考えてみよう

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ダイバーシティ・女性の自律支援に取り組む

クラーク・フューチャー・コンサルタンツのブログです

なぜダイバーシティなのか。

なぜワーク/ライフ・バランスなのか。

自分のこととして考える。


なぜ今、ダイバーシティに取り組む企業が増えているのでしょうか。

どうして政府はワーク/ライフ・バランスを進めているのでしょうか。
これまでの「男は仕事、女は家庭」と、これからの「男も女も、仕事も家庭も」

概念の理解ではなく、自分のライフスタイルに結び付けて、自分のこととして、

自分の大切な家族、友人のこととして、考えてみませんか?
女性活用、ワーク/ライフ・バランス、子育て等、

政府や企業の取り組み、調査結果、社会の実情などを、

トピックスとしてお伝えしていきます。

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その1につづき、子育て支援の街づくりについて考えてみたいと思います。



【保育所待機児童数が少ない街】

1位

千代田区

http://www.city.chiyoda.lg.jp/menu/03/m0010201.html

0人

2位

台東区

http://www.city.taito.tokyo.jp/index/064567/index.html

46人

3位

荒川区

http://www.city.arakawa.tokyo.jp/a001/b002/m001.html

49人


【年少人口率(15歳未満)が高い街】

1位

江戸川区

http://www.city.edogawa.tokyo.jp/vestibule/PNLifeEventServlet?lifeEvent=L02&in=top

14.7%

2位

練馬区

http://www.city.nerima.tokyo.jp/guide/bamen2.php?b=01

12.8%

足立区

http://www.city.adachi.tokyo.jp/022/ichiran.html#02



【小児科医師数(小児人口1万人当たり)が多い街】

1位

新宿区

http://www.city.shinjuku.lg.jp/living_07.html

104.9人

2位

千代田区

http://www.city.chiyoda.lg.jp/menu/03/m0010201.html


79.9人

3位

文京区

http://www.city.bunkyo.lg.jp/konnatokiniha_kosodate.html

77.8人


ランキングの項目を見ると、子育て支援には「子ども用の施設がどれだけ整備されているか」「働きながら子育てをしやすいか」など、様々な切り口があることが分かります。

また各ランキングの上位の自治体は、項目によりバラバラです。複数の項目で上位となった自治体はわずかです。

パパママは、子どもにとってどのような環境が必要か、何を重視、優先するかを考える機会になるのではないでしょうか。


■子育て支援でパパママも自治体もハッピーに

パパママにとって、自治体の子育て支援を利用できることは、大きな力になります。また、子育て支援に力を入れる自治体は評判となり、子育て世帯が流入する要因になります。これは人口流出に悩む自治体にとって、非常に嬉しい存在です。

子育て支援でパパママはハッピー、人気のある街になることで自治体もハッピー。こんな関係が全国のあちこちで見られたら、皆がもっと住みよい街になりますね。

子どもがいるパパママ、もしくは将来子どもを授かりたいと考えている方にとって、自分の住む街では子どもがどのような環境に置かれているのか、とても気になりますよね。

RECRUITが発行している住宅情報誌「suumo」2010年1月13日号では、「東京23区子育てランキング」と題して、子育てに関するいろいろな切り口から、23区をランキングしています。

今回はこの記事から、子育て支援の街づくりについて、考えてみたいと思います。


suumo」ウェブサイトはこちらです

http://suumo.jp/


■子育て支援は自治体により様々

suumo」には以下のランキングが掲載されています。

(リンクは各自治体ウェブサイト内の子育て施策にとぶようになっています)


【公園面積(1人当たり)が広い街】

1位

江東区

http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/kosodate/index.html

8.8㎡

2位

江戸川区

http://www.city.edogawa.tokyo.jp/vestibule/PNLifeEventServlet?lifeEvent=L02&in=top

5.1㎡

3位

足立区

http://www.city.adachi.tokyo.jp/022/ichiran.html#02

4.6㎡


【図書館(人口1万人当たり)が多い街】

1位

千代田区

http://www.city.chiyoda.lg.jp/menu/03/m0010201.html

0.86館

2位

文京区

http://www.city.bunkyo.lg.jp/konnatokiniha_kosodate.html

0.58館

3位

北区

http://www.city.kita.tokyo.jp/menu/subtop/002.htm

0.44館


0歳児受け入れ保育所が多い街】

1位

練馬区

http://www.city.nerima.tokyo.jp/guide/bamen2.php?b=01

66ヶ所

2位

葛飾区

http://www.city.katsushika.lg.jp/subtop04.html

60ヶ所

3位

大田区

http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/kodomo/index.html

52ヶ所



その2に続きます。


働く女性の増加とともに、子どもを育てながら働く女性も増えています。

子どもを妊娠し、出産、育てていくにあたり、現状では女性が出産、育児休業を取得する場合がほとんどです。

この休業期間を、キャリアアップにつなげようとする女性が増えています。

今回は、妊娠・出産・子育てをサポートするBabyComesTrue プロジェクト(ベビカム)様が実施した『妊娠中~子育て中ママの「自分磨き」』アンケート結果から、仕事と子育ての両立を考えてみたいと思います。


ベビカム様が実施した『妊娠中~子育て中ママの「自分磨き」』アンケート結果はこちら

http://www.babycome.ne.jp/online/research/detail.php?vol=109


5人に1人のママが、妊娠中~子育て中の時期に、勉強や習い事

調査では、子育て中の方を対象に、妊娠から現在までに、資格取得や習い事をしたかを尋ねています。

その結果、「資格を取得した」という方が5%、「資格取得のための勉強をした(または、勉強中)」という方が8%、「習いごとを始めた」という方が7%で、合わせて20%の方が何らかの勉強や習い事を実行していることが分かりました。

また、「いつ頃から始めたか」という問いには、「妊娠前から」の方が33%、「妊娠中」が23%、「出産後1年以内」が16%、「出産後1年以上たってから」が28%でした。

体調が不安定になったり、子どものケアに追われる妊娠、出産前後に、新たな勉強や習い事を始めた方が、39%もいることは、この期間を「自分を高めるための期間」と捉えているからこその結果です。


■復帰後働くことを見据えた自己投資

妊娠中~子育て期に資格取得や習い事をした理由を尋ねたところ、「前々からやりたかった(が、それまで時間がとれなかった)ため」が最多の24%でした。次いで「手に職をつけるため」(22%)、「復職後のスキルアップのため」(20%)となっています。「手に職」と「スキルアップ」を合わせると、42%の方が、復職することを見据え、子育て期間を有意義に過ごそうとしていることが分かります。


■休暇を前向きに捉える

これまで企業が女性を活用してこなかった理由の1つとして、「女性は出産、子育てでキャリアを中断、もしくは退職してしまう」というものがありました。これは出産・育児休暇期間を「キャリアにとってマイナス」と捉えてきたからです。

しかし、今回の調査結果を見れば、必ずしもそうではないことが分かります。通常業務から離れるのを機会に、普段時間を費やすことができない知識の習得や、資格取得に励むことで、復帰後、より一層幅広い視野を持って、仕事に臨むことができます。これは企業、そして女性本人にとって、非常に大きなメリットです。

人口減少社会となり、成人男性の労働力が減る一方においては、女性が活躍できることが、企業の生き残りに必須となりつつあります。「出産・育児休暇」を「キャリアアップ」と捉える風土は、子どもを育てながら働く女性を応援するだけでなく、男性の育児休暇取得を促進することにもなります。

妊娠~子育て期間のキャリアアップによるワーク/ライフ・バランス。是非多くの企業で実現して欲しいですね。