5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。


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5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

妄走族の2000年発売の1stアルバム「君臨」。今でこそシーンにその名を知らしめている妄走族だが、デビュー当時はそのグループ名からも、「族上がりの元ヤン達が勢いだけでラップしている」的なレッテルを貼られがちだったし、けしてシーンからも歓迎されていなかった。まぁ、当時の彼らもシーンに与する考えなんてまるでなさそうなので、そんな外野の声はどこ吹く風だったのだろうけど。

アルバムの数ヶ月前にリリースされた4曲入りのCDを聴いてからというものソートー気になる存在だったので、このアルバムは発売されてソッコーで買った記憶がある。まだ全国的には無名に近かった彼らだが、「妄走族は人のライブにマイクジャックしに乗り込んでくる危ない連中だ」というウワサはよく飛び交っていた。オープンマイク中でのマイクの奪い合いではなく、ライブ中にマイクジャックとな?今までそんな過激な連中は聞いた事なかったので、非常に興味が沸いたものだった。

1曲目の「INTRO」は、「妄走族だバカ野郎」と雄々しい掛け声がスクラッチンされて幕を開ける。2曲目「君臨」はアルバムのタイトル曲で、MCが代わる代わる荒々しく君臨する。ココで一番目立つのは、「解らせてやるよ誰が支配者、クレオパトラも俺のチンポをしゃぶり欲しがる只の売女」や、「騒ぐなオマエが弱いわけじゃねぇ、この俺が強すぎるだけ」などに代表される剣桃太郎の過激なリリックだろう。3曲目「STUPID FUCKIN' TIMES」は、前述の4曲入りCDに収録されていた曲で、物悲しいトラックに女性コーラスも加わる重い1曲。これは3ヴァースめがメインだね。それにしてもDENのラップはナルシスト丸出しで好きになれないな~。

4曲目「¥」は、桃太郎 屈指のパンチライン「貧乏人は犯罪者」が飛び出す。もうそれだけで良い、この曲は。5曲目「WORLD族MUSIC (REMIX) 」は、オリジナルの方が全然良い。前述の4曲入りCDで一番好きだった曲なのに、変に勢いのあるトラックになって残念。6曲目「TOY THE LIFE」は、DENとZORROのGASCRACKERZ 2人による曲。ちなみに、妄走族のトラックは全てこのガスクラが作ってます。で、これはまたもDENのナルシストRAPがどうしても聴くに耐えない。ZORROは淡々とラップしていくタイプで技巧派とかではないんだけど、けっこうツボ。声が良い。

9曲目「家族 (666世紀) 」は、トラック、ブレイク時の声ネタ、ZORRO、桃太郎、神、般若の各4MC、全て非の打ち所がない出来映え!アルバム屈指のクオリティの曲ですよ、般若の変態性もこの曲で初めて気付いたし、桃太郎のパンチライン製造機っぷりもヤバい。10曲目「クソMC」は、当時話題になったK DUBディス曲。思えば、2008年現在 K DUBがここまで同業者やリスナーに軽視されている事や、2003年辺りにDEV LARGEが仕掛けた事すらも、全ては妄走族のこの曲が発端だったような気がする。だって、これが出るまでは別にバカにされキャラじゃなかったもんなK DUBも。

11曲目「PERFECT K.O」は軽快なトラックに乗せて、薫という女性シンガーをフィーチャーした曲。今の妄走族からは女性シンガーをフィーチャーするなんて考えにくいね…。で、これまた桃太郎のパンチラインと、ZORROのラップに持ってかれる曲だったりする。12曲目「核MIX」は、同名イベントも主催する、初期の彼らの代表曲の1つ。太鼓のようなドラミングの上での全員のマイクリレーがスリリングな曲なんだけど、フックでDENが壊してしまう。

15曲目「オーバードライブ (暴走妄為) 」は、疾走感のあるトラック上で全員でマイクを回す、アルバム後半のハイライト。初っ端からZORROの「来いよお巡り」がカッコ良い。神の「バンブー、あ・た・い・はガミ!」とかも今じゃ出て来ないラインっしょ(笑)ラストヴァースを務める般若の、「都会はシャブより速い、般若で射精しな」なんかも、普通は思いつきもしないパンチラインだよ。そこにシビれる憧れるぅ!16曲目「OUTRO」のあとは、ボートラが1曲あるんだけど、またDENのオンステージなので省く。

全17曲。
不良性を押し出しているという理由で彼らを聴かず嫌いするリスナーは当時は多かったが、未だにそんな勿体ない事をしている輩はいないよな?確かにこの頃はまだ、7MC全員が個性を発揮できてはいない時期だという事は、後の作品を聴く限りでも認めざるを得ないが、その中でも般若のリリックとフロウ、桃太郎のパンチライン、今では考えられないZORROの凶暴性、などと目を見張る箇所も多いし、GAS CRACKERZのトラックも良い。ZORROとDENの2人の共同作業で作られているのだろうけど独学なんだろうか。リリースを重ねる毎にZORROはビート作りにのめり込みラップをしなくなるが、むしろDENもそうしていればなお良かったのに。

また彼らは、誰かの下に付いてシーンに出てくるという事をしなかった最初のグループではなかろうか。今じゃ珍しい事ではないかも知れんが、当時はそんな連中は極端に少なかったし、リリース当時はまだ21~23歳くらいの彼らがそういった方法論でシーンに出てきた事は、図らずもシーンの活性化に大きく貢献したであろう。ちなみに、CDのサンクス欄に乗っているHIP HOP人脈は、MC仁義、風の人、後にメンバーになる565、下克上NYCのDJ無也、くらいだよ。馴れ合いは必要ないってか。

取り敢えず、同じS53年生まれのメンバーが多いから贔屓めかも知れんが、この1stからスデに俺は○妄のトリコになってしまったのだ。

マイク4本、いや、4000VOLT。




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