5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


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5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

ここ数年続くMCバトルブームの火付け役ともなった、MSCの漢が主催したULTIMATE MC BATTLE(現在はLibraレコードが運営)の初代チャンピオンのカルデラビスタの、2005年発売の1stアルバム「千差万別」。

俺が思う優れたバトルMCの条件として、即興性、ライミング、フロウ、声、内容、などと多くの条件があるが、2005年のUMBで優勝した時のカルは、その殆どを兼ね備えていたように思えた。当時は決勝大会こそ見に行っていないものの、恵比寿のみるくで行われた予選なんかはツレと見にいったりしてたもんだ。

しかし、MCバトルはあくまでMCバトル。バトルで栄光を掴んだMCの全てが、優れた作品を世に残せているとは限らない。そんな事からも、ここ最近は「作品がダメなヤツはバトルが強くてもダメ」といった風潮すらあるように感じる。奇しくもここ日本では、エミネムやJINのように優れたバトルMCがデカいディールを掴んだとか、そういった景気のいい話は余り聞いた事がない。だからと言って、彼らの作品がダメな出来かというと、そういう事はないと思うのだが…。即興であれだけの観客をロックできるんだもの。

そこで検証の意味も含めて、俺が思う優れたバトルMC、もしくは実績を残したバトルMCの作品を中心にしばらく書いてみようかと思う。その第1弾としてはカルが一番 良い出だしになるのではないかと。

まずこのアルバム、ダメレコからのリリースという事もあり定価は1000円。サウンドプロデュースは、15曲中13曲をファンク入道こと、ダメレコCEOのダースレイダーが手掛けるといった仕様。その為か、アルバム全体としては非常に統一感が出ている。

4曲目「道理」、7曲目「後者」、10曲目「現実 ‐芸術‐ ステージ Ⅱ」、14曲目「喚」といった、耳ヲ貸スベキ楽曲も多くあるのだが、いかんせんカルのラップが一本調子すぎる。殆どの曲で、フリースタイルの時のあのフロウのままなのだ。トラックによって、もう少しビートへのアプローチを変えても良いのではないかと思うんだけどね…。もしくは、もう少しゲストを増やしてバラエティを出すとか。ダースとメテオがそれぞれ1曲ずつ参加しているが、後は全てカル1人でラップするばかりなのだ。

それに引き換え、ファンク入道がここで用意したビート群は かなりハイクオリティ。このアルバムが退屈しないで聴けるのは、トラックのお陰と言っても過言ではない。

全15曲+ボートラ1曲。
もう少し練り込んで作れば、ソートー良い出来になったアルバムだろうな~というのが正直な感想。まぁ、1000円という値段を考えると けして損はしない1枚ではあるんだけど、今は廃盤で余り売ってないってのも せっかくの1stアルバムなのに勿体ない。ダース、再発してやれよ。

少し酷評気味だが、初めてこのアルバムを聴いた時、MOBB DEEPの「THE INFAMOUS」に繋がる前の、「JUVENILE HELL」のような感覚を覚えたのも確かな事実。この後カルはダメレコを離脱し、自らインディーレーベルを立ち上げて2ndをリリースするのだが、そこから「SHOCK ONE」が生まれたかは、また次の機会に。

マイク3,5本、いや、3500VOLT。




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