよ、アチャ子さん。たまに目があって挨拶する程度ですけど・・・なんだか、何回か会ううちに攻撃しづらくなっちゃって」

「兵士としては、よくないですな」大工田はさらに何かを引き出そうとしている。

「黒川さん、森矢さんとは直接お会いしたことはあるんですか」マチ子が割って入る。

「ええ、文通といったらあれですけど、手紙はたまにやりとりしてましたよ」

「ほうほう、手紙ですか・・・」大工田の眼光が鋭くなった。

「黒川さん、アチャ子さんの遺体が見つかった時にメモがあったのはご存じで?」

「いいえ、何のメモですか?」黒川がちょっと慌てた感じで切り返す。

「おかしいですなぁ、あのメモはあなたに向けて書かれた恋文、いや懺悔の手紙では?」

「どういうことですか?」マチ子が思わず声を上げた。黒川は黙ったままうつむいた。

「あのマザーグースの歌、英語の原文はこんな感じですな」

Who killed Cock Robin?
I, said the Sparrow,
with my bow and arrow,
I killed Cock Robin.


「最初の“誰が殺した 駒鳥の雄を”と、始まる部分。駒鳥というのですから空を飛んでいる方のことでしょうな。そして雄、すなわち男性であると。つまり駒鳥はあなたのこと、いやあなたの仲間たちのことでは?」

「・・・空を飛ぶのは僕らだけじゃないですよ」黒川は絞り出すように反論した。

大工田は意に介さず、続ける。「そのあとに童謡はこう続く、“それは私よ スズメがそう言った”と。スズメというのは“ Sparrow”と書きますが、これは比喩ですな。頭のSpを取ると“arrow”となる。つまり弓矢を使う者の意味とも取れる。もっとも、次の節で“私の弓で 私の矢羽で”と手段そのものが登場するわけだけれども」

「駒鳥とはバルーンのことというわけですか?」マチ子が尋ねる。

「そのまま続けると、“私が殺した 駒鳥の雄を”となっていますから、実は逆で森矢アチャ子さんが黒川さんを殺そうとしていた、実はあなたの方が狙われていたのではないですか? 違いますか?」

しばらくの沈黙ののち、それまでになかった強い口調で黒川が応対する。「違います!」

「探偵屋さん、随分ひどい推理しますね。アチャ子さんほどの優しい人が僕なんかを殺そうとするわけがない」

「そうですかな」大工田は作戦を変えていない。

「では、黒川さん、アチャ子さんがなぜ“高い場所にいる”と知っていたのですかね? あなたに動機を尋ねたとき、あなただけがアチャ子さんがアーチャータワーの高い場所にいることを知っていた!」

黒川とマチ子の顔色が変わった。

「たしかに、他の人は普通のアーチャーとして見ていたけれど、黒川さんだけ“高い場所”と言っていたわ!」

「なるほど・・・探偵屋さん、なかなかやりますねぇ、参りましたよ。けれども、残念ですが、これは殺人ではない、事故です」

「ええ!?」マチ子がさらに驚きの表情を見せる。

「聞かせて、もらえますか?」大工田がやさしく尋ねる。

黒川がまた沈黙した。そして、ようやく重い口を開いた。

「あれは、母の日が終わる寸前の夜でした。何度か村の行き来をしているうちに、アーチャータワーで番人をしているアチャ子さんに出会いました。対戦中なのでいつもすれ違いで、会釈するくらいでした。ただ何度か手紙でやりとりするようになり、アチャ子さんは戦うことに疲れてしまっているようで、どこか別の村に行きたがっていました。それで、その夜にチーフには秘密でアーチャータワーにバルーンで迎えに行ったんです。それでタワーからバルーンに乗り移る際に敵の襲撃がありまして、ライトニングの魔法が僕らに落ちてきたのです!」

「ほう・・・、煙草吸いますか?」大工田は一本を黒川に渡し、二本の煙草に火をつけた。

「それで、バルーンに渡れずに滑り落ちてしまったんです・・・」黒川が口惜しげな表情した。「本当はあのまま旅に出るはずだったのに!」

「じゃぁ、なぜ森矢さんはあのマザーグースのメモを持っていたの?」マチ子が不意に訊いてみる。

「あれは、一番最初にもらった手紙でして、探偵屋さんの言う通り、懺悔の手紙でした。アチャ子さんは僕を狙っていたわけじゃなくて、すべての駒鳥を叩き落とすのを罪に感じていたんですよ。・・・戦争って残酷ですよね。最初にもらった優しさと後悔の想いがつまった手紙だったのでアチャ子さんにずっと持っていてもらいたかったんです」

大工田とマチ子は顔を見合わせ、何かを思案している。

「どうします? 僕の言うことが信用できますか。それとも逮捕しますか。どちらでも構いませんよ」

「あたしは探偵なんでね、逮捕するかはマチ子さん次第ですな」

「もう~、最初に“殺人事件”だって言ったくせに」マチ子が困惑する。とその時、マチ子の携帯が鳴った。

「はい、はい。え、仮死状態だった!? 電気ショックで!? すぐに病院に戻れ? りょ、了解しましたぁ!」

今度は、大工田と黒川が顔を見合わせる。

「森矢さん、ずっと仮死状態だったんですって! 良かったわね、意識が戻ったそうよ」

「ほ、本当ですか! す、すぐにバルーン出します、お二人も乗りますか?」黒川の顔が晴れた。

「ああ、頼むよ。ただし、空からの魔法には気を付けておくれよ」大工田が大きく煙を吐いた。

三人はタウンホールにある警察病院を目指した。

(完)



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<あとがき>
本来は5月11日(月)12時更新予定だったのですが、朝から体調が悪く、5月12日(火)0時更新となりましたことをお詫びいたしますm(__)m いやぁ、最初から重いものを書くつもりはなくて、「人狼ゲーム」のような軽いものにしようと思ったのですが、実際に「殺人事件」なんて物騒なものを書いてしまったので反動があったのかもしれないですね。もともと誰も死なない、誰も傷付けないつもりだったのですが。事件篇、解決篇のちょっとした推理ゲームのように読んでもらえてれば幸いです。今後もカズブロならではの独創的な企画で楽しんでいただけるよう、書いてまいります。ではでは、また次回。
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